FL/FDのテスト

FL/FD数本のテストです。

以下、テストの結果。


使用機材。

■Canon AV-1
■Canon FX

■SIGMA SUPER-WIDE 24mm 1:2.8 MULTI-COATED(Φ52mm)(最短0.18m/macro1:4)
■CANON LENS FD 35mm 1:3.5 S.C.(Φ55mm)(最短0.4m)
■CANON LENS FD 50mm 1:2(Φ52mm)(最短0.6m)
■CANON LENS FL 58mm 1:1.2(Φ58mm)(最短0.6m)
■CANON LENS FD 135mm 1:3.5 S.C.(Φ55mm)(最短1.5m)・・・前玉に謎のポッチリあり。

■Kodak GOLD ASA100(24枚撮り)


キヤノンFLマウントとFDマウントのレンズのテストをしました。FXも初めて使ってみました。



01:近所のビルからの眺め。
Canon AV-1。
SIGMA SUPER-WIDE 24mm 1:2.8。
絞りF11。シャッター1/30秒。

いつもの場所からの撮影。雨上がりのどん曇りでした。中央の建物の建設が徐々に進んでいます。
AV-1は絞り優先オートのみのマニュアル操作の出来ないカメラです。感じとしてはNikon EMに近い印象。FLレンズも装着は出来るものの非AiレンズをEMに付けるようなものでとても使いにくいです。その点このシグマはニューFDタイプなので何の問題ありません。


03:ツバキ。
Canon AV-1。
SIGMA SUPER-WIDE 24mm 1:2.8。
絞りF2.8。シャッター1/30秒。

雨粒の付いたツバキ。
このレンズは18cmまで寄れる1/4倍マクロ性能を備えています。寄れるのってとても便利!。個人的にはレンズに求める物って第一に「好みの描写の味」ですが第二は「最短撮影距離の短さ」かも知れません。もちろん細かい性能や操作性やデザインも気になりますがまずは思い通りの構図にならない事には始まりませんから。


04:金網フェンスの滴。
Canon AV-1。
SIGMA SUPER-WIDE 24mm 1:2.8。
絞りF11。シャッター1/8-15秒。

我がアパートの入り口の門扉横です。これも近接性能を思い切り発揮しています。見事な写り。


10:休日の商店街通り。
Canon AV-1。
SIGMA SUPER-WIDE 24mm 1:2.8。
絞りF5.6。シャッター1/8-15秒。

休日でシャッターを下ろしている商店街通りです。
ここまでこのレンズで撮った写真がどれもびっくりするくらい良く写ってます。
実は今までシグマへの個人的評価ってものすごく低かったんです。正確にはシグマと言うよりもサードパーティの非純正レンズ一般です。今までカメラメーカー純正レンズに比べて明らかに描写力の劣るハズレ製品にばかり当たって来たのです。まさに安かろう悪かろうの世界。でも今回考えを改めました。ちゃんと写るレンズは非純正でもちゃんと写る!。この24ミリも600円の超格安で入手したのですがこれだけ写ればとんでもなくお得でした。純正にだって負けていません。


08:大根。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 50mm 1:2。
絞りF5.6。シャッター1/500秒。

近所の八百屋さんの裏に干してあった大根です。
50ミリに付け替えました。このレンズはAV-1に付いて来た物です。小振りでAV-1によくマッチしています。先程のシグマの24mmと同じく(ほぼ)バヨネットタイプです。キヤノンのMFレンズと言えばスピゴット式のイメージですがこれらNFDタイプのマウントはレンズ側のリングを締めつけるのでは無くレンズ全体を回して引っ掛けにかみ合わせるように装着します。


06:ザル。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 50mm 1:2。
絞りF5.6。シャッター1/125秒。

台所のテーブルの上でカーテン越しの夕日を浴びるザルです。
平凡なスペックの標準レンズですがなかなかしっかりした描写をしてくれます。


11:隣家のテングノハウチワ。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 50mm 1:2。
絞りF2。シャッター1/30-60秒。

テングノハウチワ。つまりはヤツデです。
絞り開放らしい描写です。「F2?。しょぼいなー。」などと思っていたわしを許して下さい。結構良い写りをしますw


12:眠る猫。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 135mm 1:3.5 S.C.。
絞りF3.5。シャッター1/30-60秒。

近所に香椎宮の飛び地があるのですがそこで寝ている猫を発見。
135ミリに換えて狙ってみました。
このレンズはジャンク箱の中から千円で救出したレンズなのですが前玉の真ん中付近に妙なポッチがあります。カビでも汚れでも気泡でもなくまったく謎です。コーティングのしくじりか?って感じなんですがこの写りを見た限り特に写りに影響は無いみたいで一安心です。


15:起きる猫。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 135mm 1:3.5 S.C.。
絞りF3.5。シャッター1/30-60秒。

ソッと近寄ってみたのですが葉っぱを踏みしめる音で起こしてしまいました。
猫までは2mくらいだったでしょうか。最短の1.5mまで近寄ってみたかったんですが今にも逃げそうでこれ以上はムリでした。
ちなみにキヤノンMFレンズで現時点で所有している一番望遠側がこの135ミリです。こういう時は200ミリくらいあったら良いなぁ、と思いますw


14:水仙。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 135mm 1:3.5 S.C.。
絞りF3.5。シャッター1/30秒。

水仙に寄れるだけ寄って撮ってみました。
どこかでこのレンズを「コストパフォーマンスが高くて写りも良いレンズ」と書いている評論家がいました。なるほど。良い感じのボケ。悪くありません。


18:焼却機の頭。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 35mm 1:3.5 S.C.。
絞りF5.6。シャッター1/125秒。

塀の向こうから上部だけを見せていた焼却機です。
お次は凖広角の35ミリで撮影です。このレンズは先日古本屋で見つけた「レンズこの100本」みたいな10数年前の特集本で見事100本に選ばれていました。スペック自体は地味ですがムリをしてないぶん自然な描写をしてくれます。


16:夕陽。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 35mm 1:3.5 S.C.。
絞りF22。シャッター1/250-500秒。

思い切り太陽を入れて撮ってみました。
なんて優秀!。フレアもゴーストもほとんどありません。なかなかの実力。


17:花。
Canon AV-1。
CANON LENS FD 35mm 1:3.5 S.C.。
絞りF3.5。シャッター1/60秒。

ほぼ最接近です。
自然なボケもピンが合ったところの描写も見事。「この100本」に選ばれるのも納得の写りです。


17:パレットとカンバス。
Canon FX。
CANON LENS FL 58mm 1:1.2.。
絞りF1.2。シャッター1/8秒。

生まれて初のF1.2のレンズです。一生懸命ピントを合わせようとしたのですが結局合っていませんでした。F1.2のピントって本当に浅い!。
ちなみにこれが現時点で我が家で唯一のF1.2です。FLレンズは不人気らしく安いです。F1.2の明るいレンズはどこのレンズもものすごく高価なのでどうにか手が出る唯一のF1.2がこのFLでした。黄変もあるし最初はまったく絞り羽根も出なかったジャンクですがお陰で格安で入手出来ました。
FLレンズはAV-1では使いにくいのでここからはFXです。プリズムに腐蝕があってファインダーが見にくいので今度タクヲさんに他のFXからプリズムの移植をお願いしたいと考えています。


22:窓際、その1。
Canon FX。
CANON LENS FL 58mm 1:1.2.。
絞りF1.2。シャッター1/8秒。

これも相当頑張ってピントを合わせようとしたのですがダメでした。わしの目では1.2開放でのピント合わせは不可能なのかも知れません。残念。
でもボケの味はなかなか良いです。あー。これでしっかりピンが出せればなぁ。


23:窓際、その2。
Canon FX。
CANON LENS FL 58mm 1:1.2.。
絞りF11。シャッター1/4秒。

絞ってピントを稼いでやるとどうにか合います。全体的に黄色っぽいのは黄変の影響でしょうね。


24:団地裏風景。
Canon FX。
CANON LENS FL 58mm 1:1.2.。
絞りF5.6。シャッター1/500秒。

無限遠の風景もピント合わせの心配は要りません。なかなか良い描写だと思います。


25:地層の現れている壁面。
Canon FX。
CANON LENS FL 58mm 1:1.2.。
絞りF1.2(?)。シャッター1/60秒。

そうそう。このレンズはプリセット絞りなんです。うっかりすると絞り忘れてしまいます。で、この写真は確か絞り忘れたはず・・・だったんですが奇跡的に開放でピンが来てます。もしかしてちゃんと絞ってたのかな?。思ったほどピントも浅くないし。
何にせよ悪くない描写です。
今回初めてF1.2のレンズを使ってちょっと気が済みましたw。一度試してみたい!とずっと思っていたので(笑)。

以上。



【分かったこと】

・非純正レンズでも良いレンズはある!

・寄れるレンズは使いやすい!

・F1.2開放のピント合わせはすごく難しい!

・プリセット絞りの絞り忘れ注意!

などなど。
意外な発見が沢山あってかなり面白かったです。AV-1は作りがチープで機能も限定されていてあんまり写欲の湧くカメラではありませんでした。しかし今回少し見直しました。割り切り方が徹底していて潔いんです。ニューF-1などを使ってる人はサブにうってつけだと思います。ウチは他はFXしかありませんがw


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投稿者: hassei 日時: 2010年12月26日(日) 12:36

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