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のレポート

2002/11/17 sun
住吉神社能楽殿

去る、2002年11月17日に「島唄ナイト」と称されるライブシリーズ(チラシ/裏1/裏2)のSpecialとして福岡で初となる「どんと院まつり」が行われました。異色ともいえる神社の能楽殿でのライブですがこれが意外なほどぴったりの素晴らしいおまつりとなりました。それでは当日の模様をレポートしようと思います。(※なお、ライブ中の写真はフラッシュを焚きませんでしたのでブレブレで不鮮明です。申し訳ありません)



住吉神社は博多の町のど真ん中にある神社です()。海に関係する神様が三人も祀られているそうで会場を竜宮城に見立てている今回のどんと院まつりにはまさにうってつけ。能楽殿も非常におもむきのある建物でした。福岡市の指定有形文化財に指定されています()。そのすぐ横のほうには土俵もあったりしておすもうさんになりたかったどんとさんを思い出さずにはいられません(笑)
(クリックすると大きな画像が別ウインドウで開くものもあります)
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鳥居
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七五三のシーズン
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土俵
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観客席
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舞台
入り口から能楽殿に通じる道には拡大コピーをされたどんとマンガが貼ってありました。一歩一歩どんとの世界に足を踏み入れていく感じで良かったです。会場に入ってまずびっくり。上の画像のように本格的な能舞台です。客席はL字型で畳敷きに座布団といったたたずまいでした。徐々に増えていくお客さんも小さなお子さんからご年配の方までいらっしゃいました。いつも以上に幅広い客層の印象です。今まで体験したどんなライブとも違った雰囲気に思わず始まる前からテンションが上がってしまいました(笑)
ようやく薄暗くなりはじめた17時過ぎ、いよいよおまつりの開始です!

インド舞踊/直原牧子
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いきなりシタールの音が流れてきたかと思うと純和風の舞台にインドの衣装をまとった直原さんが登場。一種異様な雰囲気があたりをつつみました。しょっぱなからすごい展開です。踊りは静と動を繰り返しつつ激しさを増し足首の鈴の音が絶妙なリズムを刻みます。気分はもうマハラジャです(笑)
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コトホギ
続いてはディンカ・ドゥンクのマサハさん、AMANAのさちほさん、アーマンのこやまよしこさんの3人からなるユニット「コトホギ」です。先程のインド舞踊の激しさとはうって変わって、の〜んびりムード。コトホギをワープロ変換しようとしたら「寿ぎ」や「言祝ぎ」とでました。神様にお能を奉納する舞台にまさにぴったりです。 ・
田原マサハ
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小山良子
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小嶋さちほ
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てぃんさぐぬ花
マサハさんがウクレレ、こやまさんが三線、さちほさんがライアでした。ライアはシュタイナーのハープだそうです。初めて実際に見ましたが美しい形をしています。音も素敵でした。こやまさんとさちほさんの唄声がとてもやさしくて心地よかったです。
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なり山あやぐ
マサハさんは楽器をジャンべと鈴に持ち替えです。なりやまあやぐは宮古島の唄です()しかし、さちほさんいわく「なんかモンゴルのほうの唄っぽくも聞こえるよねえ」・・・確かに〜。アップテンポのクイチャーも良いですが祈りの唄であるあやぐもしみじみしてて良いです。
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こきりこ節〜砂山〜ハニームーン〜
マサハさん、ギターに持ち替える。こきりこ節は富山県の民謡。窓のさんさもデデレコデン〜♪そしてメドレーでいつのまにか、北原白秋/中山晋平による「砂山」へ。みんな呼べ呼べ お月さま出たぞ〜♪と歌ってお月さまが出たかと思ったら次は「ハニームーン」へ!!(細野晴臣さんの名曲です)正直ゾクッときました。そして再び砂山へ・・・と思いきや今度は歌詞が荒海ではなくちゅら海に。ついにはうちなーのちゅら海にまで到達してしまいました(笑)このメドレーが聞けただけでも今回来た甲斐がありました。実に素晴らしかったです。 ・
おぼくり〜ええうみ
奄美の加計呂麻島の民謡。朝崎郁恵さんも唄っていると紹介がありました。沖縄の民謡なんかと比べるとあまり聞く機会のない奄美の民謡ですが新鮮でした。いつかじっくり聞いてみたくなりました。そういえばこれも歌詞にお月さまが出てきますね(笑)
安里屋ユンタ
ここで特別ゲストです。お名前がよく聞き取れなかったのですがこやまさんの福岡時代の最初の民謡の先生だそうです。せっかく福岡だからということで急遽ご出演が決定したそうです。味のある歌声を堪能させて頂きました。マサハさんは再びジャンべ、さちほさんが三板(さんば)を鳴らします。サーユイユイ♪

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ベリーダンス/辻香
前半最後は辻香さんのベリーダンスです。中東全域を発祥とする踊りでとても妖艶です。腹部や腰をくねらせて踊るためbelly(腹)danceと呼ばれるようになったそうで、母体礼讚の意味合いもあるとか。今でもアラブ諸国ではお祝いの席には欠かせない踊りです。本当に竜宮城にでもいる気分になってきました(笑)2曲目はろくろうさんのジャンべとマサハさんの鈴をバックでの踊りでした。頭に乗せた剣を落とさないままに激しく踊る場面はまさに圧巻でした。 ・
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そういえばこやまさんが「ベリーダンスは今、星中ではやってます」とおっしゃっていました。ウケました。世界中といわず星中ってところがなんか良かったです(笑)
さて、これで前半は終了。休憩を挟んでいよいよ「アマナ」と「どんと院バンド」の登場です。

-休憩-

Amana
後半の始まりです。アマナはベースの小嶋さちほさん、ハルモニウムの根間洋子さん、アフリカ楽器の近藤ヒロミさんの3人で結成されたグループです。今回はヒロミさんの代わりにダダチャイルドのろくろうさんが参加。 ・
根間洋子
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小嶋さちほ
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ろくろう
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アマナ -潜在する力
アマナのテーマソング。根間さんのハルモニウムとさちほさんの笛の音から始まりろくろうさんのジャンべが加わる。途中の日本語詩はアルバムには無いので「へ〜」って思いました。
ブダジャナ -ブッダへのオマージュ
サンスクリット語の歌。インドのベンガル地方のお寺で根間さんが教わってきたブッダへの讃歌だそうです。
バガバン -帰依 インド宗教歌
ヒンドゥー語の歌です。神様神様わたしの体の中の汚れをどうぞきれいにしてください。そして美しい世界になりますように。と言う祈りが込められた歌。

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赤田首里殿内(あかたすんどんち)
沖縄本島のわらべ歌です。手遊びで子供に頭やヒジなどの場所と名前を教えます()。マサハさんとこやまさんも加わり会場のお客さんも一緒になって手遊びです。しーやーぷー しーやーぷー♪のお囃子で両手を頭の上へ、みーみんめー みーみんめー♪で耳をつかみます。ひーじんとー ひーじんとー♪では左右のヒジを交互に指さし、いーゆぬみー いーゆぬみー♪で交互に手のひらを指さします。単純なんですがスピードが上がってくると結構混乱します(笑)「色んな人が混じって遊ぶ嬉しさ。それが弥勒様の世の中だよ。」楽しい一曲でした。
ダイダイ -地球
軽快なリズムに乗ってベリーダンサーの辻香さんも舞台へ登場。曲が進むにつれジャンべの嵐に。ウルレーションも巻き起こります。

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大変盛り上がったアマナが舞台を去るとセッティングを変え、さあ次は「どんと院バンド」です!


どんと院バンド

小嶋さちほ:ベース、ヴォーカル
ろくろう:ギター、ヴォーカル
マサハ:ジャンべ、ウクレレ、ギター
松尾ケンジ:ジャンベ(飛び入り)

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最後はみんなでどんとさんの歌を高らかに歌い上げます。(飛び入りパーカッションの松尾さんはこやまさんのお友達だそうです。福岡で「THE BIG NOSE」というバンドのドラムスとしてご活動中です。) ・
おめでとう
どんとソロアルバム「DEEP SOUTH」に収録。「ほんとうによくきたね、おめでとう」とろくろうさんが切々と歌い上げます。マサハさんのギターソロも胸にしみました。
あたたかい方へ
どんとソロアルバム「ごまの世界」に収録。個人的には一番聞いているアルバムかもしれません。名アルバムです。ろくろうさんはブルースハープも。
ゆ〜らゆら 祭りの国へ
BO GUMBOSのアルバム「ULTRAVELIN' ELEPHANT GUMBO」に収録。このアルバムの中でも最も好きな曲なので非常に嬉しかったです。1992年の発売ですね。もう10年ですか。早いです。 ・
ラスタカウボーイ
どんとさんいわく「98年唯一の新曲」(笑)CDにはなっていません。結構CDになっていない名曲って多いんですよねえ。「LSDがほしい」とかまた聞いてみたいなあ。以下は99年のライブの時に聞き取った歌詞です。なんて楽しい歌なんでしょう!

牛が草を食べ 俺は草を吸う 俺たちゃ兄弟だ 人呼んでラスタカウボーイ
寒い夜は抱き合って 俺と牛とが眠ります 夢の中でも乳絞り おいしいミルクを飲もうよ

*さみしい時は一服 うれしい時も一服 俺たちゃ兄弟だ 人呼んでラスタカウボーイ

今日は友達のコンサートです からっぽバスにゆられて3時間 やっと渋谷に着いたのに 頭がくらくら トイレでひと休み
趣味はレコード鑑賞さ たまにはボブちゃん(マーリィ)の新譜でも買おうかな
だけどレコードがないCD屋ばかりで やべえ俺CDプレーヤー持ってないよ
道に迷って一服 道路の下で一服 街には住めないが 人呼んでラスタカウボーイ

・ *くりかえし

街には住めないが 人呼んでラスタカウボーイ
恋人は牛だけど ラブラブのラスタカウボーイ
自分ではかっこいいと思っているラスタカウボーイ
坊さんごっこ
BO GUMBOSのアルバム「GO GO KING LIVE!」に初収録。「SUMMER OF DONT 実況録音盤1998」にも収録。どんとさんが「GO GO KING LIVE!」版は「色々音が入りすぎてちょっと違っちゃった」と言われてたのを聞いたことがります。今回のライブはシンプルな中にも深みと滋味があってどんとさんの思っていた「坊さんごっこ」により近い気がしました。メインボーカルはさちほさんです。冒頭の正信偈や祝詞っぽいところも素敵でした。ちなみに正信偈はどんとさんの好きなお経です。個人的にも小さなころに祖父母と一緒によく唱えていたので馴染み深いお経です。
おどりにいこう
どんとソロアルバム「DEEP SOUTH」に収録。ここで会場のお客さんがみんな立ち上がります。みんながゆれていました。どこからかどんとさんの声もしてくるような感覚。 ・
カリプソちゃん
どんとソロアルバム「DEEP SOUTH」に収録。アップテンポの曲調に会場中が手拍子足拍子でおまつりの雰囲気も最高潮です。いつも思うのですが根間さんの動きって面白いです(笑)この曲ではマラカスを振っていらっしゃいました。みんなのりのりです。楽しい!
どんとソロアルバム「DEEP SOUTH」に収録。海の幸のアルバム「RAINBOW ISLAND」にも入っています。また、BEGINもカバーしています。前日の島唄ナイトでもBEGINが歌ったそうです。初めてナマで聞いた時のことです。ちょっと出だしにしくじったどんとさんが「まだオレにはこの曲のコンセプトは難しすぎたのかな」とつぶやいたのを覚えています。しかし今や沢山の人が「波」を歌い、どんとさんのメッセージをしっかり受け止めています。前日のBEGINに続いて二日続けての能楽殿での波の奉納。ちょっとした奇跡です。素晴らしい夜となりました。


さて今回のおまつりはこれでおしまいです。
本当に心から万歳でもしたい気分でした。するとさちほさんが「嬉しくってたまんないんで万歳しちゃっていいですか?」(!)会場中がそんな気持ちだったんでしょうね。
バンザーイ!
出演者のみなさま、企画のにしだあやこさん、スタッフのみなさん、TAMAKIさん、とみにさん(友)、本当に楽しかったです!ありがとう!

記念撮影

どんと院まつり記念撮影

おまけ

マサハ
マサハさんからソロアルバム「Whole Trip Music」を売っていただきました。
おまけにサインと記念撮影まで・・・。嬉しかったです。
帰ってじっくり聞きました。のんびり素敵なアルバムでした♪
そうそう、この頁の上部にある勝手に書いたタイトルを褒めて頂いたのも嬉しかったです(笑)

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