なり山あやぐ
   1. サー なりやまや なりてぃぬ なりやま
     すぅみやまや すぅみてぃぬすみやま
     イラユマーン サーヤーヌ すぅみてぃぬ すぅみやま

   2. サー なりやま んみゃいすてぃ なりぶりさます なしゅう
     すぅみやまや んみゃいすてぃ すぅみぶりさます なしゅう
     イラユマーン サーヤーヌ すぅみぶり さます なしゅう

   3. サー ぬうまん ぬうらば たずなゆ ゆるすなしゅう
     みやらびやーいき くくるゆるすなしゅう
     イラユマーン サーヤーヌ くくるゆるすなしゅう

   4. サー ぬうまぬ かぎさや しるさどぅ かぎさ
     みやらび かぎさや いるどぅ かぎさ
     イラユマーン サーヤーヌ いるどぅ かぎさ

   5. サー ぶりゆし なんみゃ あまいどぅ ゆしず
     ばんぶなりゃ あまいどぅ んかい
     イラユマーン サーヤーヌ あまいどぅ んかい


  1.2番は、毎日出かける慣れた山。隅々まで知り尽くし、身にも心にも
  染まりきった山。そんな山へ出かける夫に「ゆめゆめ油断なさらないように」
  と妻が心配している様子が読み取れます。
  「なりぶり すぅみぶり」の<ぶり>は、狂っている様で、漫画ぶり、みどぅん(女)
  ぶり等々、今でも使用される言葉ですが、ここでは、油断大敵と言う意味。
  2番の「んみゃいすてぃ」と「さまずな」は敬語で、「お行きになって」「〜なさらな
  いで」という意味です。

  3.4番は、馬の美しさ、若い女性(ここでは遊女のことか・・)の美しさは色白だ
  と強調している。馬に乗るときは手綱を放さないよう、みやらび屋(遊郭?)に
  行って、見た目の美しさに惑わされないよう忠告しています。

  5番は、幾重にも寄せて来る波は、笑って寄せて来る。私の妻は(ぶなりゃ=
  みどぅん=女 ここでは、妻)笑って迎えてくれる。