遠藤正明の発声

肉体労働者、ヒモ、ホームレスなど異色の経歴を持ち、今では「アニソン界の若獅子」「歌ゴリラ先輩」などと呼ばれて慕われている遠藤正明さん。

彼のパワフルな歌声は漢なら一度は憧れるのではないでしょうか。

参考

遠藤正明Wikipedia

 

遠藤正明の特徴

 

・温かな低音域&パワフルな高音域

・パワフルな歌い方

・後ノリ気味

・ロングトーンにおけるマイクの使い方

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温かな低音域&パワフルな高音域

 

低音域では分かりやす過ぎるぐらい声帯を開き、胸に響かせるように発声していますね。

01:17からの音域が上がった辺りから段々と声帯が閉じていき、喉仏を下げ気味にさせているように聴こえます。

01:22の「Nobody knows the future」が特に分かりやすいですね。

01:28の「お前」は呼気をたっぷり使い、がっつりロウラリにされているようです。

しかし呼気の量の割には、呼気のスピードは遅めな気がします。

サビも同じく呼気はたくさん使っているように聴こえますが、語頭に「ブワッ」や「ボワッ」とした呼気の音が入っていないことから、呼気の勢いは控えめかと思われます。

(マイクに口を近づけて呼気を勢いよく一気に吐きながら発声すると、上記の「ブワッ」「ボワッ」みたいな音が鳴ります。お試しあれ)

また、喉仏の位置は基本的にロウラリ気味の場面が多い気がしますが、サビ終わりのロングトーンでは少々解放しているのか、若干音質が軽めになっているように聴こえます。

 

パワフルな歌い方

 

声そのものもパワフルですが、歌い方もパワフルですね。

全体的に母音を必要以上に押し出すと遠藤さんっぽくなるかと思います。

「涙をぬぐって さぁ微笑んで

「死神が手招き誘うあの せんじょえー」

こんな感じで。

また、サビの「Carry on my way!」のように、ここぞという時にがなり声を入れると良いでしょう。

がなりまでいかなくとも、ちょっと鼻を鳴らすぐらいでも充分です。

 

それと細かい点ではありますが、語尾の母音が「エ」のロングトーンでは、「エ」で終わらずに「ァン」で締める癖があるようです。

サビ終わりの「try again」が、

「トライアゲェーーーーァン

となっていないでしょうか。

もしくは「エーーーーァッ

そのほか母音が「イ」の語尾且つ高音且つ少々伸ばす音だと、「イーーァッ」と終わる場面も何度か見たことある気がします。

 

後ノリ気味

 

決して前ノリ気味のリズムでは無いかと思います。

この後ノリ気味の要因ですが、前述した呼気たっぷり+ロウラリが一つかと思われます。

高い音をロウラリで発声する際は大量の呼気が助けになりますし、大量の呼気を使うには呼気を溜める必要があります。

そして呼気を溜める挙動の分、発声から起音までにラグが生じ、結果的に後ノリ気味に聴こえるわけです。

ただし、本人のリズムの取り方が基本的に横ノリなので、後ノリのリズムを意識しても良いかと思います。

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ロングトーンにおけるマイクの使い方

 

普段からマイクのヘッドを持ち気味ですが、ことロングトーンになるとマイクを口の目の前に持って行き、両手で覆う動作が多々見受けられます。

カラオケでやってみると分かりますが、マイクのヘッドを覆うと音量が稼げます。

音量が稼げる分、声量を落としてスタミナと呼気の節約ができますし、遠藤さんもその効果を狙って実行しているのではないでしょうか。

その代わり若干籠ったような音質になってしまいます。

遠藤さんの映像を見ると、実際に籠り気味になっているかと思います。

 

まとめ

 

・呼気は贅沢に使う&呼気のスピードは控えめに

・低音域:声帯開き/高音域:声帯閉じ

・高音域では基本的にロウラリ気味

・母音を強調する

・横ノリでリズムをとる

・マイクのヘッドを覆い声量を落とす