「クリムト」の感想

(06年11月鑑賞)
「混濁した意識の中で人生を回想したらこんな感じになるのかも知れないなぁ、と思いました。また当時の町並みや風俗の再現がなかなか見事でした。ある程度の知識がある人向けの作品です。」監督:ラウル・ルイス。出演:ジョン・マルコヴィッチ、ヴェロニカ・フェレ、サフロン・バロウズ、スティーヴン・ディレイン、ニコライ・キンスキー、サンドラ・チェッカレッリ、ほか。

ニッ、ニコライ・キンスキー演じるエゴン・シーレが本人の自画像にソックリ過ぎなんですけど!(笑)。
なんかまずそれに感動してしまった(^_^;)

物語はちょっと難解。死の床にいるクリムトが過去を回想するような内容なんですが・・・単なる回想と言うには夢とも現実ともつかないような内容を含んでる。だから普通の伝記映画だと思って観に行くと裏切られると思います。わしは観ているうちに「彼は実際死の間際に混濁した意識でこんな夢でも見ていたのかもしれないな」なんて事を思いました。

ただやはり、クリムトやシーレの作品や人間、彼らの生きた時代や様々な事実、それらを知らないとちょっとキビシい映画かな、と。
ってか、それらの知識がないとクリムトに対して大いなる誤解を生じさせる事になる可能性がある気がするんです。
出来れば美術史をある程度知ってて観に行って欲しいかなぁ。せめて「パリ万博」の意義とか意味くらいは。ま、普通に歴史を勉強してる人ならそのあたりは大丈夫と思うけど・・・。でもさすがに普通「ウィーン分離派展」なんて世界史を勉強しただけじゃ分からないよね?。
クリムトとシーレの関係はもちろん、クンストラーハウスが造形美術協会を認めなかった事実とか、ウィーン分離派がその後どんな役割を果たしたかとか、そのくらいは把握して観に行ったほうが物語が分かりやすいのではなかろうか?と。
じゃないと例えばサロンで話してた鏡と縁の話題なんかもさっぱり分からないんじゃないかなー。


シャレってわけじゃなくホントにアート系の映画だった気がします。
そんなワケで誰でも楽しめるエンタテインメントって感じではないのでご注意下さい。
クリムトの知識がある程度ある方、あるいはマルコヴィッチ氏の怪演のファンの方、そういう方々向けです。

あ。わしは一応芸術系の学校行ってました。ダメダメ学生だったけど(^_^;)


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投稿者: 日時: 2006年11月30日(木) 23:19

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記事「「クリムト」の感想」へのコメント▼

こんにちは。これ、観たいんですよ。この前上映館の前を通りかかって衣装展示だけチラ見しました。

>ニコライ・キンスキー演じるエゴン・シーレが本人の自画像にソックリ過ぎ

わははは~!すごくわかります。私、彼のお父様が大好きでした…
(私にとっては絶世の美男子でした!)
昔、『エゴン・シーレ』の映画は観にいったんですけど、あの主演俳優は男前過ぎましたね(大好きだけど)。ジェーン・バーキンがカッコ良かった。
毎回面白いレビューをありがとうございます!

投稿者 ショコポチ | 2006年12月01日(金) 14:27

ショコポチさん、こんにちは。
確かにクラウスさん男前でしたよねー。で、確かナスターシャ・キンスキーがお姉さんなんですよね。改めてスゴイ一家だ(笑)。
ところで、ニコライさんの顔って若干・・・ほんとの若干ですよ!


田中要次さんが入ってるよーな気がしませんか?(爆)。

キャー。ゴメンなさいっ( ̄▽ ̄;(ダッシュ逃げ!)

投稿者 発生 | 2006年12月01日(金) 23:46

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