「上海の伯爵夫人」の感想

(06年11月鑑賞)
「しっかりじっくり作ってありました。登場人物の人生とか時代のざわめきとか上手に表現しています。堂々とした映画です。」監督:ジェームズ・アイヴォリー。出演:レイフ・ファインズ、ナターシャ・リチャードソン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、真田広之、リン・レッドグレーヴ、アラン・コーデュナー、ほか。

この映画は「日の名残り」('93公開)の監督ジェームズ・アイヴォリーと脚本カズオ・イシグロが13年ぶりに組んで作った作品です。ちなみにイシグロさんは長崎出身で後に英国に帰化したブッカー賞作家です。

物語は1930年の上海が舞台。元アメリカ人外交官のジャクソン(レイフ・ファインズ)が主人公。彼はかつてベルサイユ講和条約で中国の危機を救った英雄的人物だ。しかし、その後彼は事故で家族と視力を失い上海の夜の町に生きる生活を送っている。そんな彼の夢は理想のクラブを作る事だった。そんなある日、その夢のバーの看板にするに相応しい理想の女性と出会う。それはロシアから上海に流れ着いた伯爵未亡人ソフィア(ナターシャ・リチャードソン)だった。彼女は没落したのに貴族としてプライドを捨て切れない家族と共に苦しい毎日を送っていた。ジャクソンは彼女をスカウトし、理想の店への第一歩を踏み出す。また同時に謎めいた日本人青年マツダ(真田広之)とも親交を結びやがて理想の店を実現していく。ジャクソンとソフィアの関係も微妙なものではあったが大変うまくいっていた。しかし上海にも次第に戦争のきな臭いニオイが漂ってくるのであった。

色んな立場の人たち、様々な個人のキャラクター、それらを手を抜かずに丁寧に描いているのが好印象。とても真摯な姿勢に貫かれた作品だと思いました。映像も重厚にしてリアル。少し長めの上映時間もこの大河物語には合っていたと思います。なかなか堂々とした作品です。
当時の時代背景を知っていたほうがより深く楽しめると思います。
決して派手な作品ではないのですが良い作品だと思いました。


▼「amazon」でチェックしてみる。

上海の伯爵夫人 サウンドトラック上海の伯爵夫人 サウンドトラック
リチャード・ロビンス

cinemania35 2006-10-21
売り上げランキング : 72841

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



日の名残り コレクターズ・エディション日の名残り コレクターズ・エディション
カズオ・イシグロ ジェームズ・アイヴォリー アンソニー・ホプキンス

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005-09-28
売り上げランキング : 34717

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


■映画「上海の伯爵夫人」公式サイト→http://www.wisepolicy.com/thewhitecountess/

--記事の内容を自動的に分析して関連商品を表示しています--


▼ランキングに参加しています。是非クリックよろしく。
ブログランキングくつろぐ
■発生の映画感想INDEX(50音順)

■2006年に観た映画→PC/携帯
■2005年に観た映画→PC/携帯
■2004年に観た映画→PC/携帯
■2003年に観た映画→PC/携帯
丼〜DON〜 発生どっとねっと
投稿者: 日時: 2006年11月30日(木) 22:11

トラックバック▼

このエントリーのトラックバックURL:
http://hassei.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/2272

このリストは、次のエントリーを参照しています: 「上海の伯爵夫人」の感想:

» 上海の伯爵夫人
from とんとん亭

「上海の伯爵夫人」 2006年 英/中/独など ★★★★★ 心に染み入る映画でした。 1936年、激動の上海を舞台に盲目のアメリカ元... [詳しくはこちら]
トラックバック時刻: 2007年02月18日(日) 11:13

コメントを投稿▼