「フリージア」の感想

(07年3月鑑賞)シネテリエ天神
「監督の前作『青春☆金属バット』が好きな人はまずまずイケると思います。暴動を横目で淡々とスパゲティを食べる主人公が良かったです。」監督:熊切和嘉。出演:玉山鉄二 、西島秀俊 、つぐみ 、三浦誠己 、柄本佑 、竹原ピストル 、鴻上尚史 、嶋田久作 、坂井真紀 、大口広司 、すまけい、ほか。

チラシ

最初「敵討ち法」「ガンアクション」って単語で何となく頭に浮かんだのがザブングルだったりしました。ザブングルはロボットアニメなのに西部劇調で「あらゆる犯罪は3日逃げ切れば全て免罪」と言う掟を破ってカタキを追い続けるジロンと言う少年が主人公だったのです。何となく連想したのも分かるでしょ?(笑)。富野作品では珍しく人が死なない(!)し、コメディ調の作品でわしは結構好きでした。

実際フリージアを観賞したらそんな連想とは真逆と言って良いような作品でした。人死ぬし、終始シリアスな展開。むしろ法制化された「敵討ち」ってところは、戦争をお役所仕事的に表現して風刺した「となり町戦争」に近い印象でした。

でも、敵討ちを法制化した面白さと言うよりは、主人公とヒロインが理不尽な理由によって奪われた人間性を取り戻そうと足掻く物語、ってところのほうが全面に出ていたと思います。ちょっと変わった青春物と言えない事もない感じ?。見る人によってはそこが辛気臭くて、ガンアクションの爽快さを阻害してるだけのように感じる可能性はあります。
個人的には「フェンリル」云々よりも「敵討ち法」だけにしぼってそこで人間ドラマを展開させて欲しかったかな。ふたつ入れちゃった事で焦点がちょっとぼやけちゃった。確かに主人公は乾いた描写をされてるんですけど、その設定の導入のせいで逆にウェットに見えちゃって。兵器の後遺症なんて設定を用いなくても、「敵討ち法」だけで深い人間ドラマは築けたはずなんだけどなぁ。その点はちょっと惜しい。
現実には法制化された殺人「死刑」ってものが存在しますが、果たして被害者の心はそれで癒されるのか?。同じ人間の悲しみや憎しみをフューチャーするなら、そこで表現してくれたほうが好みでした。
ちなみにわしは藤子・F・不二雄先生の短編「気楽に殺ろうよ」が大好きです。

ところで観賞後にネットを徘徊しててガンアクションが売りの一つの映画だったと初めて知ったのですが・・・。ガンアクション自体はまぁこんなもんかなぁ(^_^;)。何ヶ所か「トイガンそのまんまじゃん!」って場面もあったし。ま、マルイのエアガンって結構デキがいいから気にはならなかったけど。

あと、柄本佑さんや竹原ピストルさんといった、わしのお気に入りの人たちが脇を固めていたのが嬉しかったです。竹原さんっていい声してるよなぁ。
玉山さんも無表情な主人公を頑張って演じていらっしゃいました。

それと、エンドロールで流れた曲がCharaさんでした。やっぱりイイ!。ファンなので嬉しかったです♪


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投稿者: 日時: 2007年03月28日(水) 23:32

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