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「半落ち」の感想
(04年2月鑑賞)
横山秀夫のミステリー小説の映画化。
あらすじ。主役は元捜査一課の警部で警察学校の教官の梶聡一郎(寺尾聡)。ある日彼は妻を殺害したと自首してきた。病に苦しむ妻に「殺してくれ」と頼まれ首をしめたと言うのだ。警察関係者の殺人事件は大スキャンダルでもあり警察は嘱託殺人として片付けたいが捜査が進むうちに殺害から自首まで空白の2日間があることが判明する。梶はその間にあった事に頑として口を割らない。一体その2日間に何があったのか?マスコミも騒ぎ始める中、完全自供、すなわち完落ちに至らぬ半落ちのまま決着の場は法廷へ移って行く・・・。
なかなか面白かったです。同じようにミステリーと法廷物の要素があるニューオーリンズ・トライアルが良く出来た作品で偶然にもそれを観た直後だったのですが日本の半落ちも負けてはいないぞ、と思いました。沢山の個性豊かなキャラクターが出てきてそれぞれ色々ストーリーがあるので、ともすると散漫になるところなのですがその一歩手前でうまくまとめてる印象です。はっきり言うとたくさん要素を詰め込みすぎて欲張り過ぎたと思います。かなり力技的なところが無きにしもあらずです。でもこの尺の映画作品ならそれもアリなのではないでしょうか。空白の2日間の真相の謎解きプロセスよりもむしろ色々な人間の織りなすドラマが面白い作品でした。
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