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2004年01月01日(木)
「1月の映画マラソン(?)」 ![]() 毎月1日の映画1000円デーにやってる映画マラソンですが1月の1日は元旦です。「元旦から映画観まくりですよ」と言えたら格好良かったんですけどねえ。さすがに元旦は実家でのんびり過ごしてました。だから1月の映画マラソンといいつつ年末に観た映画の感想が中心です。全然映画マラソンじゃないっすね〜。ま、恒例なのでこう言うくくりにいたしました。悪しからず〜。 それでは今回のラインナップです。 ■東京ゴッドファーザーズ ■ファインディング・ニモ ■ラスト・サムライ ■コール ■ミシェル・ヴァイヨン ■すべては愛のために どれもなかなか楽しめました。 ネタバレの場所は反転して読むように背景と同じ色で遮蔽しておきますのでご安心を〜。(例:ネタバレ「こんなかんじです」←「こんなかんじです」と書かれています)。あ、携帯から読んでる人はフツーに見えてしまうのでネタバレが心配な方はお気をつけください。 ■▲ 東京ゴッドファーザーズ 監督は今敏氏。前作「千年女優」は音楽の平沢進氏(P-MODEL)のファンであるという理由だけで観に行って思わず不意打ちを食らった名作でした。そんなもんで今作は最初からある程度期待をして行きました。ただ「千年女優」の時と同じく事前情報は皆無の状態での鑑賞でした。そしたら今度は音楽が鈴木慶一氏(ムーンライダース)ではないですか!平沢氏の起用と言い、わしのツボをどこまで刺激すれば良いのでしょう(笑)。ストーリーも好みでした。脚本がカウビでも有名な信本敬子さんなんですね。なるほど。実はわしはカウビの大ファンなんですよ。 あらすじ。新宿の片隅を根城にする3人のホームレスがいた。ギン(江守徹)とオカマのハナ(梅垣義明)と家出少女のミユキ(岡本綾)だ。3人は奇妙な共同生活を送っていたがクリスマスの日、ひょんなことからゴミ捨て場で捨て子とおぼしき赤ん坊を拾ってしまう。ハナは神様の贈り物と言って「清子」と名付け引き取りがる。しかしギンとミユキの反対に合い一晩だけ面倒をみて警察に届ける事で話しは落ち着く。しかし次の日から「清子」をめぐり様々な出来事が動きだす。3人の過去が明らかになっていったり色々な出会いや別れがあったり・・・。詳しく説明すると面白くなくなるのであとは実際観て下さい!・・・ってあらすじの紹介になってませんな(汗)。 ![]() 自分が不器用だからか登場人物それぞれの不器用さに何とも共感を抱いてしまいます。縁とか偶然とか運とか奇跡とか信じたい気分になりました。 あと配役ですが岡本綾さんはさすがでしたね。江守さんと梅垣さんは期待してたほどではありませんでしたがまずまずでした。でもさすがに歌うシーンの梅垣さんはバッチリはまってました(笑) それにしても描き出される風景が良かったです。劇場版パトで押井監督の切り取った風景と切り口は似てると思います。P1では夏の風景、P2では冬の風景ってかんじでしたが冬の風景はP2を超えましたね。大都市の裏側なんですがとてもリアルなのにストーリーのお陰で段々ファンタジックに見えてくるから不思議。裏町だとか夜だとかツボな風景が多かったです。 ジャンル的には何なんでしょうね。スラップスティックな面白さもあれば正統派のコメディのおもむきもあります。あるいはヒューマンや風刺劇でも通らないこともないかな?ちょっと違うか(笑)でも良質のエンタテインメントに仕上がっているのは間違いないです。誰でも安心して楽しめると思います。 とにかくクリスマスから新年にかけての偶然と必然の織りなす小さな奇跡の連続の物語は鑑賞した人々みんなの心にほっこりとした何かを残すはず。観て損はないです。なんか思いつくままに感想を並べただけなので支離滅裂でまとまりありませんが結論はそーゆーことなのです。 ![]() ■▲ ファインディング・ニモ ディズニーのフルCGアニメーション作品です。わしが紹介するまでもない大ヒット映画ですね。劇場ではかなり前から宣伝をやっていました。その宣伝を何十回とみたせいでちょっと食傷ぎみで観る意欲は正直減退してました。実際観ても宣伝を観て想像していたまんまの内容でした。でも、わかりやすいストーリーと見やすい映像はさすがディズニーといったところ。誰でも安心して観れる出来は立派です。 あらすじ。南のサンゴ礁に住むクマノミのニモは父マーリンのたった一匹の息子。ある日ニモは人間のダイバーに捕まってしまう。ニモはそのダイバーの住む遠い人間の町で水槽で飼われることに。その水槽には海への脱出を夢みる先輩の魚たちがいた。果たしてニモは彼らと協力して水槽から脱出することはできるのか?そのころマーリンはニモを探して大海原をさまよっていた。一体ニモはどこへ行ったのか?途中くじけそうになりながらもニモともう一度会うためにマーリンは大冒険を続ける。やがて息子を探す一匹の小さな魚のウワサは世界中に広がっていく。果たして二匹は出会うことが出来るのか?そうして故郷のサンゴ礁に帰れる事は出来るのか?・・・と言ったかんじ。 フルCGの作品だとか凝ったSFXの作品にありがちなのはそっちをみせるのに一生懸命になりすぎて肝心のお話がガタガタになってること。しかしニモはそのあたりきっちりしてました。確かに海中の水の表現や魚の独特な動きなど高いCG技術は目を見張るものがあります。でも決してそれをメインにしておらず、ストーリーを表現する一手段としての役割以上にでしゃばらせていないのです。肝心のストーリーのほうも子供から大人まで素直に楽しめる内容です。大人の鑑賞に耐え子供のウケも良い。なかなか難しい事ですよね。 実は前作の「モンスターズ・インク」は未見なんです。観てみようかな〜、って気になりました(笑) あと人によっては多少うざったく思うような脇キャラも出てきますがわしは好きです。あざといっちゃあざといんですけどキャラが立ってると言う意味ではなかなかOKなのではないかと。ま、そのへんは趣味の問題ですね。 ![]() ■▲ ラスト・サムライ トム・クルーズ主演の日本が舞台の時代劇と言うので話題になった作品。あと助演の渡辺謙にも注目が集まりました。しかしわしの注目点は別でした。脚本のジョン・ローガン(ネメシス、グラディエーター、など)とエキストラで出演した俳優志望の知り合いだったり(笑)結局大勢の官軍のひとりなので確認はできませんでしたが。 あらすじ。オールグレン(トム・クルーズ)は南北戦争の英雄だったが現在は酒に溺れる日々を送っている。そんなおり近代化を目指す明治政府から軍隊の指導を依頼され日本に招かれる。そこで近代化を拒み古来よりの武士道を規範に生活を続ける勝元(渡辺謙)との一団と一戦を交える。その戦闘でオールグレンは負傷し勝元に捕らえられてしまう。オールグレンは勝元の村で捕虜として生活していくうちに次第に武士道に感化されていく。やがて勝元と政府は決戦に向かって進んでいくことになる。勝元の村に愛着を持ち始めたオールグレンは果たして政府側として勝元と対峙することになるのか、それとも勝元につくのか?そして決戦の行方はいかに?・・・といったところ。 一応舞台は日本だし明治天皇なんか出てきます。そして当時の横浜の町の風景や風俗なんかもかなり良く出来てます。でも、やっぱり違うんですよねえ。武士道とかもある面は非常によく表現されてたりするんですけどやっぱりある面だけだし。なかなか日本の歴史や日本の本質を海外の方が正確に理解するのは難しいって事なんでしょうね。森での戦闘で南国の植物が多すぎるとかそういうところも気にならないこともないんですけどそれ以前の問題があったように思います。だから無国籍ファンタジーのようなつもりで観るのが正解かと。そういう見方をしたらストーリーもそれなりにちゃんとしてたように思います。歴史好きや歴史に詳しい人が歴史物として観ると肩透かしを食らいます。お気をつけくださいませ。これは指輪物語やスターウォーズを観るように楽しむ種類の映画だと思います。 ![]() ■▲ コール ちょっと変わった誘拐モノのサスペンス映画。 あらすじ。幸せな3人の家族、カレン(シャーリーズ・セロン)と夫のウィル(スチュアート・タウンゼント)と6才の娘アビー(ダコタ・ファニング)はある日誘拐事件に巻き込まれる。犯人のジョー(ケビン・ベーコン)は3人を別々の場所に監禁した。計画のかなめは30分ごとにする携帯電話での連絡だ。不測の事態が起こり連絡が無い場合は人質の命は無いのだ。家族のそれぞれが家族のそれぞれを思いやると犯人に対して何も出来ないという仕組みだ。ジョーはこのやり方で何度も成功をしている。今回も成功をするはずだった。しかし少女アビーが命に関わる持病(ぜんそく)の持ち主だった事から計画は破綻を生じ始める。さて、3人の家族は無事生還できるのか?ジョーの計画はどうなって行くのか?はたまた誘拐事件に隠された裏の真実とは?・・・といったところ。 誘拐モノも数多いですが大抵は犯人と刑事との対決だったりします。この作品は3人の犯人と3人の家族と3つの場所が複雑にからみあいちょっと従来にない誘拐モノに仕上がっていると思います。特に完璧な誘拐計画が徐々に破綻をきたしてくるあたりが面白いです。主犯のジョーを演じたケビン・ベーコンもうまいですね。サイコなおもむきがサスペンスを盛り上げます。少女役のダコタ・ファニングも名演技を披露してます。後半の計画が破綻していった後のストーリーはイマイチのりきれませんでしたがそれでもなかなか楽しめました。あんなに派手な最後にしなくても地味なまんまで終わったほうが良かった気がするんですけどね〜。ま、アメリカ映画の良いところであり悪いところであり、ってところでしょうか。 ![]() ■▲ ミシェル・ヴァイヨン 超有名な自動車レース・コミックが原作で脚本がリュック・ベンソン。スピード感のあるレースシーンが売りのアクション娯楽作品。 あらすじ。主人公のミシェル・ヴァイヨンは天才レーサーでヴァイヨン・チームは毎回レースで好成績を上げている。ライバルであるリーダー・チームは一度もヴァイヨンに勝てた事がない。新しく父親からリーダー・チームを引き継いだ娘ルースは是が非でもヴァイヨン・チームに勝とうとあらゆる妨害を仕掛けてくる。その妨害は熾烈を極めミシェルのチームメイトの死を招く。なおも続く様々の妨害を乗り越え果たしてヴァイヨンは優勝できるのか?・・・といったところ。 撮影で実際のル・マンに参加したりとさすがに迫力のあるレースシーンが満載でした。主人公もさわやかな好青年で好感がもてる描き方がされています。そしてライバル・チームも大変イヤな奴に描かれてるので非常に分かりやすかったです(笑)。展開は原作がコミックらしく多少荒唐無稽なところもありました。そんなところを一切排除してリアリティ重視の本格的レース映画にも出来たはずです。でもそうしなかったところで評価は分かれると思います。わしはこれはこれでありかな?と。全然車やレースに関心がなかったりするのですがちゃんと楽しめました。まずまずでした。 ![]() ■▲ すべては愛のために アンジェリーナ・ジョリー主演のヒューマン・ドラマ?? いきなりでなんですが、う〜〜〜〜ん(爆)ちょっとボロクソに感想書いてますのでこの作品の好きな方は読まないほうが無難かも・・・。 あらすじ。お金持ちと結婚して幸せな生活を送るサラ(アンジェリーナ・ジョリー)は難民救助の活動に奔走する医師ニック(クライヴ・オーエン)と出会い、行き方を変えていく。各地の難民キャンプに赴きボランティア活動をするサラであったが徐々に夫との考えに開きが出始める。そしてサラはニックに惹かれていくのであった。 結局何が言いたいのか謎でした。世界各地の難民キャンプの惨状を描いているのでタイトルの「すべての愛」は人類愛かと思いきや世間知らずな馬鹿女(失礼)の身勝手な不倫愛だったりしますし。どのキャラクターにも感情移入できない珍しい作品というか。ヒューマンドラマにも不倫ドラマにもラブ・ストーリーにもなっていないんです。ラストが後味悪くてちょっと・・・と言う感想の方もいらっしゃるみたいですが、あきらかにそれ以前の問題です。ちょっと視点や構成を変えるともうちょっとマシな作品になった可能性もあると思うのですが・・・。ラッシュや宣伝を観て観客が勝手に想像した物語のほうがかなりの確率で面白いと思います。最初からB級C級のおバカ映画として作った作品ならまだ救いがあったんですけどねえ。あ、ちょっと毒舌ですか?スミマセン。観る必要ないよ、と言う作品は結構ありますがココまでくると逆に観てもらってどう思ったか聞いてみたいくらいです(爆) とりあえずわしの趣味にはかなり合わなかったと言うわけです。この作品が好きだと言う方ごめんなさい〜。「アホがほざいてる」程度に思ってやってくださいませ。この映画を楽しむにはわしはちょっとモラルが発達しすぎているのか、常識的観念にとらわれすぎているのか、あるいは夢見がちで現実を直視する能力に欠けているのか。どう思われようと仕方ありません。正直面白くなかったのです。 ![]() |