ROYの発声
ROYの特徴
- ダミ声
- 喋るような歌い方
- ちょいちょい瞬音裏声挿入
- 吐くようなシャウト
ダミ声
鋭くてちょっと枯れてて、味のあるダミ声ですね。
ダミ声とは言えしゃがれた感じというよりは、朝市の競りのおじさんとか浪曲師が出すようなダミ声に近い感じ。
喉仏を上げて声帯を閉じ気味にすると、ROYさんのようなダミ声になります。
また、語頭にノイズが乗っていることが多く、逆にフレーズの途中はクリーンな場合が多いように聴こえます。
なので、ノイズを鳴らしたいところ(概ね語頭)で仮声帯をちょっと閉めて、ノイジーなスパイスを歌にまぶしましょう。
喋るような歌い方
歌いだしからして、リズムを崩した歌い方をされています。
なんとなく「歌う」というよりは「喋る」感じで、サビ以外は大体そんな歌い方です。
「喋るように歌う」というのがよく分からない場合は、後ノリを意識して歌ってみましょう。
後ノリにするだけでも、少しは「喋る」感を演出できます。
また、ただの喋り方ではなく、ちょっとねっとりした喋り方のような気がします。
ということで、語頭で少しだけしゃくるイメージを持って歌ってみましょう。
スッとストレートに発音するよりも、ROYさんっぽさを体感できます。
ちょいちょい瞬音裏声挿入
- Aメロ「What we're waiting for」
- Bメロ「Don't have to move your head」
- Bメロ「Oh, Do it just shake your hips」
- サビ(01:49~)「Shake your hips, Shake it」
- サビ終わり「Do the hip shakin' baby(bay b-e-e-y)」
- 曲終わり「イエーエーエーエーエー」
などなど、一瞬裏声→地声という歌い方をよくやっているように思います。
いわゆる「ヒーカップ」ってやつですね(「ヒーカップ」が語尾を裏返すことのみを指すならば、語頭を裏返すのは「逆ヒーカップ」とでも言いましょうかね)
一瞬裏声→地声が上手くできない場合は、ゆっくりと歌ってみましょう。
テンポを落とすと一瞬裏声→地声がやりやすくなります。
吐くようなシャウト
ギターソロの直前で、「ウワァーーー」とゲ〇を吐き出すようなシャウトをしています。
〇ロって言うのは少々不適切かもしれませんが。
このシャウトは、
- ①息を吐き続けながら、息を止める
- ②恐る恐る、ゆっくりと「ア」を発音する
以上の手順で、近いものが発声できます。
びっちり閉じた声帯の隙間に声を通す感じです。
ギチギチとしたノイジーな声が出せたら、段々と呼気を増やしてノイズを大きくし、「ウワァーー」と発音しましょう。
デスボイスの見地で言えば、フライスクリームと近いように思います。
まとめ
- 喉仏上げ気味&声帯閉じ気味&語頭仮声帯閉め
- 後ノリ&しゃくり
- 語頭で逆ヒーカップ
- 息止めながらゆっくり声出す→ROYさんシャウト