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「ジャケット」の感想
(06年6月鑑賞)
「ちょっと不思議なサスペンス。独特な重苦しさが支配する映像が内容とよくあってる。」監督:ジョン・メイブリー。出演:エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、ほか。
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最初に言っておくべき事はSFでもファンタジーでもないって事。わしは例の如く何の事前情報も得ずにいきなり観賞しました。さっき監督名を調べたりするのに検索してみたら映画サイトでジャンルが「SF」になってて「え〜?」ってな感じ。ファンタジーっぽく紹介してる頁もあったりして「うーん?」でした。見方によってはそう見えないこともないけどこれははっきり言って毛色の変わったミステリー映画と言ったほうがより的確だと思います。監督は「この作品にひとつのジャンルを押し付けることは誰にもできないでしょう。ジャンルとジャンルに裂け目に落ちてしまったような映画を作る作業は貴重な経験でした。」と述べています。まさにそのとおり。実際、サスペンス、ロマンス、殺人ミステリー、タイムスリップ、とかなり盛りだくさんな要素が詰まっているのです。でも全然散漫じゃないんですよねえ。そこが立派!
簡単にさわりのあらすじを述べてみます。主人公は湾岸戦争で頭部に弾丸を受けた男。怪我は回復するが記憶障害の症状が残る。そんな状態で殺人事件に巻き込まれ裁判の結果精神病院に送られる事に。そこで男が受けた治療は拘束衣(ジャケット)を着せられ死体安置用の引き出しに閉じこめると言う特異なものだった。そこで男が経験する不思議な体験とは?・・・ってところ。
ね?どこがSFやファンタジーやねーん、って感じでしょ(笑)。
ところでわしは閉所恐怖症の持ち主ではありません。しかし拘束衣を着せられ引き出しに入れらるシーンは見ててすごく息苦しい気分になりました。全体的に陰影の効いた映像は暗い色調だし内容を全然知らずに観てたんで途中までホラー系の映画かと思ったくらいでした(笑)。ま、観てるうちにお話しにどんどん引き込まれていくんですけどね。その時は偶然ひたすら明るく楽しい映画を観たい気分だったんで結構ずーんときました。でも地味目の演出も好きだしラストも好きだしなかなか良い作品だったと思います。
あ、スティーヴン・ソダーバーグとジョージ・クルーニー共同プロデュースだったんですね。へええ。・・・って、今さら気がついても何ですが(^_^;)
あと全然映画とは関係ない話しなんですけど主演のエイドリアン・ブロディの顔ってどんとさん(わしのとても尊敬しているアーティスト・故人)と良く似てる、といつも思います。皆さんもそう思いませんか?
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