フランク・シナトラの発声 | 発声の分析

フランク・シナトラの発声

ジャズやポピュラーミュージック界のゴッドファーザーと言っても過言ではない、偉大なボーカリストです。

シナトラさんの魅力を一言でまとめるならば、『香り』でしょうか。

古き良きアメリカの都会を歩くイイ男の香りを纏った彼は、多くの人を魅了しました。

参考 フランク・シナトラWikipedia

 

フランク・シナトラの特徴

 

・太い声
・『歌う』と『語る』の使い分け

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太い声

 

太くて味わい深い声をされていますね。

味で例えるならば、こってりしょうゆ味といったところでしょうか。

開鼻声がベースになっているように見受けられます。

話声からして若干開鼻声気味のような。

ただし、開鼻声にさせ過ぎずに自分の地声を押し出す意識も必要です。

開鼻声過ぎると高音になるにつれて、のっぺりしたような、詰まったようなトーンになってしまうからです。

また、彼は話声と歌声の差があまり無いので、話声感も多く含ませなければなりません。

なので開鼻声と地声のバランスを取るように努めると良いかと思います。

喉仏は下げ気味にして声を太くさせましょう。

喉仏を下げただけでは芯の薄い声になるので、声帯を閉鎖させて太くて芯のある声にしましょう。

 

『歌う』と『語る』の使い分け

 

メロディーに沿わず、つぶやくように語るように歌う箇所が多く見られます。

例えば「オレの名前は シーナートーラーだーーー」というフレーズがあったとします。

『語る』ような歌い方で歌うと「オレの名前は ……シナトラダッ」みたいに。

分かりにくいですよね(笑)

『語り』は主に語尾で見られますね。

コツではありませんが、メロディーに合わせる部分と合わせない部分のメリハリを意識すると良いかと思います。

「さっきのフレーズでは歌いきったから、次のフレーズの頭は語り捨てるようにしよう」

「このあとのロングトーンは歌い上げたいから、その直前はメロディーを崩そう」

などなど。

ただし『語る』要素が多すぎると聴く側に違和感を与えるので、3(語る):7(歌う)ぐらいの割合にしましょう。

 

まとめ

 

・基本開鼻声にさせるが、開鼻声の性質が出過ぎたら地声を出すように意識する
・喉仏は下げて声帯も閉鎖させる
・『語る』部分を要所要所ではさむ