「ひいろ」の感想

(07年5月鑑賞)シネテリエ天神
「主演の小崎さよさんが良かったです。地味っちゃ地味な物語なんだけど、なかなかハートウォーミングな佳作になっていました。」監督:徳江長政。出演:小崎さよ 、麻丘めぐみ 、ルー大柴 、金子昇 、桜金造 、真由子 、梅津栄 、南田洋子。

チラシ

自分に日本人の血が流れてると知った中国の女性が日本に渡り肉親を探します。右も左も分からない日本で、6ヶ月と決められた留学期間中に、果たして祖母と出会う事は出来るのか!?と言う物語。

またまた悪いクセで何の情報も持たぬままイキナリ観賞しました。
最初、第二次世界大戦の中国のシーンから始まるので「上海の伯爵夫人」みたいな歴史物の映画かな?と思いました。そしたら、ほどなく舞台は現代に移りました。中国残留孤児のドラマ?。焼き物がらみの「大地の子」?とか色々想像してたら、今度は舞台は日本に移り、留学生の人捜し物語に(笑)。

そんな何も知らない状態だったので、主演の小崎さよさんっててっきり中国の役者さんだとばかり思っていました。だって流暢な中国語を操るし、それはそれは見事な「カタコトの日本語」をしゃべるのですから!。エンドロールで「尾崎さよ」って出た時に「え?彼女日本人だったの?」と初めて気付く始末。
それだけ上手に演じていらっしゃったって事ですよね。拍手、拍手。
この方の演技を見るだけでもこの作品を見る価値はあるかもしれません。

来日直後は心細くてひたすらコワイ国だった日本が徐々に変わっていくのが良い感じでした。
生活に慣れ、暖かい人にも出会え、見知らぬ外国が段々愛おしい場所になっていくのです。
最初は観客もきっと「うわぁ。なんてヤな人の多い国なの。」と思うことでしょう。
でも最後は「世の中本当に悪い人なんていないんだよな」なんて思い直すんじゃないでしょうか。

あと、ルー大柴さんが意外と(失礼)良かったです。いつものキャラとえらく変わらない役なんです。でも時々陰りのあるマジな表情をチラっと見せるんだな。そこがズルイ。いや、上手い(笑)。



暗かったり重たくなりそうなテーマなんだけど主人公が前向きでひた向きな性格の明るい子だったのが良かったです。
コミカルな場面あり。
ジ〜ンとくる場面あり。
そして最後には爽やかな印象を残してくれます。
地味ではあるけどなかなかちゃんとまとまった佳作になっていました。


もしもっと焼き物についても突っ込んだ内容になってたら個人的には一段高い評価になってたんだけどなぁ。
確かに焼き物は重要な要素なんだけど、あくまで大筋からすると小道具、味付け程度の位置付けでした。そのへんが若干惜しかった!


■映画「ひいろ」公式サイト→http://www.hiiro-movie.jp/


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投稿者: hassei 日時: 2007年05月08日(火) 23:51

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