カテゴリー:■映画2007年

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「世界最速のインディアン」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)ソラリアシネマ
「イカスぜ、ジイさん!。老いても尚失せぬ情熱ッ。古いバイクを駆り、スピードに挑戦し続ける男をとても魅力的に描いています。どーせ年を取るならわしもこんなお茶目なジイ様になりたいっ。憧れるなぁ。」監督:ロジャー・ドナルドソン。出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ、クリス・ウィリアムズ、ダイアン・ラッド、パトリック・フリューガー、ほか。

チラシ

アンソニー・ホプキンスが「バート・マンロー」と言う実在の人物を演じます。わしはモータースポーツにはとんと疎いので映画を観るまでこの方の存在はまったく存知上げませんでした。しかし、ちょっとでもオートバイやドラッグレースに興味のある方は誰でも知っている伝説の男だそうです。
タイトルのインディアンはバイクの「1920年型インディアン・スカウト」の事です。

物語は1960年代のニュージーランドの小さな町(インバーカーギル)から始まります。そこに住む60代の男、バート・マンローは年金暮らしをする一見どこにでもいる普通の老人です。でも実は地元では誰もが知っている生粋のバイク乗りでもあったのです。40年前に購入したインディアンにぞっこん惚れ込み、今もパーツを自作しながらカスタマイズを繰り返しています。彼の夢はドラッグレーサーたちの聖地、米ユタ州のボンヌビルで行われる「スピード・ウィーク」で世界最速記録を出す事。しかし、しがない年金暮らしの老人にはそれは見果てぬ夢でした。もし実現するにはクリアしなければならない問題が多すぎたのです。が、ある日ついに彼は一念発起して夢の実現に向けて動き出します。無事、渡航資金を工面できるのか?。会場にはちゃんと辿り着けるのか?。大会へは間に合うのか?。そして参加は?。もうずっとハラハラドキドキの連続です。

いやぁ、もう。
面白いよー!

なによりバート・マンローのキャラクターが最高!。明るくてお茶目でとってもチャーミング。劇中でも終始人々に好かれ、かつ女性にも大変よくモテてました(笑)。でもそれが全然イヤミじゃないの。それどころか観てる我々もつい応援したくなる好漢なんです。夢を追い続ける男ってやっぱりカッチョイイ。古い古い愛機にこだわってるところも時々頑固なところも、独特な哲学を持っているところもイイ。「危険は人生のスパイス」、「夢を追わなけりゃ野菜と一緒」、「顔にシワがあっても心は18」。好きな物に打ち込み、人生を楽しみ、それで名を成す。人間年齢じゃないんだねー。輝いています!

「ネタバレ:彼は沢山の人の世話になりつつ、苦労に苦労を重ね、どうにかボンヌビルに辿り着くワケですが・・・。ついに憧れの地に立ち、はるかなソルトフラッツを見渡す場面!その実に素敵な事。わしまでジーーーンときて思わずウルウルしちゃいました。名シーンですよ、ありゃ。
そして時速300キロ以上を叩き出す走行場面のスピード感たるや!。マシンは?マンローは?果たして最後まで無事走り終える事が出来るのか!?。もうドキドキ。手に汗握ります。

オススメです!


わしも出来る事ならこんなジジイになりたい。
そして『一生に勝る5分』ってのをいつか経験してみたい。
憧れます。


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■映画「世界最速のインディアン」公式サイト→http://www.sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/

投稿者: hassei 日時: 18:44 | | コメント (4) | トラックバック (7)

「あるいは裏切りという名の犬」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)シネ・リーブル博多駅
「シブイ。人間くさいキャラが良い。全体の雰囲気もいい感じ。『権力志向者と実直な正義漢とのこじれ』って映画では良くあるパターンだけど、これが実話が元だってのだからびっくりです。」監督:オリヴィエ・マルシャル。出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、アンドレ・デュソリエ、ヴァレリア・ゴリノ、ロシュディ・ゼム、ダニエル・デュヴァル、ほか。

チラシ

なんか、ちょっと欲張って盛り込み過ぎたかな?って感じと、細かいところのツメが甘いなー、ってのはあるんです。
でも、それらに目をつぶっても面白い!

組織内の二つの部署の仲があまり良くないって図式はありふれた物です。出世欲の強い人間とそれに対立するグループの構図もしかり。だけどそんな基本がはっきりしてるから良いんですよね。そのお蔭で、ともすると複雑になりそうな人間関係も混乱せずに把握できました。実は顔の判別が苦手なわしは、まだキャラがつかめてない冒頭では似たような人が何人かいて混乱しかけたんです。でもそんな感じですぐに持ち直しました。あとはもう物語にグイグイと引き込まれて行ったような次第です。

ちょっとしたボタンの掛け違いからどんどんと悪い方向に転がって行く様が面白かったです。ネタバレになるから言いませんけど決着の付き方も溜飲を下げました。フランス映画なんですが、かなりハリウッドとかエンタテインメントを意識して娯楽大作に仕上げようとしてる感じがしました。それでもやはり他にはない独特な雰囲気は出るんですよね。ハリウッドでデ・ニーロがリメイクする事が決定したみたいですけど、どうなるのかなー。

なんちゅーかね。一本スジの通ってる主人公がカッコ良かった。シブイ。

あと一歩で大好きな刑事ドラマ「ホミサイド殺人捜査課」の域と言って良いでしょう。
これはわし的にはかなりの賛辞です。


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投稿者: hassei 日時: 16:17 | | コメント (0) | トラックバック (0)

いよいよファントムブラッドも公開が近づいてきました

劇場版「ジョジョの奇妙な冒険 ファントム ブラッド」の公開が随分迫って来ました。
ココ福岡では2/17(土)からユナイテッドシネマで公開されます。
ユナシネは市内にホークスタウンモールとキャナルシティの二ヶ所にありますが、先日ユナシネ・キャナルシティ13に行ったところコーナーが出来ていて、上記画像のよーな石仮面と下記のような複製原画っぽい絵が飾ってありました。

しかも公開初日とリピーターの特典企画までやる事が決定したようです。
力入ってて嬉しい限り。
あとは作品が良い物であるのを願うだけですねー。

ちなみに素晴らし過ぎる原作を読んでから行くと十中八九ガッカリすると思うので(ヲイ)、現在原作を読むのをグッと堪えている状態です。映画を観た後で読み直して原作と比べていかに映画がダメダメかケチョンケチョンにこき下ろす予定です(爆)。ゆがんでますねー。いや。そうならない事を切に願っている、と言う裏返しの言葉です。はい。誤解無きよう(^_^;)

そういえばウルトラジャンプの別冊でこんなのも出てます。

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド 究極総集編 OVER DRIVE (オーバードライブ) 2007年 03月号 [雑誌]ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド 究極総集編 OVER DRIVE (オーバードライブ) 2007年 03月号 [雑誌]

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大きい画面で第一部をまるごと読める!
しかも連載当時のままのカラーで!!
こーゆー本が出ただけでも劇場版公開の意味があったと心底思います。
この本は単行本を持ってる人でも絶対買いですぞ。


あ。
こんなのも出てるみたいね。

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド OFFICIAL MOVIE GUIDE (オフィシャルムービーガイド) 2007年 03月号 [雑誌]ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド OFFICIAL MOVIE GUIDE (オフィシャルムービーガイド) 2007年 03月号 [雑誌]

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ちなみにDVDも欲しいけど高いから手が出ない(T▽T)

ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダーズ DVD-BOXジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダーズ DVD-BOX

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投稿者: hassei 日時: 00:01 | | コメント (3) | トラックバック (0)

「魂萌え!」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)シネテリエ天神
「めっけもん。面白い。地味っぽいあらすじと『魂萌え!』って言うあんまりパッとしないタイトルにだまされてスルーしてたら損しますよ。」監督:阪本順治。出演:風吹ジュン、田中哲司、常盤貴子、加藤治子、豊川悦司、寺尾聰、藤田弓子、由紀さおり、今陽子、林隆三、ほか。

チラシ

元々「どついたるねん」とか「顔」とか、阪本順治さんの作品は好きな物が多いんです。だから多少は期待していました。でも、時々ハズレもあるんで半信半疑で観に行ったってのが正直本当のところです。なにしろ『魂萌え(たまもえ)!』って言うワケが分からんタイトルだし、あらすじも「夫を亡くした世間知らずの主婦が厳しい現実に直面しながら成長して行く物語」っていかにもそそられない感じだし(^_^;)。

しかーし!
結論から言うと、とても面白かった
やっぱり選り好みとか食わず嫌いってダメですね。あやうくスルーするところでしたもん。危ない危ない。

物語はいかにも人の良さそうな真面目な夫が突然の心臓発作で亡くなるところから動き出します。主人公はその妻、敏子です。葬儀のあとでチラつきはじめる夫の愛人の存在。息子との考え方の違い。対立。彼女は信じていたものに次々と裏切られていきます。そして自分が本当に世間しらずだった事、そして外での夫の事を何ひとつ知らなかった事を思い知らされます。このあたり結構シリアスです。いかにもありそうな話しの連続だし。見てて身につまされる人も結構いるのではないでしょうか。そして敏子は否応なく次々と新しい経験をして行きます。愛人との壮絶なやりとり以外にも、カプセルホテルでのフロ婆さんとのくだりとか、その負け犬の甥っ子とのエピソードとか、ソバ打ちの会のボーイフレンドとの経緯とか、色々あるんです。何より脇のキャラがどれも立ってて素晴らしいの。だから面白い。親友3人組もいかにもって感じだし。で、一応ハッピーエンド(かな?)なので観賞後感も爽やかだし。
イイですよ。コレ。

世間は厳しく、現実はなかなかうまくいかないもの。
でもだからこそ人生なんですよねー。

あと、敏子が映画ファンってのも良いですよね。
「ネタバレ:敏子が映写技師を目指すところなんか、映画へのリスペクトを感じちゃって好感度大です。『ひまわり』の引用もいいなぁ。そんなところも好きでした。」


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このアルバムの8曲目が主題歌に使われています。
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■映画「魂萌え!」公式サイト→http://www.tamamoe.com/

投稿者: hassei 日時: 00:18 | | コメント (0) | トラックバック (3)

フランキー・レーン逝く・・・。

 [ 03音楽 , ■映画2007年 ]   

フランキー・レーンさんが6日、心臓疾患でサンディエゴの病院で亡くなったそうです。
享年93歳。

彼の歌声は「ローハイド」や「OK牧場の決斗」などの西部劇には欠かせないものでした。
93歳と言ったら大往生だけど、残念です。

あー。あの口笛がさっきから頭の中で鳴ってる。
鳴ってるんだけど、アルバムは実家に置きっぱなしなんだよなー。
久々に聴きたい時に手元の音源がないって苦しいねぇ。
先日の「村八分」の時もそうだったけど。

仕方ない。ビデオの中からOK牧場の決斗あたりを探し出して流すか。


ご冥福をお祈りします。
合掌。

On the TrailOn the Trail
Frankie Laine

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投稿者: hassei 日時: 22:27 | | コメント (0) | トラックバック (0)

「待合室 Notebook of Life」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)KBCシネマ
「良いお話しです。でもちょっと良いお話しにまとまり過ぎたかなぁ。」監督:板倉真琴。出演:富司純子、寺島しのぶ、ダンカン、あき竹城、斉藤洋介、市川実和子、ほか。

チラシ

暖冬暖冬と言いつつ、たまたまこの作品を観に行った日の前後だけは寒気団のせいで小雪舞い散る非常に寒い日でした。そういう日に観るにはうってつけの作品だったかも。寒い雪国でのちょっと暖かい良い話し。

ただ・・・。

この数日前に「愛の流刑地」を観賞したのはアイタタタでしたねぇ(^_^;)
そちらでは寺島しのぶさんは不倫を重ねるなまめかしい主婦の役で富司純子さんはその母親の役だったんです。一転「待合室」では富司さんが北国のやさしいおばちゃん、寺島さんは素朴で元気なそのおばちゃんの若い頃の役。そのあまりのギャップはとても数日間で埋まる物ではありませんでした。

うーん。先にこっち観て、次に愛の流刑地だったらまだマシだったかな。結構愛の流刑地の印象が強烈だったもんだから。

また、寺島さんと富司さんを並べると、どうしても富司さんの古い演技が目立っちゃうんですよねえ。味があるっちゃあるんだけど・・・ぶっちゃけ少しクサイ。歌舞伎じゃないんだから。「犬上家の一族」あたりだとその大仰さもプラスだったんだけどなぁ。

北国の小さな駅の待合室のノートで心の交流が行われる、と言うストーリーは悪くはないと思います。
でもちょっと現実感が希薄でファンタジーっぽくなりすぎたかなぁ。つまり良いお話しにまとまり過ぎた感じ。


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■映画「待合室 Notebook of Life」公式サイト→http://www.machiaishitsu.com/

投稿者: hassei 日時: 18:50 | | コメント (0) | トラックバック (1)

「ファースト・ディセント」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)KBCシネマ
「スノボのドキュメンタリー映画です。大画面で観るライディングシーンが非常に爽快。それだけでなくスノボの歴史やライダーたちの人物にもちゃんとスポットを当てていて見ごたえ充分。ライディングシーンだけを集めたそんじょそこらのDVDとは一線を画す内容です。」監督:ケンプ・カーリー、ケヴィン・ハリソン。出演:ショーン・ホワイト、ハンナ・テーター、テリエ・ハーコンセン、ショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、トラヴィス・ライス、ほか。

滑ってる?。いやいや、コイツら飛んでるよ!

すっげーーー!

・・・そんなライディングシーンは正に迫力満点。
さすが有名ライダーたちのパフォーマンスは一味違います。
音響もなかなか良かったなぁ。
これは劇場の大画面で観るべき作品でしょうね。

多分ライディングシーンだけならもっと優秀なDVDがいくらでも氾濫してるんだと思います。でもこれはそれらと一線を画す内容です。
まだ誰も滑った事のないアラスカの高山にヘリで降り立ち、そこから命がけのライディングそする。そのいかにも「冒険!」ってところにドキドキワクワクが止まりません。

はっきり言ってわしはスノーボードについてはほとんど何も知りません。だから世界トップの若手スター選手とか、パイオニア的存在の伝説の男とか「すごいんだぞ」と言われても本来ピンとくるワケがないのです。でも、そのあたりもじっくりスポットを当てて説明してくれてるのでとても分かりやすい。同時にスノボーの歴史もおさらいしてくれるし。大変親切です。スノーボードに興味の無い人、あるいはあまり詳しくないから映画を観ても面白くないんじゃない?と心配している人。大丈夫です。誰でも楽しめるように作られています。

とてつもない奴らがとてつもない冒険に挑む。

ね?。それだけでとても楽しそうでしょ?
なかなかよく出来たドキュメンタリー映画でした。


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投稿者: hassei 日時: 18:48 | | コメント (0) | トラックバック (0)

CGアニメでゴーストバスターズ3ですって

 [ ■映画2007年 ]   

せっかくなら実写で観たかった・・・orz
http://www.eiga.com/buzz/070206/05.shtml

ビル・マーレィも年を取ったもんねぇ。
過酷な撮影はもういや〜ん、って事なんだろうな。
声優参加は了承してるらしいから作品自体がイヤって事じゃないんだろうし。
だったら、もう一頑張りして欲しかった!

ってか、もしピーター抜きだったとしても実写がいいよ!
ピーターは丁度留守とかでレイモンド(ダン・エイクロイド)とイーガン(ハロルド・レイミス)さえいればいいから。
あるいはこの際キャストの全部とっ換えもありかも。
新ピーターには・・・、そうだなぁ、ジョニー・デップとかどうよ?(爆)。
そしたら若い女性ファンも押しかけるかもよ(笑)。

とにかくCGアニメはなんとなくイヤー。

続きを読む "CGアニメでゴーストバスターズ3ですって" »

投稿者: hassei 日時: 12:45 | | コメント (2) | トラックバック (0)

「不都合な真実」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)KBCシネマ
「地球温暖化は頭の隅では誰もがちゃんと把握している事実です。そういう意味では新鮮味は無いはずなんだけど・・・。いざここまで真っ正面からドーンと取り上げられると、それなりに衝撃的です。」監督:デイヴィス・グッゲンハイム。出演:アル・ゴア、ほか。

チラシ

たまたま観に行った日は小雪舞い散る大変寒い日でした。しかしその前後は見事な暖冬。二月は年間通じて最も寒い時期のはずなのに三月下旬だの四月上旬だの、そういうレベルの気温が連日続いています。この冬の暖冬はエルニーニョの影響もあり世界的な傾向らしいです。それだけに「不都合な真実」の観賞はまさにタイムリーでした。

映画の内容は元副大統領のアル・ゴア氏の温暖化防止を訴える公演の内容がメインです。色々なデータやショッキングな映像をまじえつつ、分かりやすくかつユーモアたっぷりに地球のヤバイヤバイ現状を説きます。
彼のこういった活動はほとんど知らなかったので「へええ」と言う物珍しさがまず先に立ちました。で、映画が進んで行くと巧みな話術もあり、どんどん引き込まれていきます。さすが元副大統領。政治家は話が上手だね(笑)。終る頃にはほとんど洗脳といったレベルで「温暖化防止に向って今すぐにでも自分も何か始めなきゃ」って気にさせられます。
そーゆー意味でまことに見事な作品です。

でもねー。それって、カンフー映画を観た直後にカンフーの達人になった気分で肩をいからせて劇場を後にするのとそんなに違わない気もするんですよね(^_^;)
効力がいつまで続くやら。

と言っても劇場で観賞する意味はあるんです。

正直言ってこの程度の内容ならNHKの科学番組とか民放のドキュメンタリーとかニュースのワンコーナーだとか、しょっ中テレビでもやっています。きっと「ああ、またか」って感じで真剣に見もせずチャンネルを変える方も多いんじゃないでしょうか。でもお金を払って劇場に来たらある程度真剣に観るし、96分間ほかの邪魔なく集中して観賞せざるを得ない。

地球温暖化を危惧する気持ちがどのくらい続くかは置いといて、その時間だけでも温暖化について真剣に考える、ってのはやっぱり意味があるんですよ。それだけでも映画を観る人と観ない人の差は大きいと思います。

沢山の人に劇場に足を運んでお金を払って観て欲しい作品です。
そうそう。デイヴィス・グッゲンハイム監督は「24 TWENTY FOUR」や「ER緊急救命室」の監督もやってるんですってね。なるほど。普通、科学的内容の説明的な部分ってともすれば退屈しそうになるところじゃないですか?。でも、そこを上手に退屈させないように見せる手腕はそれで納得です。


余談ですが偶然この次に「ファースト・ディセント」をハシゴ観賞しました。スノボーのドキュメンタリー作品で雪景色オンパレードでした。とても面白かったです。この雪景色を地球から消しちゃいけないな、と強く思いました。


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不都合な真実不都合な真実
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投稿者: hassei 日時: 12:10 | | コメント (0) | トラックバック (2)

「王と鳥」の感想

 [ ■映画2007年 ]   

(07年2月鑑賞)シネテリエ天神
「昔の作品なんだけど色あせてないです。むしろこんな時代だからこそ益々輝きは増しているようなイメージ。ゲドでがっかりした方々はこちらでお口直しをどーぞ!(爆)。」監督:ポール・グリモー。脚本:ジャック・プレヴェール、ポール・グリモー。出演:ジャン・マルタン、レイモン・ビュシェール、ルノー・マルクス、ユベール・デシャン、ロジェ・ブラン、フィリップ・デレーズ、ほか。

チラシ 前売り券

先日「レイヤー・ケーキ」の感想で散々「公開が遅いよ!」と愚痴りました。
http://hassei.net/blog/2007/02/post_209.html

しかし「王と鳥」はそれどころじゃないんです。

元になった「やぶにらみの暴君」が発表されたのは1952年。そのディレクターズカット版と言える「王と鳥」が本国で上映されたのが1980年です。結局それから日本で公開されるまで26年の歳月を要したワケ。ちなみにココ福岡では1日1回上映の二週間興行でした。レイヤー・ケーキの一週間に比べたらマシですが、それでも短い。名作なのにねぇ。

ま、古い作品ですし、それは仕方ないところでしょうか。
それよか、字幕を高畑勲氏がやってるだとか、宮崎駿の原点だとか、やたらジブリがらみで宣伝されてたようなのが片腹痛かったです。そんな宣伝に踊らされて「ジブリアニメのプロトタイプ」みたいな物見遊山視点で観賞しようものならガツンとやられること間違いなしです。

そりゃあ、動く動く。美術も素晴らしい。で、何よりお話しが深い。楽しく愉快な子供向け作品でありつつ、その裏側に隠されたメッセージの強烈な事!。昨今持ち上げられ過ぎのジャパニメーションが大挙して裸足で逃げて行かざるを得ないレベルです。

元々1950年代の作品なのにちっとも古くないってのは本当に驚異。
今の日本のアニメで50年後にもなお観賞に耐え得る作品がどのくらいあるでしょうか。
グリモーもプレヴェールも恐ろしい人です。

とりあえず、わしはこれを家庭のテレビではなく劇場で観賞出来た事を映画の神様に感謝します。

昨年ジブリには死ぬほどガッカリさせられましたが、こーゆー作品の劇場公開に尽力してくれる活動は本当にありがたい。むしろこれからのジブリにはそっちに力を入れて欲しいです。ネームバリューだけは今も立派ですからね。業界も動きやすかろうし。オリジナル作品は他でもどんどん良いのを作ってますから。これからのジブリの役目はコレですよ。コレ!。うん。


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投稿者: hassei 日時: 21:30 | | コメント (0) | トラックバック (0)
 
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