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2003年10月01日(水)
「10月の映画マラソン」 ![]() 「今月もやってきました、月に一度のお楽しみ。映画マラソン」・・・と言うのもいよいよ決まり文句になってきましたねえ(笑)。 今月は、なんと9月末日に地元プロ野球チームのホークスがリーグ優勝を決めまして次の日から3日間「1000円デー」が続くと言う嬉しい事態に!。ま、正直言ったら元々の1日のサービスデイと重ならないで欲しかったんですけどね。でも、これを利用しない手はないと言うことで三日間に分けて計7本みました。名付けて映画駅伝!?。やっぱり一日6本まとめて観るより日に2〜3本が適当です。え?それでも多いですか? 最近もともと1000円(釣りバカ日誌、など)や1300円の映画もあるんですが全部の映画がそーなって欲しいです。映画好きには助かる事この上ないんですけど。もし本当にそーなったら映画館に入り浸り過ぎて困るかもしれんですね(笑)。 さて7本の内訳です。いつもは大体観た順番に書いているのですが今回は面白かった順番に並べてみます。 ■ロボコン ■シモーヌ ■閉ざされた森 ■28日後... ■S.W.A.T. ■ロッカーズ ■トゥーム・レイダー2 順番付けはちょっと無理矢理な感じがしますね〜。時間が経てば変わったりすると思いますがこんなでした。大ハズレは無かったので良かったです。いやあ、並べてみて思ったのですが実際どの作品にも良いところと悪いところがあるので難しいですね。とりあえずひとつの基準として「もう一度観たいか?」と言うのがありますがそれを考えて並べてみました。ま、何度も観ずとも満ち足りた気分になるという種類の作品もあるので一概には良い映画の基準とは言えませんけど。 それではいつものようにあらすじ&感想を書いていこうと思います(観た順で)。ネタバレの場所は反転して読むように背景と同じ色で遮蔽しておきますのでご安心を〜。(例:ネタバレ「こんなかんじです」←「こんなかんじです」と書かれています)。 ■▲ S.W.A.T. 70年代テレビシリーズ「特殊狙撃隊SWAT」の映画化。でも全然別物でした。 「麻薬王の逃亡宣言。逃がした奴に1億ドル。欲望渦巻くロスで護送ミッション決行!!」というコピー。その護送を担当する連中こそがS.W.A.Tのホンドー巡査部長(サミュエル・L・ジャクソン)率いるチームなわけです。宣伝では「街中が敵になる」とも言ってたのでお金に釣られた人々VS特殊チームの図式がもっと強いかと思ってたのですがその要素は少なくて拍子抜けしました。麻薬王も扱い弱かったなあ。麻薬王役のオリヴィエ・マルティネスがいい味出していたのでもっと活躍して欲しかった。宣伝で期待してた部分はほぼ裏切られた訳ですが別のところでちゃんと面白かったです。たとえばSWATの訓練風景とか組織の内情とかです。タイトルにもなっているくらいなんでやっぱりメインはそっちなんです。でも宣伝するにはそれじゃ派手さが無いので仕方なかったんでしょうねえ。それから後半の山場のアクションより冒頭のVS強盗とのシーンのほうが面白かったです。後半のアクションと比べると地味だけど真実味があってよりスリル感がありました。隊員のストリート(コリン・ファレル)と元隊員のギャンブル(ジェレミー・レナー)の関係がもっと細やかに描かれたらさらに面白くなったと思います。個人的趣味でなんなのですがホンドーがひとりひとり隊員にスカウトしていくところが一番好きです。たとえば七人の侍でも野武士との戦いも良いのですがむしろ農民が侍をスカウトしたり七人そろう過程が大好きなのです。黎明期とか胎動期とかこれから何かが始まるぞ!って時が一番ドキドキするんですよ。期待感と言うか。、ま、個人的趣味なので映画とはあんまし関係ないです。あとBGMでリンキン・パークとかアポロ440とかストーンズとか流れて好みなのが多くて良かったです。 ■▲ トゥーム・レイダー2 上の順番では最下位にしてますが、クリス・バリー(NHKで放送されていたコメディ決定版「宇宙船レッドドワーフ号」のリマー役)が大きな画面で観れたのでそれだけでもう充分なのです。第一作より見せ場も増えて最高ー!。って、どっちにしろちょい役なんですけどね。全体的にも第一作より楽しめました。 しかし、あらすじとかどーゆー映画か説明するのは意外と難しい(苦笑)。もとは世界中でヒットした人気ゲームなんです。トレジャー・ハンターのララ・クラフト(アンジェリーナ・ジョリー)が世界中を駆け巡ってさまざまな財宝を集める、と言ったかんじ。舞台はギリシアから始まって上海やアフリカ、あっちこっちに行っています。途中の行程なんてすっとばすから世界が小さい小さい。中国もヨーロッパもとなり町みたいです。これって失敗ですよね。いくら省略してももっと世界の広さを演出しないと大冒険に感じられないです。 ロマンシング・ストーンやインディ・ジョーンズを観ずに初めてこれをみたらもっと面白かったのかもしれません。どうしても比べちゃう種類の映画ですしストーリーも劣っているように感じます。特殊効果の技術は上がっても映画の面白さは別のところにあるんだなー、と実感できるという(爆)。ヤン・デ・ホン監督もスピードやツイスターは面白かったんですけどね。大コケしたスピード2を観てるみたいでした。 あ、でもいいんです。クリス・バリーが出てるんですから!。この映画の見どころは、ずばりクリス・バリーとアンジェリーナ・ジョリーの見事な肉体、この二つです。タイトなスエット姿がポスターや看板になってましたがあの格好は冒頭だけだったです(爆)。ちなみにクリス・バリーはララの執事のヒラリー役です。そして・・・ はやくレッドドワーフの劇場版を! ←おかしいぞこの着地点(^-^;) ![]() ■▲ ロッカーズ 昔、実際にロッカーズと言うバンドがあったのですがそのバンドのボーカルだった人が監督した作品。・・・って陣内孝則さんです(笑)。今や俳優として有名なのでロックバンドでデビューしたと言う事を知らない人も多いんじゃないでしょうか。自伝と言うか半生記と言うか、そんなのが元になっています。舞台は実際と同じくもちろん博多。全編博多弁が飛び交いまくりです。ま、せっかく福岡にいるんだし観とくか、と。 公開の随分前から地元のテレビ番組ではメイキングや特集をガンガンやっていました(全然みてませんが)。観客もかなり多かったです。町中を走るシーンでは馴染みの場所があちこち出てきました。でもつながってなかったです。あそこを走ってあそこを抜けて・・・、と全然方向が一定してない。結局博多っぽい風景のところでロケしたかっただけなんだろうなあ(苦笑)。 随所にコメディっぽい演出がありましたが一応青春ストーリーなのかな。主演(高木仁:ジン役)の中村俊介さんは演技はさておいて歌が弱かったのが痛かったです。ヘタではないんですけどね。ロッカーズと言えばパンチと特徴のあるあの陣内さんのボーカルが一つの目玉だったわけで比べちゃうとやはり見劣りします。ロッカーズがライバル・バンドを打ち負かしてゆくのがメインのストーリーのひとつなんでその一点が弱いだけで説得力が半減してしまいます。コンテスト・シーンの他のバンドのほうがあきらかに良いんです(苦笑)。デミセミクエーバーのエミさんとか歌ってましたし。あ、ザ・スリルも出てましたね。他にも色々な音楽が流れていましたがサンハウスの「キング・スネーク・ブルース」が一番印象に残ってたりするもんなあ。日本のリバプールと言われ、めんたいロックの発祥の地である「博多」を舞台にした設定をちょっと活かしきれてなかったかな。あ、大杉漣扮するフォーク喫茶のマスターの唄う「恋の確定申告」は最高でした(笑)。 あとラストがちょっと取って付けたようになってるのが残念。陣内さんはそこまで描きたかったわけで限られた条件の中で実現するのにこーゆー形になったんでしょうね。スター・ウォーズやマトリックスみたいに続編が約束されているのならそこまで駆け足にくっつけたくは無かったと思います。ロッカーズ東京進出!でスパっと切ってロッカーズ東京編、とかじっくり観てみたかった気がします。実際の話しも東京出てからのレコード会社とのあれこれとか人気とかセールスとかギャップとかモロモロの解散までの経緯が面白いんです。ドラマシリーズとかもっと長尺で全体をしっかり描いたほうが良かったんじゃなかろうか。 ■▲ ![]() 面白かったです。今年、今までに観た邦画のわし的ランキングで「刑務所の中」を抜いてトップに立ちました。 一応先に言っておきますと石森章太郎原作のがんばれロボコンとは全然関係ありません。よくNHKなどで放送している「ロボットコンテスト」の事です。以前からNHKの実際の大会中継やドキュメントは好んで視聴していました。ただ、それが面白いだけに映画に関しては懐疑的だったのです。しかしそれも杞憂に終わりました。 あらすじ。主人公の里見(長澤まさみ)は将来の目標もやる気もない高専の学生。勉強もいい加減で補習授業を受けさせられる事に。どうしてもそれだけはイヤだと先生に訴えると先生はある条件を出してきた。「ロボコンに出場したら補習は勘弁してやる」と。最初は部員ともうまくいかずいやいやだったが徐々にうちとけてロボコンにものめり込んでいく。果たして全国大会出場はなるのか?はたまたその結果は?・・・と、こんなところ。これだけだと全然面白そうにありませんね。でも面白かったんです(笑)。 ロボコン出場を狙うロボット部の部員は、ひょんなキッカケでロボコンの操縦者を任される事になったやる気の全くない葉沢里美(長澤まさみ)。人は良いけど自分の意見が言えないロボコンマニアの四谷部長(伊藤淳史←チビノリダー!)。頭が良くて設計の天才だが自分勝手でコミュニケーション能力ゼロのネクラな性格破たん者、相田(小栗 旬)。手先が器用だが忍耐力が無く何事にもエスケープのアウトロー不良キャラの竹内(塚本高史)。・・・の4人です。ライバルロボット部のやーな豪原部長(荒川良々)や顧問(鈴木一真)や保健室の先生(須藤理彩)など他のキャラクターも良い味出してます。 ![]() ロボコンを知らない方にちょっと説明しますとロボコンとはチームでロボットを作ってそれを競わせる競技です。・・・と書くとなんかとんでもないものを想像しそうですね(^^;)。でもそんなに大げさなものじゃないんです。ゲームルールは大会ごとに決められるのですが「相手を妨害しながらフィールド上のピンポン玉をより多くあつめたほうが勝ち」とかそう言ったかんじです。規定は厳密でロボットの重量制限、使って良いモーターの数、など細かいです。その制限の中でアイデアと技術力をふりしぼりロボットを制作するわけです。あと操縦や指揮なんかも重要です。この映画は日本の高専の大会が舞台となっていますが高校野球大会に似たノリがあります。今や国際大会が開かれるほどのメジャーな競技なんですよ〜。(NHKで昔やっていた国際大会で違う国の人がチームを組んでやる大会のドキュメンタリーとか本当に面白かったです。互いに言葉が通じないんですから!) 舞台が中国地方だったのも地元意識の強い自分としてはハマれた一因だったと思います。徳山高専が舞台なんですが学校から見える風景が見慣れた瀬戸内の風景ですし故郷の呉高専まで出てくる(笑)。生徒が話す言葉も広島弁に近いので親近感わきまくりです。と言ってもメインキャストは無理な方言は話しておらずほぼ標準語なのも良かったです。実際にみんながみんなベタベタな方言使ってるわけじゃないですしね。 そして主人公里見役の長澤まさみさんがいいんです!。演技もうまい・・・というか自然で。最初のやる気のない様からムキになってだんだんのめり込んでいく様をうまく表現していました。何よりカワイイし(笑)。笑顔が最高です。画像検索したところ一番上の画像のようなのや水着とかグラビア系の物ばかり出てきて驚きました。かなり印象が違って見えます。映画のほうが素朴な感じで良いですね。でもこれはこれでカワイイからいいか(笑)。今回のロボコンで初めて知ったのですが朝ドラや映画に出てたり写真集出してたり結構活躍されていたのですね〜。うーん、断然ファンになりました。 ダラダラ書いてたら長くなったので途中画像いれちゃったりしました。邪魔ですか? ![]() サントラのジャケット 劇中でブラスバンドの蘇州夜曲がうまく使われてました ■▲ シモーヌ 今回観た中ではロボコンの次にヒットでした。実はそんなに期待してなかったのですが面白かったです。 あらすじ。近ごろヒットに無縁の芸術映画の監督タランスキー(アル・パチーノ)はわがままな俳優の振る舞いに辟易していた。しかし元妻でプロデューサーであるエレイン(キャサリン・キーナー)の言うとおり人気女優を使わないと興行は失敗に終わるのだ。そんなおりタランスキーにコンピューターの天才で彼のファンの男からある遺産が手渡される。それは画期的なCGソフトだった。なんと、そのソフトを使うと本物としか思えないコンピューターグラフィックスの人間を描けるのだ。タランスキーはそれを駆使して理想の女優を作り上げ自由自在に思い通りの演技をさせる。シモーヌと名付けられたその女優は大評判となり監督をもしのぐ存在となってゆく。やがて独り歩きをして行くシモーヌにタランスキーは苦悩をつのらせるようになる。・・・といったところ。 ドタバタで笑いを誘うシーンもあれば現在の俳優事情を皮肉るシーン、家族の微妙な関係を描くシーンなど色々あって飽きずに楽しめました。 みなさんはクラシックの名曲でプロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」をご存知でしょうか?。シモーヌとは(多分)全然関係ないんですけどあらすじが、ああ、これと一緒だな〜、と思いました。「キージェ中尉」の原作はユーリィ・トゥイニャーノフで、架空の人物キージェ中尉が独り歩きを始めてしまい困ったあげくにさてどうするか・・・、と言うお話で、これだけだとシモーヌと全く同じ(笑)。そーいえばこの曲は元々映画音楽用に書かれたそうです。1934年に映画化されてその時にプロコフィエフが音楽を作曲してあとで交響組曲にまとめたものとか。70年前に既に同じような映画が作られてたんですね。未見ですが一度観てみたいもものです。プロコフィエフも「ピーターと狼」しか知らない人も多いと思いますが他にも沢山名曲を残しているんですよ。CDもいっぱい出ているので良かったら聞いてみてください。・・・って映画の感想とはまったく関係ないですね。でもウチのサイトって元々音楽のサイトなんですよ。知ってました?。本人は忘れてました(爆)。(ま、夏場のシーズン中はカープがメインになるのも仕方ない!?) そうそう、ウィノナ・ライダーがわがままな女優役で出演してました。万引き騒ぎからこっち色々ある彼女ですが、ビートルジュース以来好きな女優の一人なので頑張って欲しいものです。 それから冒頭からタイトルなどの文字の「i」と「o」がちょっとおかしいな、と思っていたら「1」と「0」になってたんですね。エンディングロールまで気付きませんでした。たとえば「SIMONE」だと「S1M0NE」ってかんじに。デジタルのCG女優だから実態は1と0の数値でしか無いと言うわけですね。こーゆー細かい遊びというかこだわりも好きです。 ■▲ 28日後... 「ハローも通じない世界になった」このコピーはいいですね。内容ともマッチしてます。 あらすじ。類人猿の研究所に動物実験反対派の賊が侵入した事をきっかけに恐怖のウイルスが施設外に流れだしてしまった。感染した人間は数秒で凶暴性に支配され理性を全く失い他人を攻撃するだけのケモノと化す。感染者の血液や体液が粘膜や傷口から感染すると2〜30秒のうちに発症する。その発症までの数秒に感染者を殺す以外に自分を守る手だてはないのだ。たとえそれが肉親であっても恋人であっても迷う間もなく殺すしかない。ウイルスは爆発的に世界に広がり尚もまん延を続けてゆく。ウイルス流出前にバイク事故で病院に運ばれ昏睡状態だった主人公ジム(キリアン・マーフィ)はたった一人で無菌室で目覚める。病院にも町にも人影はなくあちこちに破壊の痕跡が残るだけ。訳もわからないまま町をさまよい歩くうちにだんだん現実が判明していく。・・・といったところ。このあと生き残りの人間と遭遇して一緒に感染者と戦ったりサバイバルをしていくのが話しの中心となっていきます。 ブライアン・イーノやグランダディやブルー・ステイツが流れるところが好きですね。オリジナルスコアも悪くないです。いや、そーでなくて映画の内容についてですよね。映画の内容は・・・うーん。途中まではいい感じなんですけどね〜。後半単なるゾンビ物になっていくのがちと残念です。冒頭の何が起こったかわからずに無人の大都会を彷徨う主人公の絵はかなーり好きなんですけどね〜。そのあとの電気も水道もない大都会でのサバイバルもまずまず。手動蓄電のラジオで遠くの放送をキャッチしてそこに向かおうとするあたりも好きです。お話もそれなりにちゃんとしてるし全体的にも結構面白かったんですけど部分部分でものすごく好きなかんじの場面があるだけにゾンビ物に近い展開になるとアレ?と思うわけです。もし最初からゾンビ物として観たらもっと評価は高かったかもしれません。とりあえずダニー・ボイル監督はやっぱりホラー物!と言うわけです。 しかし正気を無くした凶暴な人間が襲ってくるのってグロテスクな特殊メイクとかなくてもそれだけで充分恐ろしいですね。 それからエンディングロール終了後にラスト4分の別バージョンのエンディングが上映されます。個人的には別バージョンのラストのほうが好みです。ネタバレになるので詳しくは言いませんが本編がハッピーエンディングだとすると別バージョンはある程度アンハッピーエンディングと言えます。監督は後者で作ってたけど映画会社とかにハッピーエンディングにしろ、とか指示されたのかな〜、と勝手に想像しちゃいました。あるいは全く逆かもしれないですし全然違う理由かもしれないですね。ま、どっちにしろ二種類エンディングを観せるのはあんまりいさぎよくない気もしますが、まーこれもアリでしょう。実は心広いんです(ほんまかいな)。 ・・・あんなに発症までの時間が短かったらあそこまで世界中に広がらないよなー。潜伏期間がある程度あってこそ気付いたら世界中が感染していた!というのがウイルスの怖さなんだから。と、いちゃもんをつけつつ。あー、なんて心が広いんだ(爆)。 ■▲ 閉ざされた森 米軍パナマ基地のレンジャー部隊がジャングルに訓練に出て消息を絶った。捜索隊が発見した時彼らは味方同士で撃ちあっていた。収容されたのはたった二人の兵士だったが二人は何が起こったかを黙して語らない。そこで呼ばれたのが尋問のスペシャリストで元隊員のトム・ハーディ(ジョン・トラボルタ)だった。(・・・この役名ってばネメシスのシンゾン役の俳優と同じじゃん)トムの手腕により二人は少しづつ重い口を開き語り始めた。しかし二人の証言は矛盾に満ちており謎はますます深まっていくのだった。たびたび出てくるキーワード「8」とは?ジャングルで起きた事件の真実とは?・・・とこんなかんじです。 こーゆータイプの作品で有名なのでは黒沢明監督の羅生門がまっ先に思い出されますよね。ある侍の死について証言する4人の関係者たち。しかしそれぞれの言い分は異なっていた。・・・芥川龍之介の「藪の中」が元なわけですが原作も映画もそれはそれは立派なものです。面白さも破格です。ま、それと比べちゃうとちょっとかわいそーかな(^^;)。 でもそれなりに頑張っていたと思います。周りを固めるキャラクターもまずまず作られていましたし。交錯する証言をちゃんとしたミステリーに仕上げていく過程もそれなりに努力の後が・・・。最後の最後のオチは強引すぎるかんじもしますが。自然なのは最後のオチ一歩手前くらいかなー。ドンデン返しも重要かもしれないですが作品としての面白さをキープできる範囲にして欲しいです。ただ頭悪いのでオチを知った上でもう一度くらい観ないとはっきり理解しているかイマイチ自信は無いです(爆)。ま、真に優れた作品は頭悪い鑑賞者にもちゃんと理解できるように作ってあるもんだと思います。難解なのと不可解なのは似てるようで違います。ちゃんと作られていても難しいのは難解。話しが崩壊してて意味を成してなくて難しくなってるのが不可解。ちょーっぴり不可解寄りだったかな〜。いや、でもまあ許せる範囲でした。宣伝で期待したたほどではないですが面白かったです。 とりあえず「だまされよう」とか「だまされたい」とか「だまされないぞ」とか思いながら気張って観ないほうが無難かも。自然にどーぞ。 あとレンジャー部隊の教官役でサミュエル・L・ジャクソンが出てました。重要な役です。今回観た「S.W.A.T.」にも特殊部隊のボス役で出ていました。これもメインの役どころです。映画でまくりですね。おおげさでなく毎月1本くらいは劇場で彼の顔をみている気がします。あのテの黒人俳優の人材は他にいないんじゃろか。ま、嫌いな役者じゃないのでいいんですけど。本当、嫌いな方にはご愁傷様としか言いようがないですね〜。 ![]() |