ルイ・アームストロングの発声
ルイ・アームストロングの特徴
- 愛すべきダミ声
- 笑っているようなビブラート
愛すべきダミ声
サッチモについて語られる際、必ずと言って良いほど触れられるのがダミ声じゃないでしょうか。
しゃがれ声、かすれ声とも言えますかね。
このザラザラしたダミ感を得るために、仮声帯を少し閉めましょう。
強く閉め過ぎるとザラザラというよりはガリガリになってしまうので、閉め具合は少しで良いです。
そのほか「I see skies of blue and clouds of white」や「Are also on the faces」、「how do you do」や「They're really saying I love you」など、所々でパワフルなトーンになっています。
こうしたところはがなりましょう。
また、ノイズが鳴っていない語尾を聴くと、ハスキーボイスであることが伺えます。
なので、声帯をやや閉めて呼気を吐き気味にすると良いかと思います。
笑っているようなビブラート
ビブラートの波が大きく、スタッカート気味のビブラートですね。
また、ビブラート時は声量がぐっと落ちています。
形容するならば、乾いた笑いをしているかのようなビブラートじゃないでしょうか。
乾いた笑いでイメージが湧かない場合は、愛想笑いを思い浮かべてください。
前述したハスキーボイスの点と繋がりますが、声帯を閉じ気味にし、且つゆるく固定した状態で「あ・あ・あ・あ・あ」と小刻みに発音してみてください。
乾いた笑いを体感できるかと思います。
あとは「あ・あ・あ・」で言うところの文字と文字の間隔を広くとって発声すれば、サッチモビブラートになります。
細かい点ではありますが、ビブラートの波に合わせて顔を揺らすと、ビブラートが掛けやすくなります。
実際に彼もそうしているようです。
まとめ
- 仮声帯閉め&声帯閉め&呼気多め
- パワフルな部分はがなる
- 文字間広めの乾いた笑い=サッチモビブラート