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「コワイ女」の感想
(07年1月鑑賞)シネ・リーブル博多駅
「このテのお話しはこのくらいの尺がぴったり。一話一話が適当な長さだったのが良かったです。あんまり長いとダレますもんね。」監督:雨宮慶太、鈴木卓爾、豊島圭介。出演:中越典子、小林裕子、豊原功補、柄本佑、菜葉菜、香川照之、ほか。
三人の監督さんが「コワイ女」をテーマに撮ったオムニバス形式のホラー作品です。どの作品もそれなりに楽しめました。
正直ホラーはあまり得意なジャンルではありません。ってか他のジャンルに比べて圧倒的に観てる量が少ないのです。そんなわしにホラーを語る資格があるのか?と問われたら苦しいところではあります。そのくせ「たまにしか観ないんだから、どーせ観る時はとびきりの名作に巡り合いたいものだ」と都合の良い事を考えてたりして(爆)。「死霊のはらわた」(好きなんです)みたいな名作ばかりだったらいいのに!とか(笑)。
で、コワイ女なんですが、結論から言えばあんまり怖く無かった・・・orz
やっぱりせっかくホラー観るんなら背筋も凍るよーなコワイ作品を観たいじゃないですか。
怖さって点では三作品ともそうでも無かったんですよねー。
特に二番目の「鋼」なんかコワイ女とゆーかキモイ女でした(^_^;)
だからと言って全然面白くなかったか?と言えばそうでもありません。それなりにどの話しもまとまってたし、何より長さが適当なのが良かったです。
大した内容でもないのにシツコイだけでやたら時間が伸びてる作品とか、あまりに冗長すぎてテンポを崩してる作品とか、そんなホラーって多いじゃないですか?。もしホラーファンから「そのシツコサがいいんだよ」などと反論されてしまったら言い返す術もありませんが(^_^;)。ま、個人的趣味から言ってそーゆーのを観るのは苦痛なんですな。だから今回の長さが丁度良くって。これ以上短かったら説明不足になったり駆け足になったりするだろうし。長かったら退屈するだろうし。物語のボリュームと作品の長さが適当ってのは本当に素晴らしい事だと思いました。
ちなみにわしは、鋼>カタカタ>うけつぐもの、でしたねー。
あ、もちろん怖さの順じゃなくて楽しめた順です。
スプラッタなシーンもないし、怖さも控えめなので(あくまでわし基準ですが)ホラーが苦手って人でも安心して観れると思います。
ただしホラー好きには食い足りない可能性大です。
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増える時間と減る時間
わしには映画を観る事によって増える時間と減る時間があります。
増える時間:
パソコンをする時間と絵を描く時間。
映画を観ると感想を書いたりそれをサイトにアップしたりするのでパソコンに向かう時間が増えます。
そして映画を観るとやたらと創作意欲を刺激されて無性に絵を描きたくなる事が多いのです。
だから絵を描く時間も増えます。
と言う事で、それらの時間が増えるって事はその分減る時間もあるってワケです。
それが・・・
減る時間:
睡眠時間と運動時間。
なワケですな・・・
あ
う
う
う
う
・
・
・
思いっきり健康に悪いって、ソレ・・・。
睡眠時間を削って映画観て、絵を描いてパソコンして運動しないなんて!
まるでオタクか引きこもりか芸術家ですやん。
健康を考えて反省しなければ。
よし。
スポーツの映画でも観てスポーツしよう。
うん。
それはイイ考えだ!
って、それじゃ全然方法論のベクトル変ってないって・・・orz
その方法論だとスポーツの映画観てもスポーツの絵を描くだけだわな。
きっと(^_^;)
「パプリカ」の感想
(07年1月鑑賞)シネ・リーブル博多駅
「メタファーやオマージュがてんこ盛り。密度があります。そして何より今敏節、平沢節が作中余すところ無く炸裂してて最高に気持ちがいい!。ファンは何度でも観たくなる作品です。期待通りの面白さでした〜♪」監督:今敏(こんさとし)。出演:林原めぐみ、古谷徹、江守徹、堀勝之祐、大塚明夫、山寺宏一、ほか。音楽:平沢進。原作:筒井康隆。
今年一発目の映画です!。
首都圏では11月から公開されています。こちらでは年も変って1月6日からようやく公開です。10月にとっくに前売りは買ってたんです(※)。もう待ちに待ちましたとも。で、そーゆー風に期待が膨らみ過ぎた作品って「いざ観たら期待ほどじゃなくってガッカリ」ってパターンが多いんです。
しかし、パプリカは違った!
膨らみ過ぎた期待をまったく裏切る事のない面白さ!。さぁ〜すが今監督。
昨年の中盤までの劇場アニメは「アギト」「ブレイブ」「ゲド」など正直ガッカリ作品の連続でした。日本アニメ界の未来がひたすら心配になる出来栄えに暗澹たる気分に支配されたものです。それが持ち直してきたのは「パプリカ」の原作者である筒井康隆氏の名作「時をかける少女」の劇場版アニメ作品が公開されたくらいから。これが非常に面白かった。オススメ作品です。その頃からボツボツといい感じの作品が増えていきました。年末になるとドドーンと「鉄コン筋クリート」「こまねこ」が公開。で、それらを観賞して「やっぱり日本アニメの底力ってすげーや」と手のひらを返したように思ったワケです(笑)。
もちろんトドメが新年明け一発目に観たこの「パプリカ」ですわ。
さて作品ですが、超簡単にまとめて言えば「夢でセラピーをするための機械が暴走して大事件が勃発する」って内容のSF物語です。簡単すぎ?(^_^;)。いや。実際は色んな要素が絡み合いハラハラドキドキの波乱万丈ストーリーなんですよ。でもここでそのストーリーをおさらいするのは無意味。と言うか、わしの文章能力じゃ土台ムリ。筒井先生にしてからが分厚い本一冊になるワケですから(笑)。詳しい内容が知りたい人はあきらめて今すぐ劇場に走って下さい。それが一番早い。
映画好きに分かりやすく伝えるために、敢えて誤解を恐れず無理矢理言うならば、夢の世界をバーチャル世界と置き換えればマトリックスのイメージと案外近いかもしれません。ほら。ネオがバーチャルの世界じゃなくても力を振るう場面があるじゃないですか。夢が現実に混入してくる表現と似てると思いません?。ほかにも現実世界と夢の世界の図式。自我と無意識の扱い方。特別な存在(天才あるいは救世主)と一般の人々の表現。対決する二つの勢力のスタンス・・・などなど。もちろん伝えてるメッセージも物語の内容もまったく違うので一概には言えません。でもところどころになんとなく似たエッセンスがあった事は事実です。いや・・・。結局両者の普遍的な事を描いている部分が偶然相似形に見えただけなのかも。どうなのかな?。改めて考え出すと全然違う気もしてきた。あー。確かめるためにまた観賞に行かねば(笑)。
ちなみに観賞した後に色んなサイトや本であらすじや解説を読みましたがあんまりちゃんと書けてるのってついぞ見掛けませんでした。まずまずちゃんと書けてるな、と思う物はやっぱりそれなりに文字数が使われています。もし、あまりちゃんとしてない情報だけで観に行くのを躊躇している方がいらっしゃるとしたら、それは大間違いです。実際観賞してみると多分あなたが想像しているものとは全然違う作品なんじゃないかなぁ。え?。想像通りでした?。それは失礼(^_^;)。
で、いきなりですが、わしは今監督のファンです。音楽の平沢師匠に関してはそれこそ結構ディープなファンです。何せP-MODELのライブにだって行った事あるくらいですもん(^^)v。そして、このブログをご覧の皆様はとっくにご承知の事と思われますが、わしって映画ファンでもあるんです(笑)。つまりこの作品は「今さん」「平沢さん」「映画」と言うわしの大好きな三要素が完璧にそろっていたワケなんですねー。絶賛するのもお許し下さいってもんですわ。
(余談ですが昨年友人に誘われて行った宇多田ヒカルさんのライブで主役そっちのけでギターの今剛さん(今監督の実兄)にときめいていたのは広い会場でわし一人だったんじゃないでしょうか?(笑)※)
まず「映画」。
この作品にはそりゃあもう映画へのリスペクトとオマージュがてんこ盛りなんです。「イマジナリーラインこえてるぞっ!」なんてセリフが出てくる映画をわしゃあ初めて観ましたよ(笑)。映画ファンはニヤニヤしっぱなしになること受け合いです。オマージュとして分かりやすいところでは、ある登場人物の部屋がもろJ・F・セバスチャンの部屋と同じなんですよ。ブレードランナーの遺伝子技師の(笑)。(「ブレードランナー」はハリソン・フォード主演の名作SF映画です。未見の方は是非ご覧下さい。面白いですよ。)その他にも「あ、このシーン・・・」と映画ファンならピンとくるシーンのオンパレードです。
次に「今敏」。
実はわしが今監督にハマったのは意外と遅いんです。もちろんその存在は結構前から知ってはいました。でもちゃんと意識して作品に触れたのは「千年女優」が初めてでした。しかも「音楽が平沢師匠だ」と言う理由だけで観賞に行ったフシがあります。ところがその時に不覚にもズガーンときちゃって(笑)。それ以来、遡って作品をチェックしたり、その後の作品を追いかけたり・・・。で、今回のパプリカとあいなったワケです。でパプリカを観て真っ先に思った事は「これは今監督の集大成だぁ〜」でした。「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」「妄想代理人」などなど、覚えのある名作のテイストがそこかしこに出てくるんです。仮に夢を過去の経験の再生産だと仮定します。するとそれら名作のテイストの表出は「パプリカ」という物語において必然と言えるのではないでしょうか。単なるワンパターンだとか焼き直しではありません。そんなつもりで見てたら最後には手痛いしっぺ返しを喰らいますよー(にやり)。
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(↑劇場に飾ってあった監督の直筆サイン入りポスター)
そしてなんと言っても「平沢進」!
(※平沢さんのサイトでパプリカの曲が2曲ほど無料でダウンロードできます⇒こちら)
わし、平沢さん大好きなんです。はっきり言って師匠の音楽を聴いてるだけで満足かもしれないくらい。わしとしてみりゃ師匠の音楽がその映画を盛り上げるのは当り前の事。だってあの平沢さんの音楽ですもん。万一盛り上がらなかったとしたらその映画がよっぽどヘボって事です。ところがパプリカに限って言えば、信じられない事に映像が師匠の音楽をさらに引き立てる役目をしてるんですよ。ありきたりの音楽なら映像に助けられて良く聞こえるってパターンのほうが圧倒的に多いものです。しかし、もともと上等な音楽である平沢さんの作品で「映像がさらに音楽を一段上へ押し上げる」なんて現象が起るとは。まさに驚天動地です。パレードのシーンはとにかく必見、そして必聴です。
あー。平沢さんのPVを一度くらい今監督が作ってみれば良いのに。さぞや名作になるだろうに。ってか、パプリカってもしかして平沢さんのPVなのかっ!?(違)。
で、曲はもちろんですがわしは師匠の歌詞も大好きなんです。特に妄想的なセリフや様々なシーンから受けた印象が師匠の歌詞世界にかなり類似形なのです。作品のそこかしこにとても近しい味わいを感じました。パプリカを観てると監督が平沢フリークと言うウワサはどうやら本当らしいと言う気がしてきます。監督は平沢さんに強い影響を受けてるんだなー、と。
例えばP-MODEL「ASHURA CLOCK」の一節にこうあります。
ね?なんとなくパプリカのパレードシーン的な感じしませんか?
ASHURA CLOCK 居丈高に
道をせしめて走る ブラック・カー
ASHURA CLOCK 道を隔て
百の天使がばくちで人を支う
Yey ye 呼び戻せよ Yey ye 尋ね歩き
Yey ye 眠れる ASHURA CLOCKASHURA CLOCK 詐欺まがいに
白亜のチャペルを砦に泣く
ASHURA CLOCK 高飛車にも
誰がこの世で一人とゆずらぬか?
Yey ye 連れ戻せよ Yey ye 盗み歩き
Yey ye 眠れる ASHURA CLOCK
ほらほら! まんまでしょ? パプリカ平沢PV説、誰か賛同しませんか?(笑)。
見晴らす程のニューロンの街角で
出会おう
捨てられたもの全てに!
ま、冗談はさておき。
結論としては「かなーりレベルの高い観るべき作品」であったって事。
確かに好き嫌いはあると思う。
考え出したらキリがないほど深い内容も含んでるし。
大人とか幼さとか、科学とか夢とか現実とか・・・。
でもある程度分かりやすいし何よりエンタテインメントとして楽しい。
映画として大事なところです。
それにしても相変わらずダラダラ書いてたら長くなってきました。
あんまり長いのもナンだからそろそろ切り上げないとね。
なんと言ってもこれがまだ今年の一本目なんだから。
昨年みたいに200本以上観て全部にこのボリュームの感想を書いてたら映画ライターだよ(^_^;)
うひょひょー。
ちょいと読み返してみたんだけど、こんだけ長々書いたのに内容的なところにほとんど触れていないんじゃん(爆)。
意図的?
いえいえいえいえ・・・。
大まかな事だけでこの有り様で具体的な内容のところまで到達しなかっただけです。
まぁ、それもネタバレの心配がなくっていいか(^_^;)
そう。
とりあえず言える事は「このテの作品はまず観なくっちゃ始まらない」ってことですわ。
いくらダラダラ説明しても無意味。
ってなワケでどうぞ劇場に確認に行って下さい。
うふ。
ほとんどレビュー放棄状態。
いつもの事だけどねー。
ゲラゲラゲラゲラ。
あ。
そう言えばメタファーについても沢山触れようと思ってたのに忘れてた。
これも話しだすと長くなる。
あー、声優についても、キャラについても、造形についても・・・。
うう。
はい。
切り上げますm(__)m
キリがないから。
とにかくこれはすぐにでも劇場に行って観ておくれってことだすな。
そして感想なり文句なりをわしに教えておくれッ。
楽しみに待ってるよ〜ん。
「"伝令は吉"と勝鬨をおくれよ」by.回収船(くす)。
さあさあ!
ランダムな香りは強行突破のセレナーデ!
安全保証の普陀落渡海はカニも夢みる非線形!
いざ行かん そこな劇場へ!
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平沢ファンはもとよりP-MODELファンも納得の傑作ソロアルバムです。「パプリカ」のエンディング曲「白虎野の娘」のオリジナル・バージョンも収録さています!。パプリカのサントラと合わせて購入すると完璧ですともさっ!
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スロースタート
最近、映画の感想の更新がないんじゃねーの?と思われている方々っ。
よくぞ気付かれました。
その通り。
更新してないんです(爆)。
と、言うのも今年に入ってからまだ1本しか映画を観に行ってないのが原因。
昨年の同時期はすでに10本近く観ていた事を思うとエライ差です。
実は現在公開中の作品をほとんど年末に観ちゃってて観るのが無かったんです。
でも先週あたりから観たかった作品が何本か封切りされてきました。
そろそろエンジン始動で行きますよ〜〜。
今年も沢山良い作品と出会えますよーに!
目標。
今年こそは観た映画の感想を全部アップするぞーー。
ボンドもカークもジェイムズだが
ダニエル・クレイグがスタートレックに出たがってるんですと。
彼ってスタトレファンだったのかー。
http://www.eiga.com/buzz/070109/02.shtml
しかしマット・デイモンのカークも「え〜?」って感じだけどクレイグも似たようなもんだぞ。
ま、ちびっ子トム・クルーズのスポックよりかはいいか(爆)。いや。トムがスポックをやるかも?ってウワサも一部であったんですよ。ホントかどーかは別として。
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※注:スポックは半分バルカン人なので痩躯長身が特徴なのです。
それにしてもふと思った。
ダニエル・クレイグがTNGやDS9も含めてのスタートレックファンなら映画「レイヤーケーキ」でのコーム・ミーニー(マイルズ・オブライエン)との共演はけっこう嬉しかったんじゃなかろーか(笑)。