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「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の感想
(06年12月鑑賞)
「きーーー。くやしいいぃぃぃ。これは日本人が作らなきゃいけない部類の映画でしょう。何やってんだよぅ。日本のクリエーターたち!ガンバレよぅ!」監督:クリス・シェリダン、パティ・キム。出演:横田滋、横田早紀江、増元照明、ほか。
がーーーーーっ。悔しいッ。アメリカ人にこんな映画を作られてしまったー。
あ。断わっておきますが決して差別的発言とかそーゆーワケじゃないですよ(^_^;)。はっきり言って嫉妬です。ジェラシーです。こんな優れた作品を日本以外の国の人に作られてしまうなんて・・・orz。
これは北朝鮮による日本人拉致事件を取り上げたドキュメンタリー作品です。特に拉致被害者の横田めぐみさんとそのご家族にスポットが当てられています。昔の貴重な映像、ニュースなどでは見た事のない横田夫妻の素の横顔、そして様々な人達の興味深い証言、などなど。それらが満載です。中には既にお馴染の映像だったり新鮮さを感じない事実も沢山あります。しかしそれらも必然でもって絶妙に作品に組み込まれています。だから最初から最後までダレずに観賞できます。
確かにそこまで斬新な切り口と言うのは無かったと思います。しかし、サブタイトル通り、長く苦しかった家族の30年が本当によく表現されています。
今の日本でこの事件の事を知らない人はまずいないでしょう。だからそれほどの衝撃で受け止める人も少ないかと思います。「NHKの特別番組レベルじゃん」とか。でもそれだからこそ改めて劇場で、ちゃんとお金を払って、姿勢を正して見直す必要があるのではなかろうか、と。やはり高い意識を持って見直すのはテレビでなんとなく流し見するのとは大いに違うと思うのです。
何より、客観的に見て一本のドキュメンタリー映画として優れた作品に仕上がってると思うのです。
拉致問題ってもっともっと複雑で大変な問題がゴロゴロしてるんだけど欲張り過ぎずにに横田めぐみさんとそのご家族をメインに据えてテーマを絞ったところがエラかったな。そこに一番好感を持ちました。
ってかアメリカの人なら一番に思いつくのは多分ジェンキンスさんとかその周辺の問題だと思うんですよ。でもそうしなかった。うん。エライ。
世界レベルではこの事件はまだまだ知られていない地域のほうが圧倒的に多いです。そんな地域で上映されたらかなりの衝撃を与えるのではないでしょうか。それだけの力がある作品だと思いました。
(※原題:Abduction The Megumi Yokota Story)
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トラックバック時刻: 2006年12月07日(木) 10:23