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「LIMIT OF LOVE 海猿」の感想
(06年6月鑑賞)
「劇場版海猿第二弾。つっこみどころは満載だけど、頑張ってる。楽しめました。」監督:羽住英一郎。出演:伊藤英明、加藤あい、ほか。
海猿は劇場版の第1作しかまともに観ていません。原作漫画も未読です。テレビシリーズもほぼ未見です。だから主人公と時任さんや石黒さんとの関係はよく分かりません。時々出てくる回想シーンも劇場版第一作以外はピンときません。
しかし!
今回の作品だけいきなり観てもちゃんと楽しめる作りになっていたのがエライ。もちろん全部知ってるほうがより楽しめるんでしょうけど。でもそうじゃない人も楽しめると言うのは一本の映画作品として重要な事だと思います。誰でも楽しめると言うのはつまりは分かりやすいのです。内容をかなり海難救助のパニック物に絞っていました。その単純な脱出物としての要素を全面に出した事が功を奏したのではないでしょうか。代わりにせっかくの海保の潜水士と言う海猿ならではの設定が弱くなっている事は否めません。しかしそれを捨ててでも分かりやすいパニック映画に特化した、という選択は決して間違いではないと思います。方向性はともかく映画は一本の作品として面白くなくちゃダメなわけですから。方向性をきっちり定める事ができずに欲張って色々な要素を詰め込みすぎて結局中途半端な駄作になった、と言うよくあるパターンにしなかったのが立派です。今回の海猿の選択は大正解だったんじゃないかな。ただ極端に言い切ってしまえばムリに海猿でなくても良かった内容ではあったのです。まぁ、そこが評価の分かれるところの一つだと思います。わしはアリだと思いました。
あと良かったのは大塚さんと吹越さんの演じる要救助者のキャラがちゃんと立っていたところでしょうか。先日観た「ポセイドン」もやはり海難物で沈没しかけの船から脱出する内容です。海猿の数倍迫力のある映像が満載です。遊園地のアトラクションみたいな楽しみ方をするには充分楽しめる作品です。しかし登場人物のキャラもストーリーもイマイチ弱くて・・・。個人的にはそこまでパッとしなかったのです。正直今回海猿を観てこっちのほうが面白いなあ、と思いました。うん。邦画も頑張ってる。
しかし残念なところも結構あることはあるんです。緊迫してて一分一秒が惜しい場面でやたら悠長な会話をしている、とか。あれは「おい、急げよ。」と思わずツッコミ入れそうになりましたね。「ネタバレ:あと一番気になったところは仙崎一人で脱出経路を探しに行くシーンです。結局ボンベと経路を発見して戻ってきますよね?。ならどうしてしばらくあの部屋に留まって諦めていたんでしょう?。それにボンベを発見して戻ってきた流れとしてはあそこではそれを使ってなら脱出できる、と言う経路を発見するのが一般的なストーリー展開ではないんでしょうか。なんかボンベの必要ない普通の経路を発見して戻ってきたので肩透かし喰らいました(^_^;)。それならあの部屋で一旦諦めていなくてガンガン進んでたらすんなり経路まで辿りつけたじゃん!と。ま、いちゃもんに近い指摘かもしれませんが正直あそこの展開は若干気持ち悪かったです。」。ほかにも細かいところとしては「ネタバレ:煙突から水に流された状態でなぜあの安全な場所に辿り着けたのか?」とか。「ネタバレ:ヒロイン指揮本部みたいなところに立ち入っていいの?それに屋上らしきところとか海岸とか瞬間移動しすぎ。」とか。・・・まぁ色々あるわけです。
もしそういう興を削ぐ場面がオールクリアされていたのなら、かなーりの名作になっていたと思いました。そう言う意味ではちょっぴり惜しい、って感じもしたかなぁ。いや、そこまで言うのは欲張りってもんか(笑)。まぁ、そんな事を言うだけのレベルにあったと言うことです。
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