taste of
SWEET LOVE
masterpiece 1969-79

53分07秒 1997.8.21発売 TCCN-28038
Amazon.co.jp→Taste of Sweet
アニメ世界名作劇場の名曲を様々なアーティストがカバー。
発売当時アニメタルなどアニメソングをメタルでカバーしたりという企画が結構あった。
しかしこのCDは、そんな流行とは明らかに一線を画している。
各曲ごとに全くバラバラなアーティストによってカバーされているにも関わらず、
アルバム全体を通した統一感が損なわれていないのはすごい。
この絶妙なバランス感覚は名作劇場の名曲ぞろいの音楽によるところが大きいのではなかろうか。
まさに企画の勝利と言える。
強烈な個性と、どのように料理されても輝きを失わない優れた楽曲の妙をお楽しみください。
01 メモリーズ 19:30 / 緒川たまき
このアルバムの序章。
ヌンチャクの演奏する「草原のマルコ」をバックに緒川たまきが話し掛ける。
朗読?MC?・・・とりあえず歌ではない(笑)
タイトルの19:30というのは日曜日の名作劇場の始まる時間。
皆様もむかし家族でみたのではないでしょうか?
それではアルバムのはじまりです。
02 おしえて / The POiSON GiRL FRiEND
「アルプスの少女ハイジ」より。
打ち込みの音に「nOrikO」のウィスパー系のボーカルがからむ。
明るく楽しいアレンジです。
03 よあけのみち / FRANK CHICKENS
「フランダースの犬」より。
♪ラララ ラララ ZINGEN ZINGEN KLEINE VLINDERS♪のフレーズが耳に残ります(笑)
バックはやはり打ち込み系なのですが、素朴なボーカルがほのぼのとした感じをかもし出します。
04 きこえるかしら / SCUB A SCUBA
「赤毛のアン」より。
スクーブ・ア・スクーバは「ハナチャン(Vo.) with MELT-BANANA」ということです。
しかしボーカルって入ってるのでしょうか?なんかインストに聞こえるのですが・・・。
暴力温泉芸者のようなノイズも入ってますが旋律は確かに「きこえるかしら」です(笑)
05 ねえ!ムーミン / 川喜多美子
「ムーミン」より。
パンク系の元気なアレンジ。演奏はすべてNarita Shinobuだそう。
のんびりした原曲がこんなにアップテンポになるなんて!楽しいです(笑)
白眉!
06 スナフキンのうた / SLAP HAPPY HUMPHREY U
「ムーミン」より。
スラップ・ハッピー・ハンフリーUは、
「赤痢」のUemura(vo)、「非常階段」のHiroshige(g)、「ソルマニア」のOhno(g)、
のユニット名。
スナフキンのイメージそのままに少ない音数でたんたんとしたアレンジ。
ノイジーなギターの音もグッド。
07 かあさんおはよう / MEMBOUS
「ラスカル」より。
メンボーズ節炸裂。その名の通り綿棒で耳をこちょこちょくすぐられるかんじ。
あるトコで読んだのですがあのBECKがメンボーズを絶賛したそうです。
一体どこでメンボーズを知ったのでしょう!?謎です。
08 ミスター・アンデルセン / JON
「アンデルセン物語」より。
こちらもJON節炸裂。ラジカセを使った究極の宅録犬(※JONは犬)は健在?
JONファンとしては曲の最後の「ガチャ」って音が入ってないのがちょっと不満かも(笑)
今回はコーラス陣も加わりとっても豪華。脱力系?・・・いや、これがなかなか。
09 ロックリバーへ(英語版) / PETTY BOOKA from Kentucky
「ラスカル」より。
このアルバムはインディーズのアーティストが多いですがペティブはメジャーの大御所ですね(どこが!)。
カントリー調に仕上がっていて雰囲気は原曲そのままです。
10 アルムの子守唄 / CORSET
「アルプスの少女ハイジ」より。
CORSETは、「赤痢」の大西あや、秋吉康晴のユニット名。
まさに子守唄。のんびりと眠りにいざなうようなアレンジ。
途中にはいるリコーダーの素朴な音もお気に入りです。
11 ペーターとわたし / 340タンス・めれ
「アルプスの少女ハイジ」より。
340タンス・めれは、小川美潮と、大川俊司のユニット名。
シンセとボーカルの混ざり具合が最高。
たんたんとしたかんじのアレンジだけど色んな音がはいってて楽しい。
なによりこの声のファンなのです。良いです。
12 緑の陽だまり / 栗栖ゆきな VS LEDKING
「ロッキー・チャック」より。
パンクになってしまいました(笑)。
バックと栗栖ゆきなのボーカルのミスマッチが絶妙。
13 さめない夢 / MADEMOISELLE SHORTHAIR!
「赤毛のアン」より。
叙情性豊かなスローバラード風に。
原曲よりさらにスロー。ゆったりとした気持ちになれます。
14 草原のマルコ / 緒川たまき + NUNCHAKU
「母をたずねて三千里」より。
緒川たまきの語りで1曲目と同じパターンではじまるが途中から一転ヌンチャクの本領発揮デスメタルと変貌する。
このメリハリはもう芸術としか言い様がない。
緒川たまきのMCというか語りというか詩の朗読も他ではなかなか聞けないと思う(笑)
朗読と音楽の融合ってボーイ・ミーツ・ガールっぽい?
15 ペリーヌものがたり / PAGTAS
「ペリーヌ物語」より。
パグタスの脱力感を誘うボーカルで、ルンルン ルルル ルンルン〜♪と聞いていたら思わず笑みがこぼれます。
バックの音楽といいすごいなぁ・・・。脱力します。
16 キャンディのうた / さねよしいさこ
「アンデルセン物語」より。
マルコじいさんで有名なさねよしいさこさんです。
すごい個性的な人なのにこのアルバムの中に入ると普通に聞こえるのはなぜ!?(笑)
ホッとする歌声とアレンジで最後をしめくくるにふさわしい佳作。
大好きな1枚で良く聞くのですがいまだに勉強不足で謎が多いです。
とりあえずおすすめなのでCD店などで見つけたら聞いてみてください。
オムニバスのところやアニメのところやインディーズのところなど置き所も謎。
頑張ってみつけてください〜(笑)
あ、それから恐ろしいことに'98年には第2弾も出ているのですよ。
そちらも内海洋子(元ソウル・フラワー・ユニオン)や上野洋子(元ZABADAK)も参加している超豪華版です。
岸田今日子、杉山佳寿子、松尾佳子の寸劇(それぞれムーミン、マルコ、ハイジ役)まで入ってるのはすごいけどどうかな〜(笑)
※敬称は略させていただきました。
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