スティーヴ・ペリーの発声 | 発声の分析

スティーヴ・ペリーの発声

今なお絶大な支持を集める世界的バンド、ジャーニーの伝説のボーカル、スティーヴ・ペリーさんの発声を分析します。

1973年から現代に至るジャーニーの歴史の中で、彼が在籍していたのはたった10年ちょっとですが、彼がジャーニーに、並びに世界に与えた影響は計り知れません。

参考 スティーヴン・ペリーWikipedia

 

スティーヴ・ペリーの特徴

 

・色っぽいハスキーボイス

・高音になるほど母音が「ア」「エ」気味

・母音がしっかり聴こえるビブラート

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色っぽいハスキーボイス

 

甘いような、色っぽいような、とにかく絶妙な良い具合のハスキーボイスですよね。

声帯を結構強めに閉鎖して気持ち呼気を多めにするとハスキー感が出ます。

また軽やかなトーンなので、喉仏は解放しておきましょう。

部分的に言えばちょっとハイラリ気味なところもあるので、ちょい上げても良いかもしれません。

口の開け方はどちらかと言えば横気味な気がします。

なので口角をうっすら上げる意識で口を開けましょう。

あと全体を通して若干ではありますが、鼻の奥で響いたような声が散見されます。

分かりやすいところだと、

00:26「Feeling your heartbeat」

00:47「We sailed on together」

01:15「believe what I say」

など。

声を前に飛ばすよ言うより、鼻の奥へ向けて飛ばすイメージを持つと良いかと思います。

具体的に言えば全体的にうっすらと、ほんのちょこっと開鼻させましょう。

 

高音になるほど母音が「ア」「エ」気味

 

高音域になると母音が全体的に「ア」、または「エ」気味に聴こえます。

例えばサビの「with open arms Nothing」を例に発音をカタカナで表記すると、

普通の発音「ウィズオァープェンナアーアーンムズ ンナッスィン」

ペリー氏の発音「ウィズナアーームズ ーン」

こんな感じかと。

「普通の発音」が普通かは自信がありませんが(笑)

口をしっかり閉じず、開きっ放し気味で発音しているイメージです。

また、映像を観た感じだと彼は「ウ」や「オ」の口の形はほとんどせず、「ア」や「エ」のような口の形であることがほとんどのように見受けられます。

口の開きによって「ア」「エ」気味の発音になるのか、「ア」「エ」気味に発音するからそういう口の開き方になるのか分かりませんが、この点を心の隅に留めておくと良いかと思います。

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母音がしっかり聴こえるビブラート

 

サビ前やサビ後のビブラートを聴くと、母音をしっかりと発音している印象があります。

波の周期はそんなに細かくなく、滑らかさも弱めかと思います。

このことから、彼のビブラートは連続母音ビブラートの特徴をちょっと強めに押し出したビブラートに分類されるではないでしょうか。

ただし、サビでは波がちょっと細かくなり滑らかさも上がったビブラートになっているように聴こえます。

その代わり波の深さが浅めになっていませんか。

あと下顎を揺らしてビブラートをしていますね。

「スティーヴ・ペリーが歌う”Open Arms”を完コピしたいんだ!」という方は、ビブラートの使い分けも意識しましょう。

 

まとめ

 

・声帯の閉鎖強め&口角上げ気味に&ちょこっと開鼻

・口の開き方は「ア」か「エ」を基本にする

・波の質が違うビブラートを使い分ける