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■2007日本インターネット映画大賞「外国映画部門」

 [ ■映画2007年 ]   

先日の日本映画部門()に続いて外国映画部門への投票です。
2007年度日本インターネット映画大賞、外国映画部門



【作品賞】
  「LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」10点
  「善き人のためのソナタ」10点
  「デス・プルーフ in グラインドハウス」4点
  「アフター・ウェディング」3点
  「カンナさん大成功です!」3点
【コメント】
考えてみたら「外国映画」と言うのも極めて大雑把なくくりですよね。自分で試みた映画総括()では英語圏以外の外国映画、ドキュメンタリー映画、アニメ映画等かなり細かく分けました。それでも全部で373作品も観てるとランキング付けにかなり苦労しました。上記五作品も便宜上点数の差を付けていますがほとんど差は無い良作ばかりです。ちなみに上からドキュメンタリー映画、ドイツ映画、米国映画、デンマーク映画、韓国映画、です。


【監督賞】      作品名
   [スザンネ・ビア] (「アフター・ウェディング」)
【コメント】
デンマークの女流監督さんです。アカデミー賞で注目をあびた「アフター・ウェディング」が良かったのは当然の事ながら、同作品の日本公開に合わせて公開された2004年の「ある愛の風景」も大変優れていました。彼女の存在は恥ずかしながら今回の二作品でようやく初めて知りました。しかし、レベルの高いこの二作品を観るにつけ「ああ、知らなかったところにまだこんな良い監督さんがいたんだ。」と、とても頼もしい気持ちになりました。これを機に注目していきたい監督さんです。


【主演男優賞】
   [ウルリッヒ・ミューエ] (「善き人のためのソナタ」)
【コメント】
独自の総括の主演男優賞は「ロンドン・コーリング」のジョー・ストラマーにしたのですが、彼の場合はドキュメンタリーの主役であり「主演男優」と言うのとはちょっとズレていたのでこちらではまともに行かせて頂きたいと思います。ウルリッヒ・ミューエさんです。
彼の演技で作品は一段階にも二段階にも上のレベルに押し上げられていたと思います。最初に登場した時はどこから見ても国家に忠誠を誓った非情のシュタージ局員にしか見えません。その表情からは人間性の欠片も感じる事が出来ないのです。しかし、そんな人間でも様々な出来事を経て少しづつ変わっていくのです。彼はそんな徐々に変わっていく人間を実に見事に演じていました。それゆえあのラストシーンが胸に焼き付くのです。
この作品を鑑賞してほどなくして彼がガンで急逝したと言うニュースが飛び込んできました。実に惜しい人を亡くしました。合掌。


【主演女優賞】
   [ローズ・マッゴーワン] (「プラネット・テラー in グラインドハウス」)
【コメント】
何せ片足が機関銃のダンサーですからね。うん。インパクトがあった(笑)。


【助演男優賞】
   [ジョン・トラヴォルタ] (「ヘアスプレー」)
【コメント】
主人公の「ママ」役です。最初聞いた時は「え〜?」と思ったけど、極めて自然に見れました。オバチャンも出来るなんてスゴイな、ジョン!


【助演女優賞】
   [キャリー=アン・モス] (「ゾンビーノ」)
【コメント】
映画観てる間ずっと「どっかで見た事あるんだけど誰だっけ?」と悩んでました。「まぁ、あちらの方々って似たように見える人って多いから誰かに似てるのを勘違いしてるんだろ。」と考えてました。そしたらキャリー=アン・モスでした!。言われてみたら確かに・・・。まさかこんな作品に出てるとは思わないもんねぇ。「ディスタービア」では分かったんですよ。思い込みってコワイです。


【新人賞】
   [ニッキー・ブロンスキー] (「ヘアスプレー」)
【コメント】
明るくて前向きなおデブちゃんを元気いっぱいに演じていました。ミュージカル映画なので歌って踊る事も重要なのですが、そちらも大変優秀だったと思います。この作品でのトレーシー役があまりぴったりで印象も強いため、今後どんな仕事をして行くのかちょっと想像がつきません。でも「この作品でこれだけ光ってたんだからもうそれだけで充分じゃないか!」とすら思わせる出来でした。元気をありがとう。


【音楽賞】
  「ホリデイ」
【コメント】
すいません。変化球です。ジャック・ブラックがDVDを手に取ってその映画テーマをくちずさみます。そこが大好きで(笑)。エンドロールではその曲のタイトルと作曲者名は出てきましたが「Performed by Jack Black」とは付いていませんでした。是非付けて欲しかったなー。ってか出来れば「Arranged by Jack Black」とも(笑)。


【勝手に○×賞】
「予告編がぁ、とても面白くてぇ、パニックゥ!・・・だったで賞」
   [オープン・ウォーター2]
【コメント】
映画本編もぉ、意外とぉ、きっちり作ってあって大誤算〜!
でもそれ以上にぃ、日本の予告編がぁ、面白くてパニックゥ!
耳に残りぃ、耳に残りぃ、耳に残りぃ、頭から離れずにぃ、パニックゥ!
考えろ、思考しろ、ただただぁ、映画をぅ、宣伝するためにぃ!


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・・・と、こんな感じになりました。
どうでしょうね?
総括()と微妙違うのはご愛嬌ってことで(笑)。

■2007日本インターネット映画大賞「日本映画部門」

 [ ■映画2007年 ]   

今回で3回目かな?。
またお誘いが来たので参加してみます。
2007年度日本インターネット映画大賞、日本映画部門への投票です。



【作品賞】
  「歌謡曲だよ、人生は」10点
  「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」10点
  「魂萌え!」4点
  「アヒルと鴨のコインロッカー」3点
  「松ヶ根乱射事件」3点
【コメント】
2007年もジャンルにこだわらずに映画館で片っ端から映画を観まくりました。その数、実に合計373作品にのぼります。で、そのうち半分近くが日本映画だったワケですが、これがまた優秀な作品が多かった。上記5作品はかなり苦しんでチョイスした5作品です。正直どれも10点をあげたい出来です。「めがね」「転々」「それでもボクはやってない」「キサラギ」「しゃべれども しゃべれども」あたりはわざわざわしが投票しなくても沢山票が集まるだろうから省きました(笑)。

【監督賞】      作品名
   [山下敦弘] (「松ヶ根乱射事件」)
【コメント】
合わせ技一本!。何といっても松ケ根が凄かったけど「ユメ十夜」「歌謡曲だよ、人生は」の二本のオムニバス作品でも異彩を放ち、あまつさえ「天然コケッコー」と言う一般ウケするメジャー作まで撮っています。スゴイです。正直「ジャンゴ」「クローズZERO」「龍が如く」の怪作三連発の三池崇史監督とどっちにしようかと迷ったんです。でも内容のバラエティ豊かさで今回は山下監督に軍配を上げました。いや、多作がエライってワケではないんですけどね。印象深かった作品がこうも同じ監督だったか、と改めてビックリしたもんだから。正直に賞を送った次第です。
あ。「包帯クラブ」と「自虐の詩」の堤幸彦監督も良かったな。彼には今度の「20世紀少年」にも期待してます。


【主演男優賞】
   [喜味こいし] (「星影のワルツ」)
【コメント】
21世紀の笠智衆現る!。この飄々さ。この存在感。この可笑しみ。半端じゃないです。わしはイトコイ先生の漫才の大ファンだったので、いとし先生が亡くなってこいし先生は一体どうなってしまうんだろう?とずっと心配していたのです。この道があったか!。


【主演女優賞】
   [内田有紀] (「クワイエットルームにようこそ」)
【コメント】
テレビをあんまり見ないから彼女の事って評価どうこう以前にまったく知らなかったと言って良いくらいです。しかし今作で初めて彼女の演技を見て「なかなか良い女優さんじゃないかー」と感心しました。見た目は確かにかわいらしいんだけど、意外と凛々しいところもあって良かったです。


【助演男優賞】
   [光石研] (「めがね」)
【コメント】
他にも沢山出ています。わしが2007年に映画館で観た作品だけでも「めがね」以外に11本も出ていました。もはや日本映画、どっちを向いても光石研!。そして、どの作品でもキラッと印象に残る良い演技をされてるんだな。名バイプレーヤーの名を欲しいままです。


【助演女優賞】
   [もたいまさこ] (「それでもボクはやってない」)
【コメント】
あ。「めがね」と「それでもボクはやってない」って両方光石さんも出てる(笑)。「三丁目の夕日」のタバコ屋のおばちゃんから「めがね」の謎の人物までこの人も本当に奥が深い。味がある。ある意味反則だよなー(笑)。


【新人賞】
   [うだしげき] (「殯(もがり)の森」)
【コメント】
さて。いつも困るのがこの新人賞です。なにせ、わしは映画は大好きでも知識に関してはまるっきりですから。「お、この新人さんいいな!」と思っても既に映画出演数作目って事も往々にしてあるのです。でもうだしげきさんは違います。これが映画出演はおろか役者経験すらこれが初めてと言う正真正銘の新人さんですから。ドキュメンタリー風の作品だからどれだけ素に見えるか、演技に見えないか、が決め手。うまかったと思います。


【音楽賞】
  「パプリカ」
【コメント】
平沢進さんのスコアが良かったです。と言うか、作品自体がまず平沢さんの音楽ありきで作られたんじゃなかろーか?と言った勢いでした。元来平沢さんの大ファンなので欲目がかなり入ってるとは思います。でも、つとめて客観的に見て、パプリカの音楽は良かった。


【勝手に○×賞】
「つっかえずに言えたのは嬉しかったけどそれが逆に恥ずかしかったで賞」
   [女獄門帖 引き裂かれた尼僧]
【コメント】
映画館のチケット売り場で美人の従業員さんに言いましたよ。「女獄門帖 引き裂かれた尼僧を一枚」って!。もちろんリバイバル上映です。1977年の牧口雄二監督の名作。あと次点は「人妻集団暴行致死事件」。これも舌噛みそうでした。こちらは1978年の田中登監督作品。


【勝手に○×賞】
「怖い映画をよく頑張って観たで賞」&「R指定の映画にわざわざ幼児を連れて来る事はなかったで賞」
   [仮面ライダー THE NEXTを観に来ていた親子]
【コメント】
「仮面ライダー THE NEXT」は下手したら大人でもコワイかもしれないホラーっぽい要素を多分に含んだ作品です。それを知ってか知らずか幼稚園位の小さなお嬢ちゃんを連れて来てたお母さんいたんです。案の定お嬢ちゃんは「コワイよー、コワイよー!」の連発。かなり可愛そうでした。でもライダーが大活躍して敵を倒したシーンの後で「仮面ライダー強いね!」と言う嬉しそうな声も聞こえて来ました。あのヒトコトで救われたなぁ(笑)。


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・・・と、こんな感じになりました。
どうでしょうね?
総括()と微妙違うのはご愛嬌ってことで(笑)。

■2007年映画総括

 [ ■映画2007年 ]   

2007年に映画館で観賞した映画の総括をします。
もはや毎年お正月の恒例です(笑)。

2007年は人生で一番映画館に通った年となりました・・・と、前年、前々年もまったく同じセリフを言いました(爆)。
つまり本数が年々増加の一途をたどっているのですね。
なんと2007年は2006年の215本から大幅にアップして全部で373本も観てしまいました。
我ながらびっくりです。
一日一本以上の計算ですもんね。
さすがに一年に観賞できる本数はこれが限度でしょう。
万一これ以上増えるよーな事があったら・・・いや、ないない!と、自分に言い聞かせてみる(爆)

ちなみに全タイトルのリストは次の通りです。
http://hassei.net/blog/2007/12/2007.html

それにしてもこんなに観たのにまだまだ未見の作品が沢山あると言うのはどういうワケなんでしょうね!?。
短期間しか上映が無くて、どうしてもタイミングが合わなかった作品が沢山あります。
また、首都圏ではとっくに公開されたのにまだこちらには回って来ていない作品も沢山あります。

総括ではランキングや各種部門賞を発表していますがエントリーの対象作品はわしが2007年に映画館で観た映画です。
もし観てない作品の中に名作があったとしたら本当に申し訳ない限りです。
最初にそれだけは平謝りに謝っておきたいと思います。
観れなかった作品たち、ゴメン!


さて。
それでは本題に入りましょう。


ザッとした全体的な印象は

前年に引きドキュメンタリー作品が豊作!

粒ぞろい!

欧米以外の外国語映画も元気!

ってかんじでした。

それでは、わしの独断と偏見のみで選ばれた「わし的部門賞」の発表に移ります。



■何度も観たで賞「めがね」「転々」
それぞれ3回ずつ観ました。昨年6回も観に行った「かもめ食堂」ほどの作品は現れませんでした。ま、今回に限って言うと「373作品も観たため何度も観るヒマがあまり無かった」と言う理由もあります。あと「何度も観たかった作品が短期間しか上映されなかった」と言うパターンも多かったです。ロンドン・コーリングがロングランだったら多分かもめ食堂級に観に行ったと思います。
そんな中でも3回観たのが上記の両作品です。両作品は趣をまったく異にする作品です。しかし、どちらも間が効いてると言う共通点があると思います。味わい深いんですよね。
そう言えば、毎年何度も観てしまう作品って邦画が多い傾向にあります。思わぬところで「自分って日本人なんだなぁ・・・」と自覚してしまいます(笑)

ちなみに2回観たのは案外多いです。特に「キサラギ」「しゃべれども しゃべれども」はまず一人で行って面白かったので友達を誘ってもう一度行ったと言うパターンです。
あ。こちらも邦画だ。



■期待以上だったで賞「魂萌え!」
この賞はあまり期待していなかった作品が強いですね。期待していた作品は自然とハードルが高くなりますから。でもこの「魂萌え!」の場合は全然期待していなかったワケではありませんでした。予告編を観てちょっとは「面白そうだな」と思っていたんです。で、実際観賞してみたらちょっとではなく大そう面白かったと言う・・・(笑)。終始飽きさせないドラマ展開とよく立ったキャラがとてもうまくかみ合って良い作品になっていました。既に感想もアップしているので詳細はそちらをご覧下さい。

ほかに期待以上だと思った作品は「クローズZERO」「カンナさん大成功です!」あたりでしょうか。「クローズ~」ですがわしは元々ヤンキー映画はあんまり食指が動かないタイプなんです。でもこれはかなりハチャメチャやってて楽しかったです。で、「カンナ~」はこのところ韓国映画であまり大当たりが無くて、ちょっと失望気味だったのが大きく作用しています。最近ハズレばっかりだったけど良いのもあるんだー、と。
ああ。まったく期待してなかった「包帯クラブ」も存外に良かったなぁ。

あと
「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」「えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」
あたりの子ども向け作品のレベルも高かったりして思った以上に楽しめました。それにしても子ども向け作品ってどれもタイトル長っ。



■期待外れだったで賞「ダフト・パンク エレクトロマ」
沢山の作品を鑑賞してるので期待外れもそれなりに多かったです。ただ、ざっとした印象を述べたように今回は全体的に「粒より」だったんです。つまりものすごく大ハズレは少なかった。
この「ダフト・パンク エレクトロマ」も期待外れと言うよりは正確には「あまりに期待し過ぎてしまっていたのでちょっぴりがっかりしたで賞」あるいは「想像してたのと違ったで賞」でしょうか。正直嫌いじゃなかったんです。ちょっとシュールなSFでそれなりに面白かった。しかし、タイトルにダフト・パンクを冠してるから、もっと彼らが全面に出て音楽をガンガン演奏する作品だと思ってたんです。その点で若干肩透かしを食らったと言う。そんな感じです。



■わし的主演女優賞「ニッキー・ブロンスキー」(ヘアスプレー)
この方、オーディションで勝ち残ったまるっきりの新人さんなんですって?。今知ったー。表情が良くてとてもかわいらしかったです。まさに見事なキャスティング。こんなにぴったりの人をよく発掘したもんだ。音楽がちゃんと楽しめたのも彼女がちゃんと歌えてるという安心感が前提にあったからだと思います。ふくよか過ぎる体躯でちょこまか動きまくる様がなんとも愛らしい。主演女優賞に選ぶにはちょっと変化球かな?とも思ったけど頭に一番最初に浮かんだのは彼女でした。インパクトあったもんなぁ。作品もとても元気が出る楽しい映画だったし。



■わし的主演男優賞「ジョー・ストラマー」(「LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」)
ななな、なんと!。まさかジョー・ストラマーが今年も登場しようとは!。昨年の『ジョー・ストラマーin「レッツ・ロック・アゲイン!」』も素晴らしかったけど今回の『LONDON CALLING』も最高でした。個人的な思い入れがたっぷり過ぎで申し訳ありません(汗)。でも仕方ないですよねぇ。なんせ「わし的」ですから!(笑)。
ただ、ドキュメンタリー作品だから「主演」と言っても「演じてる」ワケではないよな、と思わないでもありませんでした。でも今回『LONDON CALLING』を観て、この人は生涯を通してジョー・ストラマーと言う人間を演じきった人だったんだ、と確信するに至りました。それで堂々の二年連続の受賞です。
彼はほかに「ロニー MODSとROCKが恋した男」「PUNK'S NOT DEAD」「GLASTONBURY グラストンベリー」にも出ていました。チラッとですけどね(笑)。でもこれらの作品にチラッとでも必ず出るのはパンクやロックを語るのにどうしても外せない人だって何よりの証拠です。



■わし的助演女優賞「香里奈」(しゃべれども しゃべれども)
しゃべれども~、は主演の国分太一さんがとても良かったですよね。で、それに負けない存在感を示したいたのが彼女でした。コミュニケーションがヘタな仏頂面の美人を実に自然に演じていらっしゃいました。ドラマやテレビをほとんど見ないので香里奈さんの事はお名前くらいしか存知上げず思わず「おお?新人さん?」と思ってしまったのは内緒です(汗)。失礼しました。その後、「恋空」でもお見かけしました。そちらでは豪快な性格の女性を演じていらっしゃいました。しゃべれでも~、のイメージが強すぎて最初誰か気付きませんでした(笑)。
実は最初はもたいまさこさんにしよーかな、と。でもそれじゃあまりに光石さんと被りますもんね。わし的には意外性がなくてフツー過ぎると思うし(笑)。



■わし的助演男優賞「光石研」(めがね)
光石さんって映画出過ぎ!(笑)。ちょっとした出演でも個性たっぷりだから自然と印象に残るんですよねぇ。演技力が抜群でしっかりと役を演じ分けているので様々な作品にガバチョと出ているわりに全然ゴッチャにならないんです。
例えば「サッド ヴァケイション」では福岡弁バリバリの粗暴な男。「Little DJ~小さな恋の物語」ではとても柔和な入院患者。そして「めがね」では主演の"あの"小林聡美さんを上回るほどの飄々っぷり!。顔は確かに同じなのに全部別の人に見えます。いやあ、見事。彼は名バイプレイヤーの域に入って来たんじゃないでしょうか?。
それ以外にもわしが2007年に観た作品では「それでもボクはやっていない」「無花果の顔」「松ヶ根乱射事件」「エクステ」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「キトキト!」「怪談」「未来予想図」などに出演されていました。うひゃ~。こんなに!。沢山お見かけした気がしたのも当然ですな!




■主演わんこ賞「柴犬・イチ」(マリと子犬の物語)
きっとマリ役のイチ本人(?)の実力と言うよりもドッグトレーナーの宮忠臣さんの手腕なんでしょうね。あと撮影スタッフ全員の。
作品を観て「わんこがここまで演技をするんだ・・・」と感動したし何よりカワイイんですよ。聞いたところによるとマリは子犬時代も通してずーっとイチ一匹が演じたそうで。その話し本当なのかな?。本当だとしたらスゴイな。まさに当たり役ですね(笑)

ちなみに今までのこの賞に該当する賞は
06年は「主演ホッキョクグマ賞」、
05年は「主演ペンギン賞」、
04年は「主演お魚賞」、
03年は「主演海老賞」
でした。
この部門は毎年変わるのですよ(笑)。こーゆーワケのわからん賞こそがわし的映画賞の良いところです。自画自賛。



■音楽賞「歌謡曲だよ、人生は」
今回は音楽が優れた作品が大変豊富でした。だからどれを受賞させるかとても迷いました。結局作品と音楽が密接に絡み合い相乗効果をもたらしていたと言う観点から「歌謡曲だよ、人生は」を選びました。昭和の歌謡曲12曲をモチーフにして作られたオムニバス作品です。個性豊かな監督さんが自分の特徴をフルに活かして作った作品たちはどれも魅力的でした。年代で言うとわしの両親かそれより上の世代の人がリアルタイムかな?って感じの曲が主なんですけど、わしにも馴染みの深い曲ばっかりでした。なにしろ名曲揃い。帰宅してわしのCDライブラリーを調べたらあっちに一曲、こっちに一曲と、結局全部持ってましたから(笑)。いや、正確に言うと渥美二郎版の東京ラプソディだけ持っていませんでした。でも藤山一郎版は持っていました(笑)。

ところで歌謡曲だよ~、は選曲が優れていたパターンです。
オリジナルスコアだったら一番聴いたのは「パプリカ」ですね。平沢さん好きなんです(笑)。
主題歌であれば「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」のサブちゃん。
挿入歌であれば「サイドカーに犬」とか(清志郎)。
あと音楽系ドキュメンタリー作品に音楽が良い作品が多いのは言わずもがなです。



■美術賞「ウール100%」
なんか印象に残ってるんですよねぇ。あのガラクタが山と積まれた家が!。
こら!そこ!「自分の部屋がそうだから親近感を感じてるだけでしょ。」なんて言わない!。全くその通りなんだから!orz。それにしてもあのスペースにたたずむ岸田今日子さんの風情はそれだけで反則!と思うほどハマっていました。
どーもイカンですね。わしはいつもキレイや豪華よりゴチャゴチャ煩雑なのを選ぶ傾向があります(汗)



■衣装デザイン賞「雲南の少女 ルオマの初恋」
さて。毎年一番困る賞です。ファッションに本当に疎いですからねぇ。で、ざっとタイトルを眺めた所一番印象に残っていたのがこの作品の中国雲南省の少数民族の衣装でした。お祭りの時のきらびやかな衣装はもちろん、普段着にもこまやかな神経が使われていたと思います。ま、民族衣装がストーリー上、重要なファクターの一つですから力が入っていて当然っちゃ当然なんですが。かと言ってやりすぎてもいなかったのが大変立派でした。



■特殊メイク賞「カンナさん大成功です!」
主人公はデブでブスだけど歌が上手いと言う設定の女性です。彼女がスタイル抜群の美人に変貌をとげる事によって起こるドタバタが物語りの主眼です。だから元々美人な女優さんのキム・アジュンさんをいかにデブでブスな姿で登場させるかがとても重要な作品でした。で、結果は大成功。ギリギリ面影を残しつつも、イケてない容姿に完璧に仕上げました。個人的にはふくよかバージョンの彼女も愛嬌があってかわいらしくて十分イケてるとは思うのですが(笑)。それでも物語上充分過ぎるインパクトがある仕上がりだったと思います。

正直「ヘアスプレー」のジョン・トラボルタ(主人公の"ママ"役!)も捨てがたかったのですが「ヘアスプレー」からはニッキー・ブロンスキーがわし的主演女優賞にも輝いていますからね。カンナさん~、のほうを選ばせて頂きました。



■視覚効果賞「スターダスト」
やっぱりハリポタかパイレーツ・オブ・カリビアンかなぁ?と思ったんですけど・・・。想像以上にちゃんとしたエンタテインメントに仕上がっていたスターダストにしました。この手のファンタジーだとここのところでは一番良かったと思った作品です。
最近の視覚効果は、どの映画もレベルが高いですよね。結局どこで差が生まれるかって上手に演出して、いかに効果的に活かしてるか?って点だけです。技術力だけではどの作品も大差ありません。もちろんあえてローテクを狙うパターンは省きますが。

そうそう。パンズラビリンスも良かったですがそちらは本当にアカデミー賞を受賞しましたからね。今回はスターダストに譲りました。



■脚本賞「キサラギ」
優秀なシットコムだと思います。シットコム(シチュエーションコメディ)は基本的に舞台変換の無い地味な物語です。だからこそ知恵をしぼって脚本をしっかり練る必要があるんですよね。キサラギはよく出来たコント(あるいは舞台)を観ているようで本当に楽しめました。二度目でネタが分かった状態でも「こんなところにも伏線が!」と新たな発見があったりして充分楽しめました。それって、それだけ脚本力があったと言う事だと思います。もちろん主演男優5人の個性も光っていました。でもそれもまず良い脚本ありき、です。



■泣けたで賞「LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」
最近極めて涙もろいので正直どれが一番泣いたか分かりません。ベタなところから「フツーそんなところで泣かないだろ!」ってところまで色々なシーンで泣きまくりです。そんな中でも一番印象に残ってるのがこのロンドン・コーリングです。別に普通の人は泣くような映画ではありません。しかし、わしの場合、思い入れがありすぎたのと、長年ずっと考えてきた事に対してとても明確な答えが出たのとで、思わず泣いてしまったのでした。これはまさに「フツーそんなところで泣かないだろ!」ってパターンです。
ベタなところでは北斗の拳のラオウの名言が「ここで出てくる」と分かっているのにもかかわらず思わず泣いてしまったり、とか(笑)
こうしてみると案外わしの泣き所ってかなりズレてるのかもしれません。



■笑えたで賞「転々」
可笑しかった!。わしは腹を抱えて大笑い、と言うより思わずプッと吹き出すようなタイプの笑いが好みなんです。これはまさにそういう典型。微妙な外し方の連続の作品でした。オダギリジョーさんと三浦友和さんの二人の絶妙な間に何度吹き出させられた事か。もろストライクでした。キャラクターもケッサク揃いだったし。全体を通したストーリー展開も好きでした。
ほかに「キサラギ」や「クワイエットルームへようこそ」なんかもよく吹き出しました。うん。こーゆー系統の笑いが好きだ。




さて、それではいよいよランキングに移ってみたいと思います。


■邦画ベスト20

1:「転々」
2:「歌謡曲だよ、人生は」
3:「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
4:「キサラギ」
5:「それでもボクはやってない」
6:「しゃべれども しゃべれども」
7:「めがね」
8:「魂萌え!」
9:「星影のワルツ」
10:「アヒルと鴨のコインロッカー」
11:「サッドヴァケイション」
12:「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
13:「サイドカーに犬」
14:「夕凪の街 桜の国」
15:「犯人に告ぐ」
16:「クワイエットルームにようこそ」
17:「松ヶ根乱射事件」
18:「クローズZERO」
19:「図鑑に載ってない虫」
20:「ウール100%」

邦画豊作でした。ベスト20くらいじゃとても足りないです(汗)



■洋画賞ベスト20(英米映画)

1:「デス・プルーフ in グラインドハウス」
2:「ヘアスプレー」
3:「世界最速のインディアン
4:「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」
5:「ショートバス」
6:「ラストキング・オブ・スコットランド」
7:「主人公は僕だった」
8:「スターダスト」
9:「プラネット・テラー in グラインドハウス」
10:「ホリデイ」
11:「チャプター27」
12:「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
13:「パフューム ある人殺しの物語」
14:「幸せのレシピ」
15:「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
16:「ゾンビーノ」
17:「オープン・ウォーター2」
18:「プレスリーVSミイラ男」
19:「スリザー」
20:「ブラザーサンタ」

邦画に比べたら薄味だったかなー。
それでも20位じゃとても足りないけど(笑)
とりあえず順位なんてあってないよーなものですね。



■外国語映画ベスト20(英米以外の外国映画)

1:「善き人のためのソナタ」(ドイツ)
2:「パリ、ジュテーム」(フランス/ドイツ/リヒテンシュタイン/スイス)
3:「レベル・サーティーン」(タイ)
4:「アフター・ウェディング」(デンマーク/スウェーデン )
5:「題名のない子守唄」(イタリア)
6:「カンナさん大成功です!」(韓国)
7:「ドレスデン、運命の日」(ドイツ)
8:「サン・ジャックへの道」(フランス)
9:「みえない雲」(ドイツ)
10:「ブラックブック」(オランダ/ドイツ/イギリス/ベルギー)
11:「13/ザメッティ」(フランス/グルジア )
12:「明日へのチケット」(イタリア/イギリス)
13:「ある愛の風景」(デンマーク)
14:「それでも生きる子供たちへ」(イタリア/フランス)
15:「長江哀歌(エレジー)」(中国)
16:「明日、君がいない」(オーストラリア)
17:「恋愛睡眠のすすめ」(フランス)
18:「ボルベール 帰郷」(スペイン)
19;「フランシスコの2人の息子」(ブラジル)
20:「この道は母へとつづく」(ロシア)

ドイツ勢大健闘!
前々回が韓国映画の独壇場だった事を考えると面白いですね。
年によってこうも違うのかー。
今回このジャンルは大豊作だったと言って良いと思います。
英米映画より粒揃いでした。



■アニメ映画ベスト20

1:「河童のクゥと夏休み」
2:「レミーのおいしいレストラン」
3:「パプリカ」
4:「秒速5センチメートル」
5:「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」
6:「エティーのものがたり」
7:「エクスマキナ」
8:「CLANNAD クラナド」
9:「えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」
10:「ストレンヂア 無皇刃譚」
11:「ピアノの森」
12:「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」
13:「鉄人28号 白昼の残月」
14:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」
15:「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」
16:「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」
17:「超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」
18:「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」
19:「Genius Party <ジーニアス・パーティ>」
20:「ベクシル 2077日本鎖国」

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は次回作を観てから判断したいかな?と思って入れませんでした。
ところで「ベオウルフ」とかってもしかしてこのジャンル??
なんだかどんどんアニメと実写の境目があやふやになっていっている気がします。
大人向け、子ども向けも。



■ドキュメンタリー映画ベスト20

1:「LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」
2:「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」
3:「選挙」
4:「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」
5:「デート・ウィズ・ドリュー」
6:「NARA:奈良美智との旅の記録」
7:「GLASTONBURY グラストンベリー」
8:「ミリキタニの猫」
9:「シッコ」
10:「100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!」
11:「スクリーミング・マスターピース」
12:「ヒロシマナガサキ」
13:「SMILE 人が人を愛する旅」
14:「PUNK'S NOT DEAD」
15:「ロニー MODSとROCKが恋した男」
16:「ディス・イズ・ボサノヴァ」
17:「ロストロポーヴィチ 人生の祭典」
18:「ポリス インサイド・アウト」
19:「ファースト・ディセント」
20:「ブリッジ」

昨年に引き続いての豊作!
気に入った作品を並べてたら"あの"「不都合な真実」すらトップ20から漏れてしまったほどです(笑)
ってか、「ダーウィンの悪夢」も「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」も「カート・コバーン アバウト・ア・サン」も入れ損なった!。いやはや参ったねぇ。



■総合ワースト10

1:「ファウンテン 永遠につづく愛」
2:「伝染歌」
3:「僕は妹に恋をする」
4:「ラストラブ」
5:「蒼き狼 地果て海尽きるまで」
6:「アクエリオン 創星神話篇&壱発逆転篇」
7:「サイボーグでも大丈夫」
8:「どろろ」
9:「童貞ペンギン」
10:「墨攻(ぼっこう)」

ま、あくまで個人的な趣味ですので・・・。
多分人によってはとても面白かった!と言う作品もあると思います。
とりあえずわしはダメでした。



■総合トップ30

1:「LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」
2:「善き人のためのソナタ」
3:「転々」
4:「歌謡曲だよ、人生は」
5:「デス・プルーフ in グラインドハウス」
6:「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
7:「ヘアスプレー」
8:「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」
9:「世界最速のインディアン」
10:「パリ、ジュテーム」
11:「アフター・ウェディング」
12:「題名のない子守唄」
13:「カンナさん大成功です!」
14:「レベル・サーティーン」
15:「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」
16:「河童のクゥと夏休み」
17:「キサラギ」
18:「それでもボクはやってない」
19:「ショートバス」
20:「ラストキング・オブ・スコットランド」
21:「ドレスデン、運命の日」
22:「サン・ジャックへの道」
23:「選挙」
24:「デート・ウィズ・ドリュー」
25:「主人公は僕だった」
26:「スターダスト」
27:「レミーのおいしいレストラン」
28:「プラネット・テラー in グラインドハウス」
29:「めがね」
30:「しゃべれども しゃべれども」

きゃあー!
苦しい!
ホント、順位なんてあってないような物。
どれも面白い作品ばかりです。
みなさん、機会があったら是非観て下さい。


以上、2007年にわしが劇場で鑑賞した映画の総括でした。
感想など頂けるとうれしいです。


<参考1>
■月別観賞数
01月:18
02月:34
03月:33
04月:35
05月:26
06月:41
07月:24
08月:17
09月:31
10月:37
11月:38
12月:41

あれえ?。合計373になりませんね?。375?どこかで数え間違えしてるかも(汗)

<参考2>
■ハシゴをした回数。
1本だけ31回・・・31作品
2ハシゴ23回・・・46作品
3ハシゴ19回・・・57作品
4ハシゴ24回・・・96作品
5ハシゴ19回・・・95作品
6ハシゴ8回・・・48作品

結局、映画館に行った日が一年で124日もあるって事だ!!




追記:
ところで今回も「『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記」のaq99さんがブロガーが選んだ映画ベスト10の集計を行われたようです。
ある程度の量を鑑賞しているブロガーが集計対象と言うだけあってどんなベスト10よりも参考になります。
毎年、素晴らしいです。
ブラボー!

http://blog.goo.ne.jp/aq99/e/c325f69fbd447285b5cc04bf2d71a53f
http://blog.goo.ne.jp/aq99/e/64629f03f34ff6d4630949c6f1fb67bd

2007年に劇場観賞した映画タイトルリスト

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