2004年02月のアーカイブ
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「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」の感想
(04年2月鑑賞)
トールキンの指輪物語の映画化、三部作の最終章。
あらすじ。省略!(爆)・・・だって面倒くさいですよ説明(笑)。ものすごくおおまかに言うと世界を滅ぼす力をもった指輪を葬るために旅にでた連中が色々ありながらも見事指輪を葬れるかどうか?というものなんですけど、知らない人にはそれじゃさっぱりですよねえ。原作読んで下さい(笑)今やゴロゴロあるファンタジーの元祖はこの作品ですからね。読んで損はないです。
あらすじは置いといて(スミマセン)感想ですが「よくも作ったもんだ」です。はい(笑)
お話的には原作のダイジェスト感は拭えないものの映像そのほか総合的にみて大健闘だったのではないでしょうか。大昔から映像化は不可能と言われ、映画化の話しが出ては消え・・・。それをよくここまでやったものだと思います。素直に拍手を送りたいですね。3時間半近い長尺にも関わらず良いテンポで時間を感じさせませんでした。正しい鑑賞の仕方としては原作を読んだ上で名場面集として大らかな気持ちで観ると言ったところでしょうか。いえ、けっして悪口でなく(笑)。指輪物語を映画と言うメディアで表現するのにこれ以上の物を期待するのは酷というものでしょう。ただ原作を知らなくても大すじがしっかりしてるので誰でも充分楽しめると思います。細かいところにはどーしても「?」が残るかも知れませんがそこが気になる方は本を読んでもらうしかないですね。ってか本を読んでりゃ映画を観る必要はあまり・・・あ、いえ。
ねたばれ「エオウィン好きなんですがナズグルの首領をデルンヘルムのデの字も無いままに倒してしまったのはいかにも残念でした。アラゴルンとの関係も映画だとかなーり消化不良に感じる人が多いのではないでしょうか。ラストでファラミアの横に並んでいましたが原作では結婚します。でもそのあたりのエピソードもぜーんぜん触れられておりません。」・・・と、かように思い入れがあるキャラへの扱いでは色々ある映画かもしれませんねえ(笑)。
「リクルート」の感想
(04年2月鑑賞)
CIAのスパイにならないか?と誘われた男が主役のミステリー。
工科大の秀才学生ジェームズ(コリン・ファレル)はある日CIAの教官バーク(アル・パチーノ)からCIAへ入らないか?と勧誘を受ける。ジェームズは幼い頃に謎の死を遂げた父がCIAと関係を持っていたと聞かされ、CIAに入る事で死の真相が知れると考えこの申し出を受ける事にする。しかしCIAのエージェントになるための訓練は苛烈を極めた。様々な状況を設定したサバイバルはもとより騙し騙されの心理戦は特に凄まじいものだった。やがて同じ訓練生のレイラと心を通わせるようになる。しかし最初に言い渡された任務は二重スパイの嫌疑がかかる彼女の監視だった。
どこまでが訓練か、どこまでが採用テストか、どこまでが真実か?と言うあたりがこの映画のみどころです。あと、CIAスパイへのリクルートから訓練など、これまでのスパイ物にはあまり無かったところが描かれている楽しさもあります。(ちょっとおもむきは違いますがコンフェッションなんかもそのへんが描かれてて面白かったですね)それなりにオチも考えられていますしまずまずの出来でした。このテの作品って最近食傷ぎみだったりしたのですがワン・アイデアで随分違うもんですね。
「半落ち」の感想
(04年2月鑑賞)
横山秀夫のミステリー小説の映画化。
あらすじ。主役は元捜査一課の警部で警察学校の教官の梶聡一郎(寺尾聡)。ある日彼は妻を殺害したと自首してきた。病に苦しむ妻に「殺してくれ」と頼まれ首をしめたと言うのだ。警察関係者の殺人事件は大スキャンダルでもあり警察は嘱託殺人として片付けたいが捜査が進むうちに殺害から自首まで空白の2日間があることが判明する。梶はその間にあった事に頑として口を割らない。一体その2日間に何があったのか?マスコミも騒ぎ始める中、完全自供、すなわち完落ちに至らぬ半落ちのまま決着の場は法廷へ移って行く・・・。
なかなか面白かったです。同じようにミステリーと法廷物の要素があるニューオーリンズ・トライアルが良く出来た作品で偶然にもそれを観た直後だったのですが日本の半落ちも負けてはいないぞ、と思いました。沢山の個性豊かなキャラクターが出てきてそれぞれ色々ストーリーがあるので、ともすると散漫になるところなのですがその一歩手前でうまくまとめてる印象です。はっきり言うとたくさん要素を詰め込みすぎて欲張り過ぎたと思います。かなり力技的なところが無きにしもあらずです。でもこの尺の映画作品ならそれもアリなのではないでしょうか。空白の2日間の真相の謎解きプロセスよりもむしろ色々な人間の織りなすドラマが面白い作品でした。
「ニューオーリンズ・トライアル」の感想
(04年2月鑑賞)
アメリカの裁判の陪審員制度とそれにまつわる裏の取引を描いたドラマ。
あらすじ。銃の乱射事件で夫を失った女性が銃会社を相手に訴訟を起こした。銃会社の経営者は無罪を勝ち取るためにフィッチ(ジーン・ハックマン)と言う腕利きのコンサルタントを雇う。フィッチは陪審員候補者を徹底して調べ依頼者に有利な陪審員をそろえる工作をするプロ。一方それに正当な方法で真っ向勝負するのが弁護士のローア(ダスティン・ホフマン)だ。ある日そんな両陣営に「私は陪審員の票を操作できる。勝ちたければ金を払え。」と言う内容の謎のメモが届く。どうやら陪審員に選ばれたひとりニック(ジョン・キューザック)が関わっているようなのだが・・・。
アメリカの裁判制度とか知らなくても、観てるうちに引き込まれていくと思います。被告側と原告側、それに陪審員を操れるという謎の存在、この三つどもえの駆け引きが非常に面白いです。それぞれのキャラクター付けもうまく行っています。ジーン・ハックマン好きとしても見逃せません。いかにも悪者でいいんですよねえ。また違う舞台でフィッチとローアとニックの対決がみたいなあ、と思いました。法廷物って難しくなりがちですがこれは分かりやすくてハードルはとても低く、誰でも楽しめる秀作だと思います。
「悪霊喰」の感想
(04年2月鑑賞)
L.A.コンフィデンシャルやミスティック・リバーの脚本を手がけたブライアン・ヘルゲランドが監督のホラー(かな) 。
あらすじ。アレックスは法王庁からは異端とされている修道会の司祭だ。ある日修道会の恩師が自殺したと言う知らせをうけて遺体発見現場に向かう。そこで不思議な文字を発見する。何かの儀式の跡のようだった。アレックスは恩師の死は 自殺ではないと確信し同門のトーマスや友人のマーラと調査を続ける。やがて「罪喰い」の存在に行き当たる。罪喰いはどんな罪深い人間にもよこしまな術によって安らかな死を与える事ができる異端中の異端者だ。アレックスと罪喰いの戦いが始まる・・・。
ホラー、と言う事だったのですが全然ホラーではありませんでした。悪魔払いとか聖痕とかそういうのが好きな人やオカルト系が好きな方には喜ばれる内容かもしれません。ただ全然怖くないのでそういうのを期待して観に行くとがっかりします。映像は全体に統一感もあって悪くなかったです。特殊効果は大した事なかったですが。
しかし、これも邦題は失敗ですねえ。原題がSin-Eaterでそのまんまではあるのですが・・・。むしろシン・イーターで良かった気がします。
「ハリウッド的殺人事件」の感想
(04年2月鑑賞)
現代ハリウッドを舞台にした刑事物。
あらすじ。ロス市警のベテラン刑事、ジョー(ハリソン・フォード)と新人のK.C.(ジョシュ・ハートネット)の二人が主役。ヒップホップのパーティーでラッパーが殺される事件が起き二人は駆けつける。だが捜査中も二人は気が気でないことが・・・。ジョーは副業で不動産会社を経営しているのだがそっちの仕事の電話がしょっ中かかってくる。K.C.はK.C.で俳優を目指していてオーディションやトライアウトの演技の事で頭が一杯。刑事が副業を持つ事はアメリカでは普通のことなのだ。しかし事件はK.C.の過去にもかかわる思わぬ方向に展開してゆく。
不動産屋経営に必死のベテラン&俳優志望の若手、というキャラクター設定はとても面白いと思いますが、そこまで活かしきれていた感じはしません。結局よくある刑事物のパターンから抜けきれていないです。ハリソン・フォードの年齢を押してのアクションなんかはなかなか頑張っているのですがそれが逆に痛々しいというか(いいすぎか)。色々伏線を張ったわりには終盤は単なるアクション&カーチェイスものになったのも残念でした。ただ、ハリウッドの名所や有名なスポットが沢山出てくるので一度行かれた事がある方は「あ〜、あそこだ」と一味違った楽しみ方ができるかもしれません。こき下ろすほどヒドクなく絶賛するほど面白くない、そんな作品でした。家で適当に観るくらいで丁度良いかんじかな。あと邦題は失敗ですね。あんまり殺人事件!ってかんじじゃないです。コメディ系刑事物です。
「シービスケット」の感想
(04年2月鑑賞)
一頭の競走馬とそれに関わる人間の物語。原作は実話に基づいている。
あらすじ。大恐慌時代のアメリカが舞台。裕福な家庭で育ったが恐慌で一家離散となり草競馬のジョッキーで食っているレッド(トビー・マグワイア)と、息子を亡くし傷心の大富豪ハワード(ジェフ・ブリッジス)と、時代遅れの元カウボーイの調教師トム・スミス(クリス・クーパー)の3人の話しがメインで進められていく。シービスケットと名付けられた一頭の競走馬はどうしようもない駄馬で誰からも見放されていた。しかし3人の努力によってメキメキと力をつけて連戦連勝を始める。人生のどん底にいた彼らを救ったのは他でもない誰からも見放されていたシービスケットだった。やがてシービスケットは大恐慌で沈みきったアメリカ全体をも勇気づけてゆく。しかしそんな時にトラブルが起こる。
ねたばれ「優勝を決めるまでが話しの山かと思いきや、そっから一度転落してはい上がるほうがメインでした。」最近の映画にしては展開が遅いな〜、と言うのが第一印象でした。でも話しはそれなりに作られてるし爽やかな内容で全体的にはまずまずでした。競馬の知識もないし興味も無いと言う人にも充分楽しめる作品だと思います。
映画とは何の関係もないですがこの作品のクリス・クーパーの顔って大滝秀二に似てません?(笑)。そうそう、本編が始まる直前の宣伝がスパイダーマン2(主演トビー・マグワイア)でした。そんなもんでレッドが今にも変身しそうに思えて参りました。直前はやめてほしいよな〜、と(笑)。
「ミスティック・リバー」の感想
(04年2月鑑賞)
クリント・イーストウッドがベストセラー小説を映画化。サスペンス。
あらすじ。ジミー(ショーン・ペン)、デイブ(ティム・ロビンス)、ショーン(ケビン・ベーコン)の3人は幼なじみだ。映画はデイブが少年時代に誘拐されて暴行を受けたシーンから始まる。それから25年。中年にさしかかった彼らは同じ町でそれぞれの人生を歩んでいる。ある日ジミーの娘が殺される。その事件の担当になったのは今では刑事をやっているショーンだった。そして容疑者のひとりにデイブが浮ぶ。小さな町で起こった殺人事件。3人と家族、町の人々、過去と現在、様々な要素がからみあってストーリーは複雑に展開してゆく。
犯人は誰か?と言うのもそれなりに楽しいのですが在る程度簡単に察しがつきます。それよりも各キャラクターの心理や動向が面白いです。因縁とか業なんてものも要素としては大きいですね。ラストもハッピーエンドとはほど遠いものですが嫌いじゃありません。
「バレット・モンク」の感想
(04年2月鑑賞)
チョウ・ユンファ主演のアクション映画。
チベットの山奥の僧院で世界を変える力を持つという巻物が守られていた。巻物の守護者は60年に一度選ばれる。選ばれた僧が次の60年間巻物を守り通すのだ。その間守護者は不思議な力で年を取らない。大戦中に前任者から守護者に選ばれた僧(チョウ・ユンファ)は巻物を狙う幾多の敵を相手にしながら現代のニューヨークに現れた。次の60年間を任せる後継者を探していたのだった。そこで僧は天才スリのカー(ショーン・W・スコット)に出会う。僧は彼に何かを感じ目をつける。話しは二人を中心に、ギャングや謎の美女、巻物を狙うナチの残党などを巻き込みアクションたっぷりで展開する。
いかにもB級といった映画で、そのつもりで観たので良かったです。すごい特殊効果とか迫真のクンフー・アクションとか緻密で良く出来たストーリーとかを期待して鑑賞するとダメです。「オイオイ」ってなところを楽しめる人向けですね。あるいはゴールデン・チャイルドとかインディ・ジョーンズみたいなのが好きな人には良いかもしれません。あと「も〜んく!」と叫ぶセリフの時「坊主(ぼぉ〜ず)!」と字幕が出て思わずそう聞こえてウケてしまいました(笑)
「タイム・ライン」の感想
(04年2月鑑賞)
マイケル・クライトン原作のSF作品。
あらすじ。時は現代、フランス南西部の修道院跡で14世紀の遺跡の発掘が行なわれていた。発掘計画の責任者ジョンストン教授はある日とあるハイテク企業におもむき連絡を断つ。それから数日後、発掘現場の14世紀の地層から発見されたのは教授の眼鏡と助けを求めるメモだった。その後、教授の息子クリス(ポール・ウォーカー)と発掘チームの面々はハイテク企業で驚愕の事実を知らされる。教授は偶然出来たタイム・マシンを使って14世紀に調査に出掛け、そこで行方不明になったと言うのだ。クリスと仲間達は教授を救い出すためタイム・マシンを使い過去に向かう事になる。そこは100年戦争、フランスとイギリスの雌雄を決する戦いの真っ只中だった。
便宜的にタイム・マシンなんて書いちゃいましたが本当はちょっと違うんですよねえ。・・・って、この映画観ただけではタイム・マシンと言う理解で別に何の支障も無く観れます。原作では現代と中世の重要性の比率はもっと五分五分なんですけど映画だと中世がメインですね。SF要素はかなーり適当なのでお気楽アクションのエンターテインメントとして観たほうが良いです。するとかなり楽しめます。長尺の割にはもっと時間をかけてほしいところがあっさり流されていたり、どうでもいいところがダラダラ長く描かれていたりという欠点はありますが映画としてはそれなりにまとまっていたんじゃないでしょうか。映画と原作は別モノです。映画がイマイチ楽しめなかったという人は原作読んでみてください。わしは両方それなりに好きです。
「ブルース・オールマイティ」の感想
(04年2月鑑賞)
ジム・キャリー主演のヒューマン(?)コメディ。
あらすじ。テレビ・レポーターのブルース(ジム・キャリー)はニュース番組のメイン・キャスターになりたいがいつもつまらない中継ばかりやらされている。運も悪く仕事も私生活もなかなかうまくいかない。やがて仕事も首になりやけになってこう毒づく「神は職務怠慢だ!全然願いを叶えてくれない!」。そんなある日ポケベルで不思議な呼びだしを受け不審に思いながらもあるビルに赴く。と、そこにいたのは神(モーガン・フリーマン)だった。神は「そこまで言うなら代わりをしてみろ」と全能のパワーをブルースに預けたのだった。
お気楽に観れて楽しかったです。ブルースが全能のパワーを使って好き勝手やる様は誰もが一度はやってみたいような事ばかり。ある意味痛快です。全能のパワーでも自由に出来ないのが人の意志という設定は多少無理があるものの素直に観れる範囲。ラストもハッピーエンドで後味も良いです。単純な内容だしジム・キャリー映画によくあるパターンだし笑いも大して目新しくないです。でもお気楽に観るには丁度よい映画ではないかと思います。
「すべては愛のために」の感想
(04年1月鑑賞)
アンジェリーナ・ジョリー主演のヒューマン・ドラマ?? いきなりでなんですが、う〜〜〜〜ん(爆)ちょっとボロクソに感想書いてますのでこの作品の好きな方は読まないほうが無難かも・・・。
あらすじ。お金持ちと結婚して幸せな生活を送るサラ(アンジェリーナ・ジョリー)は難民救助の活動に奔走する医師ニック(クライヴ・オーエン)と出会い、行き方を変えていく。各地の難民キャンプに赴きボランティア活動をするサラであったが徐々に夫との考えに開きが出始める。そしてサラはニックに惹かれていくのであった。
結局何が言いたいのか謎でした。世界各地の難民キャンプの惨状を描いているのでタイトルの「すべての愛」は人類愛かと思いきや世間知らずな馬鹿女(失礼)の身勝手な不倫愛だったりしますし。どのキャラクターにも感情移入できない珍しい作品というか。ヒューマンドラマにも不倫ドラマにもラブ・ストーリーにもなっていないんです。ラストが後味悪くてちょっと・・・と言う感想の方もいらっしゃるみたいですが、あきらかにそれ以前の問題です。ちょっと視点や構成を変えるともうちょっとマシな作品になった可能性もあると思うのですが・・・。ラッシュや宣伝を観て観客が勝手に想像した物語のほうがかなりの確率で面白いと思います。最初からB級C級のおバカ映画として作った作品ならまだ救いがあったんですけどねえ。あ、ちょっと毒舌ですか?スミマセン。観る必要ないよ、と言う作品は結構ありますがココまでくると逆に観てもらってどう思ったか聞いてみたいくらいです(爆)
とりあえずわしの趣味にはかなり合わなかったと言うわけです。この作品が好きだと言う方ごめんなさい〜。「アホがほざいてる」程度に思ってやってくださいませ。この映画を楽しむにはわしはちょっとモラルが発達しすぎているのか、常識的観念にとらわれすぎているのか、あるいは夢見がちで現実を直視する能力に欠けているのか。どう思われようと仕方ありません。正直面白くなかったのです。
「ミシェル・ヴァイヨン」の感想
(04年1月鑑賞)
超有名な自動車レース・コミックが原作で脚本がリュック・ベンソン。スピード感のあるレースシーンが売りのアクション娯楽作品。
あらすじ。主人公のミシェル・ヴァイヨンは天才レーサーでヴァイヨン・チームは毎回レースで好成績を上げている。ライバルであるリーダー・チームは一度もヴァイヨンに勝てた事がない。新しく父親からリーダー・チームを引き継いだ娘ルースは是が非でもヴァイヨン・チームに勝とうとあらゆる妨害を仕掛けてくる。その妨害は熾烈を極めミシェルのチームメイトの死を招く。なおも続く様々の妨害を乗り越え果たしてヴァイヨンは優勝できるのか?・・・といったところ。
撮影で実際のル・マンに参加したりとさすがに迫力のあるレースシーンが満載でした。主人公もさわやかな好青年で好感がもてる描き方がされています。そしてライバル・チームも大変イヤな奴に描かれてるので非常に分かりやすかったです(笑)。展開は原作がコミックらしく多少荒唐無稽なところもありました。そんなところを一切排除してリアリティ重視の本格的レース映画にも出来たはずです。でもそうしなかったところで評価は分かれると思います。わしはこれはこれでありかな?と。全然車やレースに関心がなかったりするのですがちゃんと楽しめました。まずまずでした。
「コール」の感想
(04年1月鑑賞)
ちょっと変わった誘拐モノのサスペンス映画。
あらすじ。幸せな3人の家族、カレン(シャーリーズ・セロン)と夫のウィル(スチュアート・タウンゼント)と6才の娘アビー(ダコタ・ファニング)はある日誘拐事件に巻き込まれる。犯人のジョー(ケビン・ベーコン)は3人を別々の場所に監禁した。計画のかなめは30分ごとにする携帯電話での連絡だ。不測の事態が起こり連絡が無い場合は人質の命は無いのだ。家族のそれぞれが家族のそれぞれを思いやると犯人に対して何も出来ないという仕組みだ。ジョーはこのやり方で何度も成功をしている。今回も成功をするはずだった。しかし少女アビーが命に関わる持病(ぜんそく)の持ち主だった事から計画は破綻を生じ始める。さて、3人の家族は無事生還できるのか?ジョーの計画はどうなって行くのか?はたまた誘拐事件に隠された裏の真実とは?・・・といったところ。
誘拐モノも数多いですが大抵は犯人と刑事との対決だったりします。この作品は3人の犯人と3人の家族と3つの場所が複雑にからみあいちょっと従来にない誘拐モノに仕上がっていると思います。特に完璧な誘拐計画が徐々に破綻をきたしてくるあたりが面白いです。主犯のジョーを演じたケビン・ベーコンもうまいですね。サイコなおもむきがサスペンスを盛り上げます。少女役のダコタ・ファニングも名演技を披露してます。後半の計画が破綻していった後のストーリーはイマイチのりきれませんでしたがそれでもなかなか楽しめました。あんなに派手な最後にしなくても地味なまんまで終わったほうが良かった気がするんですけどね〜。ま、アメリカ映画の良いところであり悪いところであり、ってところでしょうか。
「ラスト・サムライ」の感想
(04年1月鑑賞)
トム・クルーズ主演の日本が舞台の時代劇と言うので話題になった作品。あと助演の渡辺謙にも注目が集まりました。しかしわしの注目点は別でした。脚本のジョン・ローガン(ネメシス、グラディエーター、など)とエキストラで出演した俳優志望の知り合いだったり(笑)結局大勢の官軍のひとりなので確認はできませんでしたが。
あらすじ。オールグレン(トム・クルーズ)は南北戦争の英雄だったが現在は酒に溺れる日々を送っている。そんなおり近代化を目指す明治政府から軍隊の指導を依頼され日本に招かれる。そこで近代化を拒み古来よりの武士道を規範に生活を続ける勝元(渡辺謙)との一団と一戦を交える。その戦闘でオールグレンは負傷し勝元に捕らえられてしまう。オールグレンは勝元の村で捕虜として生活していくうちに次第に武士道に感化されていく。やがて勝元と政府は決戦に向かって進んでいくことになる。勝元の村に愛着を持ち始めたオールグレンは果たして政府側として勝元と対峙することになるのか、それとも勝元につくのか?そして決戦の行方はいかに?・・・といったところ。
一応舞台は日本だし明治天皇なんか出てきます。そして当時の横浜の町の風景や風俗なんかもかなり良く出来てます。でも、やっぱり違うんですよねえ。武士道とかもある面は非常によく表現されてたりするんですけどやっぱりある面だけだし。なかなか日本の歴史や日本の本質を海外の方が正確に理解するのは難しいって事なんでしょうね。森での戦闘で南国の植物が多すぎるとかそういうところも気にならないこともないんですけどそれ以前の問題があったように思います。だから無国籍ファンタジーのようなつもりで観るのが正解かと。そういう見方をしたらストーリーもそれなりにちゃんとしてたように思います。歴史好きや歴史に詳しい人が歴史物として観ると肩透かしを食らいます。お気をつけくださいませ。これは指輪物語やスターウォーズを観るように楽しむ種類の映画だと思います。
「ファインディング・ニモ」の感想
(04年1月鑑賞)
ディズニーのフルCGアニメーション作品です。わしが紹介するまでもない大ヒット映画ですね。劇場ではかなり前から宣伝をやっていました。その宣伝を何十回とみたせいでちょっと食傷ぎみで観る意欲は正直減退してました。実際観ても宣伝を観て想像していたまんまの内容でした。でも、わかりやすいストーリーと見やすい映像はさすがディズニーといったところ。誰でも安心して観れる出来は立派です。
あらすじ。南のサンゴ礁に住むクマノミのニモは父マーリンのたった一匹の息子。ある日ニモは人間のダイバーに捕まってしまう。ニモはそのダイバーの住む遠い人間の町で水槽で飼われることに。その水槽には海への脱出を夢みる先輩の魚たちがいた。果たしてニモは彼らと協力して水槽から脱出することはできるのか?そのころマーリンはニモを探して大海原をさまよっていた。一体ニモはどこへ行ったのか?途中くじけそうになりながらもニモともう一度会うためにマーリンは大冒険を続ける。やがて息子を探す一匹の小さな魚のウワサは世界中に広がっていく。果たして二匹は出会うことが出来るのか?そうして故郷のサンゴ礁に帰れる事は出来るのか?・・・と言ったかんじ。
フルCGの作品だとか凝ったSFXの作品にありがちなのはそっちをみせるのに一生懸命になりすぎて肝心のお話がガタガタになってること。しかしニモはそのあたりきっちりしてました。確かに海中の水の表現や魚の独特な動きなど高いCG技術は目を見張るものがあります。でも決してそれをメインにしておらず、ストーリーを表現する一手段としての役割以上にでしゃばらせていないのです。肝心のストーリーのほうも子供から大人まで素直に楽しめる内容です。大人の鑑賞に耐え子供のウケも良い。なかなか難しい事ですよね。
実は前作の「モンスターズ・インク」は未見なんです。観てみようかな〜、って気になりました(笑)
あと人によっては多少うざったく思うような脇キャラも出てきますがわしは好きです。あざといっちゃあざといんですけどキャラが立ってると言う意味ではなかなかOKなのではないかと。ま、そのへんは趣味の問題ですね。
「東京ゴッドファーザーズ」の感想
(04年1月鑑賞)
監督は今敏氏。前作「千年女優」は音楽の平沢進氏(P-MODEL)のファンであるという理由だけで観に行って思わず不意打ちを食らった名作でした。そんなもんで今作は最初からある程度期待をして行きました。ただ「千年女優」の時と同じく事前情報は皆無の状態での鑑賞でした。そしたら今度は音楽が鈴木慶一氏(ムーンライダース)ではないですか!平沢氏の起用と言い、わしのツボをどこまで刺激すれば良いのでしょう(笑)。ストーリーも好みでした。脚本がカウビでも有名な信本敬子さんなんですね。なるほど。実はわしはカウビの大ファンなんですよ。
あらすじ。新宿の片隅を根城にする3人のホームレスがいた。ギン(江守徹)とオカマのハナ(梅垣義明)と家出少女のミユキ(岡本綾)だ。3人は奇妙な共同生活を送っていたがクリスマスの日、ひょんなことからゴミ捨て場で捨て子とおぼしき赤ん坊を拾ってしまう。ハナは神様の贈り物と言って「清子」と名付け引き取りたがる。しかしギンとミユキの反対に合い一晩だけ面倒をみて警察に届ける事で話しは落ち着く。しかし次の日から「清子」をめぐり様々な出来事が動きだす。3人の過去が明らかになっていったり色々な出会いや別れがあったり・・・。詳しく説明すると面白くなくなるのであとは実際観て下さい!・・・ってあらすじの紹介になってませんな(汗)。
人によってはご都合主義すぎるとか単なるドタバタ劇だと思うかもしれません。それにホームレスという設定も100%活かしきれてるかと言えばそこまでとは言いきれません。でもスピード感のある描写や飽きさせない展開、そしてなんとも言えない可笑しみ、それらが小さな欠点などどうでもよくしてくれるはずです。
自分が不器用だからか登場人物それぞれの不器用さに何とも共感を抱いてしまいます。縁とか偶然とか運とか奇跡とか信じたい気分になりました。
あと配役ですが岡本綾さんはさすがでしたね。江守さんと梅垣さんは期待してたほどではありませんでしたがまずまずでした。でもさすがに歌うシーンの梅垣さんはバッチリはまってました(笑)
それにしても描き出される風景が良かったです。劇場版パトで押井監督の切り取った風景と切り口は似てると思います。P1では夏の風景、P2では冬の風景ってかんじでしたが冬の風景はP2を超えましたね。大都市の裏側なんですがとてもリアルなのにストーリーのお陰で段々ファンタジックに見えてくるから不思議。裏町だとか夜だとかツボな風景が多かったです。
ジャンル的には何なんでしょうね。スラップスティックな面白さもあれば正統派のコメディのおもむきもあります。あるいはヒューマンや風刺劇でも通らないこともないかな?ちょっと違うか(笑)でも良質のエンタテインメントに仕上がっているのは間違いないです。誰でも安心して楽しめると思います。
とにかくクリスマスから新年にかけての偶然と必然の織りなす小さな奇跡の連続の物語は鑑賞した人々みんなの心にほっこりとした何かを残すはず。観て損はないです。なんか思いつくままに感想を並べただけなので支離滅裂でまとまりありませんが結論はそーゆーことなのです。
■2003年の映画鑑賞総括
2003年の映画鑑賞総括
毎年の事ですが観たかったのにタイミングが悪くて観れなかった作品も多いです。逆に観るつもりも無かったのに観てしまった作品もあります。面白かったものつまらなかったもの期待通りだったもの期待外れだったもの色々です。うまくいくかわかりませんが「○○賞」ってかんじで列挙していきたいと思います。
ではまず・・・「何度も観たで賞」からいきますか。単純に何度も観た作品を上げれば良いだけなので一番簡単(笑)
■何度も観たで賞「ネメシス S.T.X」・・・5回
いやあ、観ました(笑)試写会2回に前売り券、レイトショー・・・等々。このシリーズ好きなんです。そうシリーズものなんです。タイトルからは良く分かりませんが記念すべきスタートレックの劇場版第10作なんです。正直このシリーズはファンだから大目にみれる、楽しめる、という作りの作品が多いのですが「ネメシス」はある程度どなたでも楽しめる佳作だと思います。
次点は「HERO 英雄」の3回です。
あと字幕と吹替をそれぞれ観て2度観たというパターンもありました。「X-MEN2」や「マトリックス」なんかがそうです。
次に期待以上だったで賞・・・の前に「期待ハズレだったで賞」の発表。
■期待ハズレだったで賞「ターミネーター3」
この賞に値するのは、すっごく駄作と言うよりも期待の大きさと実際みた感想のギャップが大きかった作品って事ですね。ずばりT3は期待ハズレでした。前作までがすごく出来が良くて好きな作品なんで大きな期待を持ち過ぎました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」なんかは劇場で観た宣伝の映像が派手だったので「ちょっと面白そう」と思ったけどそこまで面白くはなかったってパターン。
さて「期待以上だったで賞」です。
■期待以上だったで賞「HERO 英雄」
実は凝った映像表現がメインの映画でストーリーは大した事ないんなんだろーな、と思って観に行きました。そうしたらストーリーも好みでした。あまり期待せずに観に行くのがどんな映画でも楽しむコツかも・・・と思ってみたり(笑)それなりに期待してそれ以上って言うのが一番ですけどね。HEROはもし期待して行ったとしてもその期待以上の出来だったと思います。
あと邦画はあまり期待しないパターンが多いので期待以上って場合が多いですね。「ロボコン」「g@me」などは正直期待以上でした。
続いて個人賞です。かなーり独断と偏見で選んでます。
■わし的主演女優賞「長澤まさみ」(ロボコン)
はっきり言ってこの映画を観るまで存在すら知りませんでした。役者役者してない自然な演技がナイスでした。そして何より笑顔がかわいい!。
■わし的助演女優賞「ハル・ベリー」(X-MEN2)
ビッグ・ネームになってもこう言う役をちゃんとやってくるんですね。わしのストームのイメージにぴったしだし。べっぴんだし(笑)
■わし的主演男優賞「サム・ロックウェル」(コンフェッション)
初の主演だそうですがなかなか存在感がありました。「マッチ・スティック・メン」での助演も良かったです。
■わし的助演男優賞「クリス・バリー」(トゥーム・レイダー2)
はっきり言って作品はダメダメでした。大画面でクリスを観るためだけに鑑賞に行きました。助演と言うのもはばかれるチョイ役ですがとりあえず主演ではないのでこの賞を差し上げます。いぇい!リマー!
■主演海老賞「Mr.C」(えびボクサー)
マンティス・シュリンプ(MANTIS SHRIMP)のC氏は自らの海老と言う特異性をフルに発揮して演技されていました。この部門のぶっちぎりのトップ受賞です。
次点はなし。
■主演鳥賞「鳥の皆さん」(WATARIDORI)
見事な主演ぶりでした。全編鳥。鳥オンリー。鳥だらけ。どこまでも鳥。鳥の皆さんがいないと成立しない映画です。
次点はなし。助演鳥賞をあえて言うなら「ハト」(ザ・コア)。
さーて、他にどんな賞があるかな?とりあえずは音楽いってみましょうか。
■主題歌賞「恨み節/梶芽衣子」(キル・ビル Vol.1)
主題歌というかエンディングロールでこれが流れるんですけどね。タランティーノ監督分かってます。オープニングの「バンバン/ナンシー・シナトラ」もすごい。こーゆー使い方されたら、もーぉうメロメロっす。
あとボウリング・フォー・コロンバインの「この素晴らしき世界」やマリリン・マンソンも良かった。
■作曲賞「鈴木慶一」(座頭市)
あまり北野作品や時代劇を意識しない慶一節がそのまんま出てたのが良かったです。ムーンライダースの新譜でないのかなあ。
ん〜、作品賞の前にあげとく賞は他には・・・と。本場アカデミー賞を参考にしてみましょうか。
■美術賞「HERO 英雄」
色がストーリーと深く関わってるのが良かったですね。あとはリバイバルですがアマデウスの美術はやっぱり好き。
■衣装デザイン賞「シカゴ」
音楽と舞台衣装が豪華でした。あと「ファムファタール」の宝石つき衣装もインパクトがあったかな。
■メイクアップ賞「ネメシスS.T.X」
シンゾンの顔をいかにパトリック・スチュアートに似せるか?というのが物語をすすめるのに重要な要素だったわけで・・・。病状が進行するメイクも見事でした。
■視覚効果賞「えびボクサー」
いや、皮肉でもなんでもなく(笑)。このSFX全盛の時代にクラっとくるほどローテクな表現にやられてしまいました。
■ドキュメンタリー映画賞「ボウリング・フォー・コロンバイン」
ドキュメンタリーはコレしか観てないだけ、という(爆)。(あれ?「WATARIDORI」もドキュメンタリーに入るのかな)。内容的には大画面でみなくても別にOKだとおもいます。でもこーゆー映画に「金を払って観る」というのに意味があったような気もします。
■脚本賞「マッチ・スティック・メン」
とてもうまくまとまっていて安心して観れました。単純に面白かったです。やっぱり映画は脚本です。あと「シモーヌ」「ライフ・オブ・デビット・ゲイル」「フォーン・ブース」などもポイント高かったです。
■アニメ映画賞「茄子アンダルシアの夏」
正最近は実写映画とアニメの境目が非常にあやふやですのでアニメ映画でひとくくりにするのも気が引けますが。でもあえてあげるなら一番はコレかな。あとアニメ映画ではないですが「キル・ビル」内のアニメ・パートが大変ハイレベルでした。「スピリット」は字幕か吹替かで評価が大きく別れます。字幕版でどうぞ。
あとは・・・
■泣けたで賞「名もなきアフリカの地で」
はっきり言って泣けるタイプの映画ではありません。でも雄大なアフリカの景色とツボな音楽でちょっとウルっときてしまったのでした。「戦場のピアニスト」「オールド・ルーキー」「死ぬまでにしたい10のこと」など他にも感動作はいくつかありましたが泣くまでには至りませんでした。ま、昨年も泣けたのは「千年女優」1本くらいでしたし。例年こんなもんかな。
あとは・・・
■笑えたで賞「刑務所の中」
わしの笑いのツボは大笑いと言うよりクスっとくるやつなのです。これはとぼけた演技が中々ツボでした。あと普通にコメディとして楽しめたものには「アイ・スパイ」などあります。
さて、ではいよいよ作品賞と参りましょう。洋画邦画でわけますね。そしてせっかくなのでランキング形式でベスト3を。
■ベスト邦画賞■
1:ロボコン
2:g@me
3:刑務所の中
■ベスト洋画賞■
1:キル・ビル Vol.1
2:HERO 英雄(洋画?ま、海外作品ってことで)
3:ネメシス S.T.X
いやー、キル・ビルも含めて邦画が豊作な一年でした(含めるな)。詳しいあらすじや感想がお知りになりたい方は過去に日記を参照になさってくださいませ。
さて、最後はやっぱりコレでしょう。ワースト映画賞です。
■ワースト映画賞■
1:スパイキッズ3-D(面白くない上に目まで疲れる)
2:天使の牙 B.T.A(最低ランクのVシネレベル)
3:チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル(ちょっと肌に合いませんでした)
みなさまがこのような作品と遭遇されないことを心よりお祈りしています。ちなみに上で「期待ハズレ賞」のT3ですがあくまで期待より面白く無かったと言う意味なのでワースト賞には入賞いたしません(^-^;)
今年観た映画をだーっと並べてみますね。
オールド・ルーキー/ケミカル51/壬生義士伝/トランスポーター/ビロウ/刑務所の中/アマデウス ディレクターズカット/ブラック・ダイヤモンド/ボウリング・フォー・コロンバイン/ウエスト・サイド物語/戦場のピアニスト/アイ・スパイ/魔界転生/WATARIDORI/スピリット/リロ&スティッチ/シカゴ/ネメシスS.T.X/X-MEN2/ザ・コア/トゥー・ウィークス・ノーティス/マトリックス リローデッド/めぐりあう時間たち/NARC/ハンテッド/サラマンダー/8 MILE/EX(エックス)/ムーンライト・マイル/ミニミニ大作戦/チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル/マイ・ビッグ・ファット・ウェディング/ターミネーター3/ライフ・オブ・デビット・ゲイル/それいけ!アンパンマン短編「怪傑ナガネギマンとドレミ姫」/それいけ!アンパンマン長編「それいけ!アンパンマン ルビーの願い」/踊る大捜査線2/さよなら、クロ/茄子アンダルシアの夏/トレジャー・プラネット/風の絨毯/ゲロッパ!/HERO 英雄/ワイルド・スピード×2(吹替)/ファム・ファタール/コンフェッション/天使の牙 B.T.A/パイレーツ・オブ・カリビアン 〜呪われた海賊たち〜/10日間で男を上手にフル方法/座頭市/名もなきアフリカの地で/ハルク/ロボコン/シモーヌ/閉ざされた森/28日後.../S.W.A.T./ロッカーズ/トゥーム・レイダー2/キル・ビル Vol.1/マッチスティック・メン/リーグ・オブ・レジェンド/ティアーズ・オブ・ザ・サン/死ぬまでにしたい10のこと/マトリックス・レボリューションズ/SSU/フォーン・ブース/g@me/アンダーワールド/スパイキッズ3-D/バッド・ボーイズ 2バッド/えびボクサー
大体こんなかんじでした。え〜と、もれてるのないかいな?(笑)
来年も楽しく映画を観たいと思います。では!
「えびボクサー」の感想
(03年12月鑑賞)
一部で話題沸騰のイギリス映画。ほとんどの国で上映禁止になっているとか。そう言う内容じゃなかったんですけどね。謎です。
あらすじ。ビル(ケヴィン・マクナリー)はバーを経営する元ボクサーの中年男だ。結局ボクサーでは大成しなかったがボクシングへの夢は諦めきれずにいる。若いスティーブ(ペリー・フィッツパトリック)にその夢をたくしトレーナーなどをしているがどうも芽は出そうにない。そんな時なんでも屋のアミッド(マドハヴ・シャルマ)が巨大なエビを買わないか?と持ちかけてきた。2メートルもある巨大なエビでパンチ力が抜群と言うのだ。かつてテレビのバラエティでカンガルーと人間にボクシングを戦わせてヒットした番組があった。それをエビで狙ったらどうか?と言うのだ。ビルは迷ったあげくエビに賭けることにした。スティーブとその彼女のシャズ(ルイーズ・マーデンボロー)とエビの3人と1尾はロンドンのテレビ局に売り込みに行くのだった。しかし、なかなか相手にされずエビの世話代だけはかさんでゆく。さて、人生を賭け成功を夢見る彼らの顛末やいかに?・・・といったかんじ。
もっとずっとハチャメチャな内容を想像してたのですが全然マジメなちゃんとした映画でした。ある意味肩透かしを食らったかんじもしますがお話がある程度ちゃんと作られていたので普通に楽しめました。ちなみにエビと言ってもシャコに近い種類でした。有名な話しですがシャコのパンチ力は凄まじいのです。色がキレイな種類が多くペットショップにも時々いたりしますが分厚い水槽のガラスを割ったと言う話しもよくあるそうです。一説には22口径の銃の威力と同程度とか。本来は貝やカニなど固い生き物を捕食するときに発揮されるパワーなんですけどね。それをこんな話しに使うアイデアはなかなか秀逸だと思います。あとクラっときそうなほどローテクなエビの造形も素敵でした。
あと単館上映でここまで話題になったのはやはり宣伝の効果でしょうね。B級映画なりのB級なキャンペーンが大変効果的でした。ザリガニと巨大飼育マニュアルをセットで配るなどの馬鹿馬鹿しさがナイスです。60人ほどしか入らない小さな劇場で鑑賞したのですがほぼ満席でした。客の女性が「えびなのに!何この客の多さ!?甘くみてたなー。もっと早くきて並んどけば良かった〜。」と「えびなのに」を連発してたのにウケました。ほんと「えびなのに!」(笑)
「バッド・ボーイズ 2バッド」の感想
(03年12月鑑賞)
第1作に続く8年ぶりのシリーズ第2弾。146分です。ダラダラ長すぎ。アクションにCGを使わない気概は好きですが物語がありきたりでした。
あらすじ。マーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)とマイク・ローリー(ウィル・スミス)はマイアミ市警の刑事で名コンビ。ふたりは麻薬の取り締まり強化の特捜チームTNTに所属し日々捜査を続けている。しかしいつも二人がからむと派手な銃撃戦やカーチェイスになってしまう。そんなおりニューヨークのDEA(連邦麻薬捜査局)に勤めるマーカスの妹シド(ガブリエル・ユニオン)が休暇で帰省してきた。実はマイクとシドは付きあっているのだがマーカスにはなかなか打ち明けられないでいる。なかなか言い出せないうちに麻薬組織との戦いはますます苛烈をきわめてゆく。そして帰省中だと言っていたシドも実は麻薬組織に潜入するために戻ってきた事も判明していく。さて麻薬組織との対立は?マーカスとマイク、そしてシドの関係はいかに・・・?と言った内容。
ギャグも随所にあるしひとつひとつのアクションなんかも派手で良いんですけどねえ。お話がイマイチでした。前回ほど主役二人のキャラが立っていませんでした。ジュリー(ティア・レオーニ)のようなヒロインがいなかったのもイタイですね。一応シドがその役だったのでしょうけどそこまで存在感がありませんでした。個人的には容姿などかなり好みなんで残念です。そして内容に対して時間が長すぎます。せっかく撮影したシーンだから全部つかっちゃえ!ってかんじの編集に見えてしょうがなかったです(苦笑)。せっかく100億円も使うなら脚本をもっと作り込んで欲しかった。前作も佳作ではあるけどそこまでじゃなかったですが今作よりかはマシだった気がします。単にドンパチやカーチェイスが好きな人には楽しめる映画だと思います。
「スパイキッズ3-D」の感想
(03年12月鑑賞)
スパイキッズ・シリーズの第3弾です。実は前2作はそれほど好きではありませんでした。だから第3弾も全然観る気はなかったのです。ただ今どき赤と青のセロファン眼鏡をかけさせる3-D作品というアホアホぶりが話しのネタくらいにはなるだろう、と言うので観ました。大してヒットしているとは思えないのに10月からまだやってるのが謎です。眼鏡の在庫が残りすぎてるから仕方なく上映を続けてたりして(爆)
あらすじ。ジュニは少年だがOSS(秘密諜報員組織)の凄腕エージェント。ジュニの家族は全員スゴ腕のスパイなのだ。そんなおり姉のカルメンが悪者トイメイカー(シルベスタ・スタローン)にゲームの世界に捕らわれてしまう。トイメイカーはヴァーチャル・オンラインゲーム「ゲームオーバー」を世界中に売りだして世界征服を企んでいたのだ。ジュニは3-D眼鏡をかけてゲームの世界に姉の救出に出発した。・・・ってところです。ちなみにゲームの世界と言うのは「マトリックス」や「アバロン」の仮想現実の世界みたいに実際の世界に体を残し精神だけで行く世界のようです。そのへん全然説明なし(おいおい)
まず3-D視覚効果ですが想像してたくらいのレベルでした。つまり、大した事なかったです。劇中に何度か指示が出てかけたり外したりしなくてはならないのがうざったかったです。物語も3-Dを活かしているとは言えなかったので弊害のほうが大きかったかなあ。立体映像を純粋に楽しみたかったら遊園地で特化されたアトラクションにいけば良いわけですし。
何より物語のレベルが低かったです。子供向けのつもりかもしれないけど子供向けだとすると普通の映画以上に分かりやすく丁寧に作るべきなのです。中途半端というかひとりよがりというか、どーもこのシリーズはあまり乗りきれません。人によっては楽しめると思いますが、わしはちょっと・・・。思いっきり駄作ならそれはそれで笑えて良いのですがそこまではじけてもいなかった。残念。いや、数年前に観た某邦画は唖然・・・というか愕然とするほどのヒドイ作品でそれはそれで話しのネタになって良かったのです(笑)
スタローンにアントニオ・バンデラス、ジョージ・クルーニー、スティーブ・ブシェーミ、イライジャ・ウッドなどのキャスティングは豪華なんですけどね〜。あとスタローンの声を角田信明という格闘家があてていたのですが意外とうまかったです。そうそう、上映は吹替えのみでした。字幕版もあるようですが、ま、あの画面に字幕はちょっとね(苦笑)
「アンダーワールド」の感想
(03年12月鑑賞)
レン・ワイズマン監督のアクション・ファンタジー(?)。
あらすじ。舞台は現代。ある町の裏側で血で血を洗う死闘が繰り広げられていた。それは数百年もの長きに渡る戦いでヴァンパイアとライカン(狼男)の二つの種族によるものだった。ヴァンパイアのセリーン(ケイト・ベッキンセール)はライカンをこの世から抹殺するために活動をする処刑人だった。彼女はある日奇妙な事に気付く。人間には何の興味も示さないはずのライカンがマイケル(スコット・スピードマン)という人間の医師を執拗に追っていたのだ。不思議に思ってその理由を探るべく行動を開始する。それはやがて一族のまとめ役に対する疑念や壮大な戦いの幕開けにつながってゆく・・・といったところ。
派手なガン・アクションやSFXが随所にちりばめられています。薄暗くシックなかんじで統一された画面が良いかんじでした。600年前の事件の真相やライカンがマイケルを追う目的などが話しの中心となって展開します。我々の生活している少し裏側ではヴァンパイアやライカンが大昔から戦いを続けている、という設定は嫌いではありません。でも特別に新しい表現も展開もないのでどこかで観たようなかんじというのが拭えません。もうひとひねりとか何かしらの工夫が欲しかったところです。ヴァンパイアやライカンと言う設定があんまりうまく活かされてない気がしました。それならそれで特殊なマフィア同士の抗争ってあたりまで昇華できれば良かったんですけどねえ。ま、普通に観れるレベルにはあったように思えます。
「g@me」の感想
(03年12月鑑賞)
東野圭吾の小説「ゲームの名は誘拐」が原作のサスペンス映画。原作は読んでいませんが映画として面白く作られていました。ちなみにヒガシノでもアズマノでもなくトウノですのでお間違いないように(笑)
あらすじ。佐久間(藤木直人)は広告代理店に勤める仕事の出来るエリート。若くして人生のゲームに勝ったような自信満々の毎日を送っていた。佐久間はミカドビールとの大きなプロジェクトを進めていたが、ある日ミカドビールの副社長の葛城(石橋凌)からいきなり計画の中止を言い渡される。葛城は佐久間の計画を全面的に否定したのだ。鼻をへし折られた形の佐久間だがどうしようもない。くやしさに捕らわれたが何もすることはできない。酔った勢いで何をするでもなしに葛城の家のそばに行く佐久間だったが、そこで奇妙な光景を目にする。葛城の家の塀を乗り越えて出てくる一人の若い娘がいたのだ。それは葛城の娘(仲間由紀恵)であった。彼女は家族との生活に不満を抱き家出を計画していたのだ。ひょんないきさつから彼女は佐久間の家に転がり込む。葛城を憎む佐久間に彼女はある提案をする。「私を誘拐して身代金を山分けしない?」と。そして、ふたりは狂言誘拐を実行してゆくのであった。果たしてその結果やいかに!?・・・と言ったところ。
タイトル通り身代金目的の誘拐をゲームにみたてているわけですが一方で恋愛ゲームやもっと複雑な裏のゲームも同時に進行する形。結局ゲームの勝者は誰なんでしょうね。ネタばれになるので詳しいことは書きません。観てのお楽しみってことで(笑)。
SFXや派手のアクションも何もない映画ですが、むしろそーゆーのに食傷気味なので良かったです。映画の面白さはやっぱりストーリーです。主演のふたりもまずまずでキャスティングもうまくいってたのではないでしょうか。「え?そういうキャラだったの?」と佐久間のキャラづけが「?」なところもありましたが許せる範囲でした。ま、絶対謝りそうにないキャラだと思っていたのに案外簡単に謝ったな、とかそんなところですので大筋には関係ありません。
あと写メール(?)とかインフォシークとかあからさまなタイアップはどーかいな、と思いましたが、まぁ許しましょう。どっちかと言うとフリーメールやBBSの安易な使い方のほうが気になりました。時代性の表現かもしれませんが効果的ではありませんでした。何十年後の人が観る時に楽しめるかどうかのネックにならないことを祈ります。でも全体的に面白かったですからね。許します。
とりあえず謎解き映画や犯罪映画をあんまり期待しすぎると肩透かしを食らいます。かるい気持ちでどうぞ。
「フォーン・ブース」の感想
(03年12月鑑賞)
ジョエル・シューマカー監督のサスペンス。なかなか面白かったです。だらだらと長い映画が多い近頃では珍しく81分と短めでした。物語の内容にふさわしい尺ってもんがありますもんね。そう言う点でこの作品は良かったです。
あらすじ。主人公はスチュ(コリン・ファレル)という名の舌先三寸でこの世を渡る軽薄なパブリスト(宣伝マン)。複数の携帯電話を駆使し、その日もタレントの売り出しや雑誌紙面の獲得に精を出していた。そんな彼も携帯電話を使用しない時がある。浮気相手の彼女にかける電話だけは携帯の明細から妻にばれないように電話ボックスからかけるのだ。いつも決まった電話ボックスから浮気相手の彼女に電話をするのが日課だ。スチュは電話ボックスに入りいつものように彼女との電話を終えボックスから離れようとした。その時、電話ボックスの電話が鳴った。スチュは怪訝に思いながらも電話をとると相手は見知らぬ男だった。男は言った「ライフルでお前を狙っている」「電話を切ると殺す」「回りの人間に事情を話しても殺す」と。最初は本気にしなかったスチュだったが近くにいた男が射殺されてしまって青ざめる。そればかりか回りからその男を射殺した犯人の疑いをかけられて警察に囲まれる。警察は投降を促すが電話を切っても事情を話しても殺されるのだ。絶体絶命のピンチに陥ったスチュ。さて物語どう展開していくのか・・・、と言ったところ。
物語はほぼ電話ボックスとその周辺だけで展開していきます。ある意味舞台の一人芝居かスチュエーション劇ってかんじです。徐々に話しが大ごとになっていくところを上手に描いてますね。犯人は何者か?とかスチュは助かるのか?と言ったあたりも楽しいですが、むしろ物語の根幹は危機に陥った軽薄な男が短い時間にどう変化していくか?でしょうね。ラストはおまけみたいなかんじですがそんなに悪くはないです。正直言うと余分な要素をさらに排除してもっとコンパクトにまとめても良い気がしました。
あと(前の方で観るのが好きで作品によっては一番前で観たりするのですが)フォーン・ブースはちょっと離れめで鑑賞することをオススメします。時々画面が分割されて小画面が左右上下に出たりするのです。英語が分からないので字幕が頼りなのですがあっちこっちに目をやらなくてはならなくて思いっきり前だとちょっと厳しいです。そこまで前じゃなかったらそんなに後ろじゃなくても大丈夫だとは思いますけど(笑)
しかし最近コリン・ファレルも映画出まくりですね。
「SSU」の感想
(03年11月鑑賞)
シュリのカン・ジェギュ・フィルム制作の韓国映画です。SSUとは海軍の海難救助部隊のこと。エリート潜水部隊がありそこが舞台となります。
幼い頃から親友として育ったキム・ジュン大尉とイ・テヒョン大尉、それと同期の女性士官カン・スジン少佐の3人がメインでお話は進みます。軍の上官と衝突したり潜水技術の競争があったり色々な要素はありますが結局おおすじは三角関係の物語ですね。二人の男はキャリアを取るか友情を取るかスジンとの愛を取るか、様々な選択に悩まされます。そして上層部のムリな命令で非常に危険な任務に赴き案の定危機におちいります。そこで究極の選択をすることになります。さて結末は・・・、といったところでしょうか。
感情的な描写が大げさなのは国民性でしょうか。良く言えば分かりやすく、悪くいえばちょっとこっぱずかしい、そんなシーンが多かったです。しかしお話は丁寧に綴られていて安心して観る事ができます。まさに観る人の好みで分かれると思います。自分的には、う〜ん。微妙(笑)。
ちょっと思ったのは韓国映画の脚本はかなりキチンとしてるな、ということ。あるドキュメンタリー番組で韓国のアニメ事情をやっていました。そこで韓国のクリエーターが技術は日本と対等だがストーリー作りの点でまだまだ劣っていると言っていました。でも韓国映画の人材がそのままアニメにシフトする事があったらどうでしょう?日本のアニメ業界もウカウカできない気がします。
「マトリックス・レボリューションズ」の感想
(03年11月鑑賞)
1999年に公開されたSF映画「マトリックス」のシリーズ第3作になります。第2作にあたる「マトリックス・リローデッド」は今年の6月に公開されたばかりなので半年空けないスピード公開となります。色々感想を書く前にヒトコト断っておきますと前2作を観ていない人には「?」な記述が多くなると思います。ご了承くださいませ。(でも強烈なネタバレは遮蔽してますのでご安心を)
(マトリックスと言えば何より↑この上から下へ雨が降るように流れるコードが象徴ですよねえ)
まず一番最初の感想は「しまった。レボリューションズを観る直前にリローデッドをビデオで借りて復習しておくんだった!」です。間隔を空けないスピード公開とは言えリローデッドを観たのは数ヶ月も前の話しです。ストーリーを思い出して流れをつかむまでちょっと時間を要しました。これから観る方には是非、前作、前々作を充分に把握した状態で観に行かれることをオススメします。出来れば「アニマトリックス」も観て「エンター・ザ・マトリックス」もクリアした後での鑑賞が望ましいと思います。(こう言っちゃなんですがアニマトリックスはリローデッドとレボリューションズより出来がいいかも)。そうそう、横に座ったおばちゃんがゴソゴソするしペチャクチャしゃべるし非常に気になったのですがそのおばちゃんは「何でネオがアンダーソン君て言われとうと?(博多弁)」「知らん。多分あだ名くさ」と、そこからつまずいていました(爆)。
主演は前作までと同様キアヌ・リーブスです。第1作は当時大ヒットしたのみならず斬新な表現が大いに話題になりました。映画を観てない人たちにもキアヌがエビぞりになって波動を発しながら飛んでくる弾丸をよけるシーンは有名だと思います。そんな人気作品の4年ぶりの続編ということでリローデッドも大ヒットを記録しました。リローデッドのラストはかなり気を持たせる終わり方だったのでこのレボリューションズを楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。レボリューションズはこの連作の完結編となります。
それでは、ものすごく非常にとてつもなくブチ大まかなあらすじです。「仮想現実の世界から助けだされたネオは人類の存亡を賭けて仲間と共に機械やプログラムたちと対決する。しかしピンチだ、さてどうなる?」・・・で今回の作品につながります(爆)。いや、あんまり詳しく言ってもキリがないしネタバレになるんで(苦笑)。以下、個人的見解と好みに従った記述に終始すると思います。いつものことですね(汗)
ナイオビやセラフなど好きなキャラクターが結構活躍したのが良かったです。ただナイオビやゴーストが主人公のゲーム「エンター・ザ・マトリックス」をプレイして無いので察しはつくもののセリフのいくつかが「?」と思わせるものがありました。キッドについても「アニマトリックス」の「キッド・ストーリー」を観ていないと何者?と思われるかもしれません。ま、どっちにしろ大筋には関係ないんですが。
あと名前などの出典を知ってるとさらに楽しいと思います。たとえばモーフィアスの船にはネブカドネザル号と言う名前がついていますが世界史が好きな方には紀元前のバビロニア王朝の王の名前だって分かりますよね。そしてその王(ネブカドネザル2世)の業績を思い出すと「ああ、なるほど!」と思うわけです。そう言う点でネーミングは非常に分かりやすいです。顔と名前を一致させるのが少々苦手な自分には大助かりです。オラクルとかアーキテクトとかまんま(笑)。
ちょっと残念だったのは前作までのように今までみたことのない映像と言うものが無かったところ。たしかにすごい特殊効果で迫力もあって良かったんですけど斬新とまではいかなかったです。ま、第1作から日本のアニメやゲームファンが観るとストーリーも含めてそこまで斬新でも無かったんですが(^-^;)。そういえば監督のウォッシャスキー兄弟はジャパニメーションの大ファンなんです。アニマトリックスでわしも大好きな渡辺信一郎氏や川尻善昭氏を起用するくらいですから。日本のアニメなしにマトリックスは無いと言えます。ちなみにレボリューションズは全世界同日同時間公開で話題になりましたが各国の主要会場にはキャストたちが赴き公開記念イベントに参加しました。日本にはウォッシャスキー兄弟と主役のキアヌ・リーブスが来ました。いかに日本を重要視しているか分かります。
とりあえず見終わった感想はリローデッドからそこまで引っ張ることも無かったかなあ、と。
3時間ほどになっても一作品にまとめたほうが良かったかもしれないと思いました。レボリューションズは良くも悪くも前2作と比べてありきたりなストーリーになった印象です。いかにもハリウッド的な大団円にしてしまった気がします。おおらかな気持ちで監督にやさしい鑑賞者となることが楽しむコツかもしれません。「あー、こう言うことが言いたかったんだね」とか「本当はこうしたかったんだね」というふうに(爆)。懐疑的な目でみるとこれほどひとりよがりで破綻した物語はないのです。肯定的に想像をふくらませながら観るのが正解です。わしはもちろん後者のスタンスで観ましたのでちゃんと楽しめました。好みの分かれる映画だとは思いますが一定の水準には達していると思います。
あと好きなところですが、人間のあやつるAPU(パワードスーツみたいなの)がいかにも機械機械していているのに逆にそれと対決するセンチネルなどのマシンが非常に生物的なデザインと動きを見せるところ。いいですね。ほかには、 ネタバレ「トリニティが命を失う直前のシーンで雲の上に出て美しい空をみるところ」そしてそのトリニティの横には、ネタバレ「目が見えなくなったネオがいる。ネオには美しい空は見えないんです。でもマシン・シティは美しい光りのかたまりとして感知できる。そして光りとして感知できるマシン・シティの動力源こそ元は人間の生命なんですよね。」このへん大変うまいです。一瞬見える崇高な希望と暗黒の世界で光りを放つ人類の元へ救世主として戻る瞬間がうまく表現されています。ま、あくまで個人的解釈ですが。
最後に納得のいかなかった点、よく分からなかった点などを箇条書きにしてみます。ネタバレもあるので遮蔽します。
●「メロビンジアンの欲しがった預言者の目ってなんだったの?」
●「なんでネオは現実世界でもプラグインしなくても超人的な能力が発揮できるの?そのへん説明不足。」
●「最後のスミスとネオの対決ですが、スミスはオラクルを同化しきれなかったと理解するのは良いですよね?ではネオを同化した途端に消滅した理由はなんなんでしょう?ネオとスミスが表裏一体でどちらかが消滅すればもう一方も消滅すると言うのであればデウス・エクス・マキナも停戦の取引などなどせずネオをさっさと殺せば早かったのに。」
●「結局、機械は人間を使った発電所は不可欠なわけですよね?ザイオンの人間と機械のあいだの停戦は達成できたけど発電所はそのままのわけで・・・。全然解決にはなってないんじゃ?モーフィアスのずっと夢みていた世界ってそれでいいの?」
サティと両親の関係とか、エグザイルについてとか、ほかにも色々あるんですけどキリがないのでこのへんで(笑)。一つ言えるのはこれだけ色々出てくるのは結局この作品を楽しんでるって事ですよね。
「死ぬまでにしたい10のこと」の感想
(03年11月鑑賞)
あらすじ。主人公のアン(サラ・ポーリー)は23才で二人の娘を持つどこにでもいるような女性。夜は清掃の仕事をし失業中の夫も仕事をみつけた。ちょっと口やかましいけど母も隣りに住んでいて娘の世話など色々助けてくれる。多少貧しいけど平凡な家庭と生活はずっと続くように思えた。しかしある日気分が悪くなり病院で検査を受けると意外な結果を知らさせる。治療の施しようのない末期ガンで余命2ヶ月だと。アンはショックを受けながらもそれまで流されるように生活してきた自分を振り返る。そしてノートに「死ぬまでにしたい10のこと」を書く。そして病気の事は誰にも告げずに生活を続ける。残された時間はとても少ない。果たして彼女は残された時間をどのように過ごして行くのだろうか・・・といったところ。
派手な演出はなくどちらかと言うとたんたんとした内容ですがそこがまた胸を打ちます。脇を固めるキャラクターのそれぞれのバックボーンがそれとなく分かるようにしてあってアンの死んでしまった後も続いていく世界が想像できるとてもうまい作りです。娘の18の誕生日までのメッセージをテープに吹き込むシーンなどちょっとあざとい演出もありますが正直グッときました。my life without meが原題です。「私のいない生活」ってかんじでしょうか。ともすると重く悲しい内容になりそうですが決してそうしていません。見終わったあと悪くない意味でちょっと切ない気持ちにはなりました。良い作品だと思います。
「ティアーズ・オブ・ザ・サン」の感想
(03年11月鑑賞)
ブルース・ウィリス主演の戦争物。
あらすじ。米国海軍特殊部隊のウォーターズ大尉(ブルース・ウィリス)とそのチームは任務成功率100%を誇っている。今度の任務はナイジェリアの内戦地区から米国籍の女医を助けだすというもの。しかし女医のリーナ(モニカ・ベルッチ)は難民と共に脱出をするのでなければここを動かないと言う。一度はリーナをだまし強引にひとりだけ助け出そうとしたウォーターズだが良心の呵責に捕らわれ引き返し難民と共に脱出を試みることにする。しかしその決断が思わぬ危機を招くことになる。・・・ってところです。
お話もそれなりに作られてるし戦闘シーンもまずまず迫力があります。ただちょっと米国=正義の図式が強すぎて鼻につきます。リベラルに描こうとしているところもあるのですがそれが余計に鼻につく・・・。でも惜しいんですよねえ。もっと脱出劇と戦闘に特化した作りにしたら良かったかも。むしろそのほうが殺し合いの虚しさや人の高潔さが引き立ったのに。ヘタにヒューマン・ドラマにしようとしたところがマズかった。
あとブルース・ウィリスは強すぎる男を演っちゃダメですね。ダイ・ハードみたいに普通に毛が生えた程度のおっちゃんが良いです。
「リーグ・オブ・レジェンド -時空を超えた戦い-」の感想
(03年11月鑑賞)
ショーン・コネリー主演の「ファンタジー・アクション・アドベンチャー」だそうですがなんじゃそら(笑)
とりあえず、あらすじです。時は1899年。電報はあるけど電話はまだ無いって頃が舞台。驚異の技術力と巧みな戦略で世界各地を襲う犯罪者集団が横行し疑心暗鬼に陥った国々は大戦へ向かおうとしていた。そこでそれを阻止するべく集められたのがいずれも腕に覚えのあるヒーローたちだった。アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)、ネモ、ジキル、スキナー、ミナ、グレイ、トム・ソーヤー、の7名こそがファントム率いる謎の犯罪集団を倒すために結成されたザ・リーグであった。果たして彼らはファントムを倒し世界を救える事ができるのか?・・・といったところ。
ザ・リーグの顔ぶれを見ると読書家の方はピンとくると思いますがどれも19世紀末が舞台の物語の主人公です。どうやってその面々を同じ物語りに登場させるのか?と言うところにかなり期待をしていたのですが、どーやらそう言う架空の人物が全員もともといる世界だったよーで。ちょっと拍子抜けしました。サブタイトルの「時空を超えた」にすっかりだまされた形ですね。別に劇中で時空を超えるのでもなんでもなかった。ま、好きな物語の人物を一緒に出したいと言う気持ちは良くわかります。
んで、それぞれの作品を読んで知ってるほうが楽しめるのかどうかと言えば微妙ですね。読んでるとイチイチつっこまずいられないし、かと言って全然読んでないとさっぱりわからないネタもあるんで。 例えば、ネタバレ「ある人物が登場したとき「滝に落ちて死んだはずでは?」と言われます。これはコナン・ドイルのある作品を読んでいなければ全く意味不明な言葉です。幸いわしは知ってましたがその人物を知らない人は全然「おーっ」と思わないですよ。」 とか、ネタバレ「ノーチラス号が太陽光を使って蓄電しているシーンがありましたが原作では海中の電解質の成分を発電に利用しているのです。確かガルバーニ電池とか。そのベルヌの発想がスゴイのにそれを無視するとは原作ファンはカチンときます。
」 ネタバレ「ま、そこは甲板でのシーンを作るために必要な演出だったのだろうと許すとしても、弾道ミサイルみたいなものまで装備しててはイカンでしょう。ノーチラス号が。」・・・あ、原作のファンなのでちょいと色々つっこんでしまった(汗)。ってな具合な訳です。ミナ・ハーカー(ドラキュラのヒロイン)とドリアン・グレイ(ドリアン・グレイの肖像の主人公)が旧知の仲ってあたりまでなら半不死同士で長生きだとそら知りあう可能性も多いだろうな、とどーにか納得しますが。
ま、コネリーの御大も頑張って元気にアクションをこなしてらっしゃるし特殊効果やアクションもそれなりに楽しいしあまり深く考えずに観ろってところですね。
「マッチスティック・メン」の感想
(03年11月鑑賞)
ニコラス・ケイジが主演のヒューマン・コメディ(かな?)。
あらすじです。主人公のロイ(ケイジ)は神経質だが凄腕の詐欺師。病的な潔癖症の持ち主で最近症状に拍車がかかりまともにヤマも踏めない状態に。そこで相棒のフランク(サム・ロックウェル)が精神分析医を紹介する。医師の助言もあり別れた女房の元にいる生まれてから一度も会ったことのない娘に会いに行く。そこから娘と奇妙な共同生活が始まったりロイの生活は次第に変化していく。精神も少しづつ安定を取り戻し、フランクと共に再び大きなヤマをふむことに。しかし思わぬ展開で娘を仕事に巻き込むことに。果たして繊細かつ大胆な手口で詐欺は成功するのか?またその意外な結末とは?・・・といったところ。
だましだまされの展開が非常に面白かったです。正直カンの良い人は途中でオチが読めちゃったりするかもしれません。でもたとえオチに察しがついたとしても楽しく観れる映画だと思います。脚本がしっかりしてるって事なんでしょうね。誰でも安心して楽しめると思います。なかなか素敵な娯楽作品です。
主演のニコラス・ケイジは好きでも嫌いでもなかったのですがこの作品を観てちょっと株があがりました。チックの演技とかとてもうまいです。コンフェッションの主演が印象的だった相棒役のサム・ロックウェルも良い味を出しています。
実は、数日で公開が終了だったので「じゃ観とくか」程度だったのですがアタリでした。おすすめです。
「キル・ビル Vol.1」の感想
(03年11月鑑賞)
クエンティン・タランティーノ監督の趣味丸出しの怪作です。チープなところ、怪しい日本語、すべて確信犯ですね。宣伝で「タランティーノが映画を殺す」なんて言ってて「おいおい映画を殺してどーすんの」と思いましたが観ると本当に・・・(笑)。個人的にはかなりウケました。そう、面白かったとか感動したとか言う言葉ではないですね。ウケました。コレです。
あらすじは・・・、うーん。あらすじ自体どこまで重要なのか分からない作品ではあるのですが(爆)一応言います。主人公はユマ・サーマン演じる女殺し屋。彼女はビルの牛耳る暗殺者集団「毒へび暗殺団」のメンバーだった。通称ブライド、暗号名はブラック・マンバ。(本名とおぼしきものを呼ばれているシーンは全てピー音で隠されていてわかりません・笑)彼女は組織から足を洗って結婚することになった。しかし式の当日に同僚の暗殺者たちに襲われる。九死に一生を得て命だけは助かったが長い間昏睡状態に陥る事になる。4年後、病院で奇跡的に意識を回復させた彼女は復讐のため自分を襲った暗殺者たちとボスのビルを殺す事を誓うのだった。そして戦いの日々は始まる・・・って、ところでしょうか。
刀を求めて沖縄に服部半蔵(千葉真一!)に会いにいったり、東京を舞台にヤクザのボスになっていた暗殺者のひとりと大立ち回りをやったり、かなーり荒唐無稽です。血がドバドバ出るし観る人によっては嫌悪感を抱くかもしれません。でもそう言う人は少ないと思います。なんと言っても出方が尋常じゃないし作品全体がファンタジーと言っても良いかんじだからです。だからこそ分別ある大人は楽しめるし、それが分からない人や虚構と現実の区別のはっきりしない方は観てはいけない映画とも言えるのです。ま、人を切ったら普通血が出るって事です。いくら切っても刀に血もつかない時代劇よりよほど健康的なんじゃないでしょうか。やり過ぎもここまでやると立派です。
それから過去の映画やドラマやその他もろもろのオマージュやパロディが満載です。それもかなりカルトなやつ。それらに詳しいとさらに一歩踏み込んだ見方が出来ます。あえて楽しめます、と書かないのは人それぞれだと思うからです。わしは楽しめましたが「その引用の仕方は何事だ!」と、怒る人もいるかな、と。それはそれで観客がひっかかりを持つのだから監督の思うツボかもしれません。それより心配になるのは何にも知らない人が単なる悪趣味な映画と解釈するかも知れない事です。絶賛する人とそうでない人が二極化してると言うウワサですが、それはそんなところからきてるのかもしれません。
あるシーンでアニメーションが使用されているのですがプロダクションI.G.の仕事です。日本の誇るアニメ会社の一つですがさすがに良い仕事をしています。マトリックスのウォッシャスキー兄弟もオタクで有名で日本のクリエーターと仕事をしていますがタランティーノも負けてませんねえ。I.G.との打ち合わせで「ゴケミドロのようなシーン」と言うセリフが出たとか出ないとか。日本人だって吸血鬼ゴケミドロを知ってる人はそうそういませんよ。
音楽はもう、まったくのツボでした。エンドロールで流れるのが「恨み節」ですよ。梶芽衣子の。監督は女囚さそりシリーズや修羅雪姫(最近の釈さんのじゃなく昔のです)とかのファンなんですと。ジャパニーズバイオレンスの名作ですがそんなものまで観てるとは・・・。そう言えば仇の殺し屋のひとりの名前がオーレン・石井(ルーシー・リュー)でした。影の軍団にオーレン(志穂美悦子)ってのがいましたがそこからとったのかもしれんですね。
60年代70年代のジャパニーズバイオレンスの音楽には優れた物が多いです。10年くらい前に巻上公一さんが「殺しのブルース」なんかをカバーしたアルバムを出したりしてましたが良かったですよねえ。タイトル忘れましたがそのころの曲を集めたオムニバスアルバムがウチにあったはずなので久しぶりに探し出して聴きたくなりました。夜中ひとりで聞いたりしたら恐ろしくなるなるよーな内容です(笑)。見つけ出してタイトルが分かったらまたお知らせしますね〜。そーゆー訳でちょっと変わった音楽の好きな方には必見の映画と言えると思います。
タイトルにVol.1とあるように2が来年の春に公開されます。なんでも長くなったから二つに分けたとか。今回いいところで終わってます。どおりで宣伝で流れていた映像(ふわっと飛び上がって刀の上に立つシーンとか)が無かったと思いました。次回楽しみです。
それにしても今回は洋画ばっかりでアニメも邦画も観なかったのにこの一本のお陰でかなりバラエティに富んだ印象に(笑)
「閉ざされた森」の感想
(03年10月鑑賞)
米軍パナマ基地のレンジャー部隊がジャングルに訓練に出て消息を絶った。捜索隊が発見した時彼らは味方同士で撃ちあっていた。収容されたのはたった二人の兵士だったが二人は何が起こったかを黙して語らない。そこで呼ばれたのが尋問のスペシャリストで元隊員のトム・ハーディ(ジョン・トラボルタ)だった。(・・・この役名ってばネメシスのシンゾン役の俳優と同じじゃん)トムの手腕により二人は少しづつ重い口を開き語り始めた。しかし二人の証言は矛盾に満ちており謎はますます深まっていくのだった。たびたび出てくるキーワード「8」とは?ジャングルで起きた事件の真実とは?・・・とこんなかんじです。
こーゆータイプの作品で有名なのでは黒沢明監督の羅生門がまっ先に思い出されますよね。ある侍の死について証言する4人の関係者たち。しかしそれぞれの言い分は異なっていた。・・・芥川龍之介の「藪の中」が元なわけですが原作も映画もそれはそれは立派なものです。面白さも破格です。ま、それと比べちゃうとちょっとかわいそーかな(^^;)。
でもそれなりに頑張っていたと思います。周りを固めるキャラクターもまずまず作られていましたし。交錯する証言をちゃんとしたミステリーに仕上げていく過程もそれなりに努力の後が・・・。最後の最後のオチは強引すぎるかんじもしますが。自然なのは最後のオチ一歩手前くらいかなー。ドンデン返しも重要かもしれないですが作品としての面白さをキープできる範囲にして欲しいです。ただ頭悪いのでオチを知った上でもう一度くらい観ないとはっきり理解しているかイマイチ自信は無いです(爆)。ま、真に優れた作品は頭悪い鑑賞者にもちゃんと理解できるように作ってあるもんだと思います。難解なのと不可解なのは似てるようで違います。ちゃんと作られていても難しいのは難解。話しが崩壊してて意味を成してなくて難しくなってるのが不可解。ちょーっぴり不可解寄りだったかな〜。いや、でもまあ許せる範囲でした。宣伝で期待したたほどではないですが面白かったです。
とりあえず「だまされよう」とか「だまされたい」とか「だまされないぞ」とか思いながら気張って観ないほうが無難かも。自然にどーぞ。
あとレンジャー部隊の教官役でサミュエル・L・ジャクソンが出てました。重要な役です。今回観た「S.W.A.T.」にも特殊部隊のボス役で出ていました。これもメインの役どころです。映画でまくりですね。おおげさでなく毎月1本くらいは劇場で彼の顔をみている気がします。あのテの黒人俳優の人材は他にいないんじゃろか。ま、嫌いな役者じゃないのでいいんですけど。本当、嫌いな方にはご愁傷様としか言いようがないですね〜。
「シモーヌ」の感想
(03年10月鑑賞)
今回(02/10/1/)観た中ではロボコンの次にヒットでした。実はそんなに期待してなかったのですが面白かったです。
あらすじ。近ごろヒットに無縁の芸術映画の監督タランスキー(アル・パチーノ)はわがままな俳優の振る舞いに辟易していた。しかし元妻でプロデューサーであるエレイン(キャサリン・キーナー)の言うとおり人気女優を使わないと興行は失敗に終わるのだ。そんなおりタランスキーにコンピューターの天才で彼のファンの男からある遺産が手渡される。それは画期的なCGソフトだった。なんと、そのソフトを使うと本物としか思えないコンピューターグラフィックスの人間を描けるのだ。タランスキーはそれを駆使して理想の女優を作り上げ自由自在に思い通りの演技をさせる。シモーヌと名付けられたその女優は大評判となり監督をもしのぐ存在となってゆく。やがて独り歩きをして行くシモーヌにタランスキーは苦悩をつのらせるようになる。・・・といったところ。
ドタバタで笑いを誘うシーンもあれば現在の俳優事情を皮肉るシーン、家族の微妙な関係を描くシーンなど色々あって飽きずに楽しめました。
みなさんはクラシックの名曲でプロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」をご存知でしょうか?。シモーヌとは(多分)全然関係ないんですけどあらすじが、ああ、これと一緒だな〜、と思いました。「キージェ中尉」の原作はユーリィ・トゥイニャーノフで、架空の人物キージェ中尉が独り歩きを始めてしまい困ったあげくにさてどうするか・・・、と言うお話で、これだけだとシモーヌと全く同じ(笑)。そーいえばこの曲は元々映画音楽用に書かれたそうです。1934年に映画化されてその時にプロコフィエフが音楽を作曲してあとで交響組曲にまとめたものとか。70年前に既に同じような映画が作られてたんですね。未見ですが一度観てみたいもものです。プロコフィエフも「ピーターと狼」しか知らない人も多いと思いますが他にも沢山名曲を残しているんですよ。CDもいっぱい出ているので良かったら聞いてみてください。・・・って映画の感想とはまったく関係ないですね。でもウチのサイトって元々音楽のサイトなんですよ。知ってました?。本人は忘れてました(爆)。(ま、夏場のシーズン中はカープがメインになるのも仕方ない!?)
そうそう、ウィノナ・ライダーがわがままな女優役で出演してました。万引き騒ぎからこっち色々ある彼女ですが、ビートルジュース以来好きな女優の一人なので頑張って欲しいものです。
それから冒頭からタイトルなどの文字の「i」と「o」がちょっとおかしいな、と思っていたら「1」と「0」になってたんですね。エンディングロールまで気付きませんでした。たとえば「SIMONE」だと「S1M0NE」ってかんじに。デジタルのCG女優だから実態は1と0の数値でしか無いと言うわけですね。こーゆー細かい遊びというかこだわりも好きです。
「28日後...」の感想
(03年10月鑑賞)
「ハローも通じない世界になった」このコピーはいいですね。内容ともマッチしてます。
あらすじ。類人猿の研究所に動物実験反対派の賊が侵入した事をきっかけに恐怖のウイルスが施設外に流れだしてしまった。感染した人間は数秒で凶暴性に支配され理性を全く失い他人を攻撃するだけのケモノと化す。感染者の血液や体液が粘膜や傷口から感染すると2〜30秒のうちに発症する。その発症までの数秒に感染者を殺す以外に自分を守る手だてはないのだ。たとえそれが肉親であっても恋人であっても迷う間もなく殺すしかない。ウイルスは爆発的に世界に広がり尚もまん延を続けてゆく。ウイルス流出前にバイク事故で病院に運ばれ昏睡状態だった主人公ジム(キリアン・マーフィ)はたった一人で無菌室で目覚める。病院にも町にも人影はなくあちこちに破壊の痕跡が残るだけ。訳もわからないまま町をさまよい歩くうちにだんだん現実が判明していく。・・・といったところ。このあと生き残りの人間と遭遇して一緒に感染者と戦ったりサバイバルをしていくのが話しの中心となっていきます。
ブライアン・イーノやグランダディやブルー・ステイツが流れるところが好きですね。オリジナルスコアも悪くないです。いや、そーでなくて映画の内容についてですよね。映画の内容は・・・うーん。途中まではいい感じなんですけどね〜。後半単なるゾンビ物になっていくのがちと残念です。冒頭の何が起こったかわからずに無人の大都会を彷徨う主人公の絵はかなーり好きなんですけどね〜。そのあとの電気も水道もない大都会でのサバイバルもまずまず。手動蓄電のラジオで遠くの放送をキャッチしてそこに向かおうとするあたりも好きです。お話もそれなりにちゃんとしてるし全体的にも結構面白かったんですけど部分部分でものすごく好きなかんじの場面があるだけにゾンビ物に近い展開になるとアレ?と思うわけです。もし最初からゾンビ物として観たらもっと評価は高かったかもしれません。とりあえずダニー・ボイル監督はやっぱりホラー物!と言うわけです。
しかし正気を無くした凶暴な人間が襲ってくるのってグロテスクな特殊メイクとかなくてもそれだけで充分恐ろしいですね。
それからエンディングロール終了後にラスト4分の別バージョンのエンディングが上映されます。個人的には別バージョンのラストのほうが好みです。ネタバレになるので詳しくは言いませんが本編がハッピーエンディングだとすると別バージョンはある程度アンハッピーエンディングと言えます。監督は後者で作ってたけど映画会社とかにハッピーエンディングにしろ、とか指示されたのかな〜、と勝手に想像しちゃいました。あるいは全く逆かもしれないですし全然違う理由かもしれないですね。ま、どっちにしろ二種類エンディングを観せるのはあんまりいさぎよくない気もしますが、まーこれもアリでしょう。実は心広いんです(ほんまかいな)。
・・・あんなに発症までの時間が短かったらあそこまで世界中に広がらないよなー。潜伏期間がある程度あってこそ気付いたら世界中が感染していた!というのがウイルスの怖さなんだから。と、いちゃもんをつけつつ。あー、なんて心が広いんだ(爆)。
「ロボコン」の感想
(03年10月鑑賞)
面白かったです。今年、今までに観た邦画のわし的ランキングで「刑務所の中」を抜いてトップに立ちました。
一応先に言っておきますと石森章太郎原作のがんばれロボコンとは全然関係ありません。よくNHKなどで放送している「ロボットコンテスト」の事です。以前からNHKの実際の大会中継やドキュメントは好んで視聴していました。ただ、それが面白いだけに映画に関しては懐疑的だったのです。しかしそれも杞憂に終わりました。
あらすじ。主人公の里見(長澤まさみ)は将来の目標もやる気もない高専の学生。勉強もいい加減で補習授業を受けさせられる事に。どうしてもそれだけはイヤだと先生に訴えると先生はある条件を出してきた。「ロボコンに出場したら補習は勘弁してやる」と。最初は部員ともうまくいかずいやいやだったが徐々にうちとけてロボコンにものめり込んでいく。果たして全国大会出場はなるのか?はたまたその結果は?・・・と、こんなところ。これだけだと全然面白そうにありませんね。でも面白かったんです(笑)。
ロボコン出場を狙うロボット部の部員は、ひょんなキッカケでロボコンの操縦者を任される事になったやる気の全くない葉沢里美(長澤まさみ)。人は良いけど自分の意見が言えないロボコンマニアの四谷部長(伊藤淳史←チビノリダー!)。頭が良くて設計の天才だが自分勝手でコミュニケーション能力ゼロのネクラな性格破たん者、相田(小栗 旬)。手先が器用だが忍耐力が無く何事にもエスケープのアウトロー不良キャラの竹内(塚本高史)。・・・の4人です。ライバルロボット部のやーな豪原部長(荒川良々)や顧問(鈴木一真)や保健室の先生(須藤理彩)など他のキャラクターも良い味出してます。
題材がロボコンと言うちょっと変わったものですがストーリー自体はありふれたスポ根モノと言っても過言ではありません。でも脚本がしっかりしているので安心して楽しめるのです。各キャラクターがはっきりしているしそれぞれに見せ場が用意してあるしヤマ場までの盛り上げ方もうまい。このストーリーなら他のスポーツや舞台で展開させても優れた作品に仕上げる事が出来たと思います。でもそこをロボコンにしたところがやっぱりすごいです。ロボコンの説明も無理なく自然に折り込まれてるのも立派です。このテの映画はそれが難しいんですけどねえ。
ロボコンを知らない方にちょっと説明しますとロボコンとはチームでロボットを作ってそれを競わせる競技です。・・・と書くとなんかとんでもないものを想像しそうですね(^^;)。でもそんなに大げさなものじゃないんです。ゲームルールは大会ごとに決められるのですが「相手を妨害しながらフィールド上のピンポン玉をより多くあつめたほうが勝ち」とかそう言ったかんじです。規定は厳密でロボットの重量制限、使って良いモーターの数、など細かいです。その制限の中でアイデアと技術力をふりしぼりロボットを制作するわけです。あと操縦や指揮なんかも重要です。この映画は日本の高専の大会が舞台となっていますが高校野球大会に似たノリがあります。今や国際大会が開かれるほどのメジャーな競技なんですよ〜。(NHKで昔やっていた国際大会で違う国の人がチームを組んでやる大会のドキュメンタリーとか本当に面白かったです。互いに言葉が通じないんですから!)
舞台が中国地方だったのも地元意識の強い自分としてはハマれた一因だったと思います。徳山高専が舞台なんですが学校から見える風景が見慣れた瀬戸内の風景ですし故郷の呉高専まで出てくる(笑)。生徒が話す言葉も広島弁に近いので親近感わきまくりです。と言ってもメインキャストは無理な方言は話しておらずほぼ標準語なのも良かったです。実際にみんながみんなベタベタな方言使ってるわけじゃないですしね。
そして主人公里見役の長澤まさみさんがいいんです!。演技もうまい・・・というか自然で。最初のやる気のない様からムキになってだんだんのめり込んでいく様をうまく表現していました。何よりカワイイし(笑)。笑顔が最高です。画像検索したところ一番上の画像のようなのや水着とかグラビア系の物ばかり出てきて驚きました。かなり印象が違って見えます。映画のほうが素朴な感じで良いですね。でもこれはこれでカワイイからいいか(笑)。今回のロボコンで初めて知ったのですが朝ドラや映画に出てたり写真集出してたり結構活躍されていたのですね〜。うーん、断然ファンになりました。
「ロッカーズ」の感想
(03年10月鑑賞)
昔、実際にロッカーズと言うバンドがあったのですがそのバンドのボーカルだった人が監督した作品。・・・って陣内孝則さんです(笑)。今や俳優として有名なのでロックバンドでデビューしたと言う事を知らない人も多いんじゃないでしょうか。自伝と言うか半生記と言うか、そんなのが元になっています。舞台は実際と同じくもちろん博多。全編博多弁が飛び交いまくりです。ま、せっかく福岡にいるんだし観とくか、と。
公開の随分前から地元のテレビ番組ではメイキングや特集をガンガンやっていました(全然みてませんが)。観客もかなり多かったです。町中を走るシーンでは馴染みの場所があちこち出てきました。でもつながってなかったです。あそこを走ってあそこを抜けて・・・、と全然方向が一定してない。結局博多っぽい風景のところでロケしたかっただけなんだろうなあ(苦笑)。
随所にコメディっぽい演出がありましたが一応青春ストーリーなのかな。主演(高木仁:ジン役)の中村俊介さんは演技はさておいて歌が弱かったのが痛かったです。ヘタではないんですけどね。ロッカーズと言えばパンチと特徴のあるあの陣内さんのボーカルが一つの目玉だったわけで比べちゃうとやはり見劣りします。ロッカーズがライバル・バンドを打ち負かしてゆくのがメインのストーリーのひとつなんでその一点が弱いだけで説得力が半減してしまいます。コンテスト・シーンの他のバンドのほうがあきらかに良いんです(苦笑)。デミセミクエーバーのエミさんとか歌ってましたし。あ、ザ・スリルも出てましたね。他にも色々な音楽が流れていましたがサンハウスの「キング・スネーク・ブルース」が一番印象に残ってたりするもんなあ。日本のリバプールと言われ、めんたいロックの発祥の地である「博多」を舞台にした設定をちょっと活かしきれてなかったかな。あ、大杉漣扮するフォーク喫茶のマスターの唄う「恋の確定申告」は最高でした(笑)。
あとラストがちょっと取って付けたようになってるのが残念。陣内さんはそこまで描きたかったわけで限られた条件の中で実現するのにこーゆー形になったんでしょうね。スター・ウォーズやマトリックスみたいに続編が約束されているのならそこまで駆け足にくっつけたくは無かったと思います。ロッカーズ東京進出!でスパっと切ってロッカーズ東京編、とかじっくり観てみたかった気がします。実際の話しも東京出てからのレコード会社とのあれこれとか人気とかセールスとかギャップとかモロモロの解散までの経緯が面白いんです。ドラマシリーズとかもっと長尺で全体をしっかり描いたほうが良かったんじゃなかろうか。
「トゥーム・レイダー2」の感想
(03年10月鑑賞)
上の順番では最下位にしてますが、クリス・バリー(NHKで放送されていたコメディ決定版「宇宙船レッドドワーフ号」のリマー役)が大きな画面で観れたのでそれだけでもう充分なのです。第一作より見せ場も増えて最高ー!。って、どっちにしろちょい役なんですけどね。全体的にも第一作より楽しめました。
しかし、あらすじとかどーゆー映画か説明するのは意外と難しい(苦笑)。もとは世界中でヒットした人気ゲームなんです。トレジャー・ハンターのララ・クラフト(アンジェリーナ・ジョリー)が世界中を駆け巡ってさまざまな財宝を集める、と言ったかんじ。舞台はギリシアから始まって上海やアフリカ、あっちこっちに行っています。途中の行程なんてすっとばすから世界が小さい小さい。中国もヨーロッパもとなり町みたいです。これって失敗ですよね。いくら省略してももっと世界の広さを演出しないと大冒険に感じられないです。
ロマンシング・ストーンやインディ・ジョーンズを観ずに初めてこれをみたらもっと面白かったのかもしれません。どうしても比べちゃう種類の映画ですしストーリーも劣っているように感じます。特殊効果の技術は上がっても映画の面白さは別のところにあるんだなー、と実感できるという(爆)。ヤン・デ・ホン監督もスピードやツイスターは面白かったんですけどね。大コケしたスピード2を観てるみたいでした。
あ、でもいいんです。クリス・バリーが出てるんですから!。この映画の見どころは、ずばりクリス・バリーとアンジェリーナ・ジョリーの見事な肉体、この二つです。タイトなスエット姿がポスターや看板になってましたがあの格好は冒頭だけだったです(爆)。ちなみにクリス・バリーはララの執事のヒラリー役です。そして・・・
はやくレッドドワーフの劇場版を! ←おかしいぞこの着地点(^-^;)
「S.W.A.T.」の感想
(03年10月鑑賞)
70年代テレビシリーズ「特殊狙撃隊SWAT」の映画化。でも全然別物でした。
「麻薬王の逃亡宣言。逃がした奴に1億ドル。欲望渦巻くロスで護送ミッション決行!!」というコピー。その護送を担当する連中こそがS.W.A.Tのホンドー巡査部長(サミュエル・L・ジャクソン)率いるチームなわけです。宣伝では「街中が敵になる」とも言ってたのでお金に釣られた人々VS特殊チームの図式がもっと強いかと思ってたのですがその要素は少なくて拍子抜けしました。麻薬王も扱い弱かったなあ。麻薬王役のオリヴィエ・マルティネスがいい味出していたのでもっと活躍して欲しかった。宣伝で期待してた部分はほぼ裏切られた訳ですが別のところでちゃんと面白かったです。たとえばSWATの訓練風景とか組織の内情とかです。タイトルにもなっているくらいなんでやっぱりメインはそっちなんです。でも宣伝するにはそれじゃ派手さが無いので仕方なかったんでしょうねえ。それから後半の山場のアクションより冒頭のVS強盗とのシーンのほうが面白かったです。後半のアクションと比べると地味だけど真実味があってよりスリル感がありました。隊員のストリート(コリン・ファレル)と元隊員のギャンブル(ジェレミー・レナー)の関係がもっと細やかに描かれたらさらに面白くなったと思います。個人的趣味でなんなのですがホンドーがひとりひとり隊員にスカウトしていくところが一番好きです。たとえば七人の侍でも野武士との戦いも良いのですがむしろ農民が侍をスカウトしたり七人そろう過程が大好きなのです。黎明期とか胎動期とかこれから何かが始まるぞ!って時が一番ドキドキするんですよ。期待感と言うか。、ま、個人的趣味なので映画とはあんまし関係ないです。あとBGMでリンキン・パークとかアポロ440とかストーンズとか流れて好みなのが多くて良かったです。
「ハルク」の感想
(03年9月鑑賞)
人気アメコミの映画化です。むかし「超人ハルク」でテレビドラマでもやってましたよね。主人公のブルースは怒りが頂点に達すると全身が緑色の巨人「ハルク」に変身してしまいます。ハルクは超回復力や怪力を持っていて暴れまくります。ちょっとした「ジキルとハイド」みたいな話しです。今回の映画化ではハルクに変身するようになったそもそもの秘密を父親が握っていてブルースと父の話しもメインのひとつです。原作同様に恋人ベティとその父親でハルクを憎むロス将軍なんかが登場しますが唯一ハルクの正体を知ってる少年リック・ジョーンズは登場しませんでした。なんでや〜。納得いかん。つーのも実際に読んだハルクは最初期の物だけなんでリックとハルクのコンビのお話のイメージが強くて(笑)。
ブルースがハルクに変身するきっかけとなったのはガンマ線なんですけど映画は真実味をもたそうとDNAとかナノテクノロジーとかだして色々努力してます。ま、元がコミックスなんだから強引にとにかく「ガンマ線」なんだよ!で押しても良かった気が・・・。たとえばスーパーマンはクリプトン星のかけらでパワーを失いますがそこに科学的説明は無意味。そーゆーもんなんだよ!でいいんです。CGで表現されたハルクは原作の絵に良く似ています。それはそれでいいのですが現実味と言う意味ではちょっと・・・。そのせいでどう頑張っても現実味が湧いてきません。リアリティを大切にしたいのか荒唐無稽さを強調したいのか良く分からん作りです。昔のテレビのほうがブルース役の人が緑色を塗られただけがミエミエのチープなものでしたので逆に生々しくてリアリティがあった気がします。
それからコミックスを意識してコマ割りみたいに画面を分割して見せる編集もありましたが観にくくてしょうがなかったです。効果的とも言えないし失敗だったよーな気がします。映画なんだから。
万一次回作があるのならサベッジだけでなくグレイもぜひ出して欲しい。そしてウルヴァリンも!(爆)。実はウルヴァリンのマーブル初登場ってハルクなんですよね〜(笑)。たしかジャガーノート(Xメン敵役)とかも出てたんじゃなかったっけ?(ウロ覚え)。そーいえばカプコンの格ゲーでウルヴァリンやハルク戦ってましたね(笑)。
「名もなきアフリカの地で」の感想
(03年9月鑑賞)
最初に断っておくと原作は読んでいません。映画館の予告で観たい!と思った作品です。(ちょっとディープ・フォレストを彷彿とさせるようなアレンジの)アフリカの音楽とアフリカの景色と少女の表情が良かったんです。あらすじとかは気にしていませんでした(爆)。
内容はナチの迫害から逃れてドイツからアフリカに亡命したユダヤ人の父母と少女の物語です。少女と現地の人間との触れ合い、すれ違いが生じ始める夫婦の関係、ドイツ人でありユダヤ人である事のアイデンティティー、さまざまな人間模様が交錯しながら話しは展開していきます。アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を獲得したらしいです。ドイツ語、英語、アフリカの原住民語など飛び交いますがどれもよく分からないので参りました(苦笑)。一応字幕では原住民語などは"こんなかんじで"「"」で表現されてました。
見通しのきかない(ある意味盆地のような)土地で生まれ育ったので、もう、ただっ広いアフリカの大地が映されるだけでクラっときます。民族音楽が元々好きと言うのもあるのですがストーリーと言うよりも画面と音楽だけで不覚にもうるっときてしまったシーンが何ヶ所かありました。ストーリーもなかなか面白いです。ナチやユダヤ人を描いた映画は沢山ありましたが主な舞台がアフリカでこーゆー視点のは珍しいんじゃないでしょうか。イギリス領のアフリカで生きる敵対国であるドイツ人。ユダヤ系であるためドイツにいられなくなったのに薄れないドイツ国民としての強い意識。しだいにアフリカに馴染んでゆく少女。色々な出会いと別れ。こんな事書くとなんか小難しい内容を想像させてしまいそうですがそんな事なく観れます。
「座頭市」の感想
(03年9月鑑賞)
すべり出し好調と言う話しでしたので観客ギュウギュウを想像していましたがそこまでではありませんでした。さすが平日です。火曜に休めてよかったよかった(笑)。
座頭市そのものは説明の必要もないですよね〜。勝新太郎のあたり役で全部で26本の映画が制作されている大ヒット作品です。それを北野たけし監督がどのようにリメイクするか?と言うのが目玉ですね。一応内容を説明しますと時代劇です。目の見えないあんま(今で言うマッサージ師です。はい。念のため)の市(いち)という男が主人公。実は彼は居合抜きの達人で仕込み杖を自在に操ると無敵の強さを発揮します。そのため各地で用心棒に雇われたり悪人を斬ったりとドラマが展開していくわけです。で、北野版もそのあたりの基本はしっかり踏襲していると言えます。町を仕切るヤクザの銀蔵(岸部一徳)、銀蔵一家に雇われる手だれの浪人服部源之助(浅野忠信)、小作農のおうめ(大楠道代)と賭場通いをするその放蕩甥っ子の信吉(ガダルカナル・タカ)、幼いころ親を殺されて仇討ちを探すおきぬ(大家由祐子)おせい(橘大五郎)の姉弟、町の飲み屋の主人(柄本明)などのキャラクターたちがメインで話しは展開していきます。
市と源之助が中心となって話しが展開していくのかと思っていたのですがそうでもなかったです。ある程度スピード感もあるし仇討ち姉弟のエピソードなど色々入ってるので退屈はしないと思いますが散漫な印象も拭えません。市のキャラ作りは意外とアリだと思いました。と言うか勝新の市と違う方向性を出すにはこうしかなかったんでしょう。ただ殺陣は勝に遠く及びませんね。勝新の殺陣はあれだけで金を払って観に来て良かったと思わせる物ですから。そう簡単にあの域に達せられては困ります(笑)。しかしついつい勝新座頭市と比べちゃいますよねえ。ま、比べるなと言うほうが無理な話しで・・・(^^;)。わしはむしろ勝新の座頭市を一度も観たことない人の感想が聞きたい!
そうそう北野作品には珍しく音楽が久石譲さんではなく鈴木慶一さんでした。実は昔から鈴木慶一さんは好きです。はちみちぱいやムーンライダースのCD結構持ってます。どんとさんとローガンズなんてバンドもやったりしてた人少ないだろーなあ(笑)。作品に合ってるかと言えば微妙な部分もあるんですがひとつの味になっていることは確かです。途中畑を耕すクワの音が音楽と融合するシーンなんかがあるんですがそのあたりはダンサー・イン・ザ・ダークの工場や電車のシーンのビョークほどの完成度はありませんね。まんまムーンライダースを使っても意外と合ったかな〜なんて思ったり。ネタバレ「ただ市を目あきにしてしまったのはねえ・・・。うーむ。目が見えないほうが見えるものが沢山あるっていうメッセージは分かるんだけど・・・。」
「コンフェッション」の感想
(03年9月鑑賞)
有名なテレビ・プロデューサーのチャック・バリスは高視聴率番組を続々と世に送り出す一方で秘密の裏の顔も持っていた。なんとCIAに雇われた暗殺者だったのだ。
チャック・バリスは実在のテレビ・プロデューサーで、有名な「ゴング・ショー」や「デート・ゲーム」といった番組を作った人です。これは彼の自伝を元に作られた映画らしいです。主演のサム・ロックウェルいいですね。ドリュー・バリモアもチャリエンよりよほどチャーミングな気が(笑)。監督はCIAの連絡員役で出演もしているジョージ・クルーニー。初監督とは思えない良い仕事をしていると思いました。番組制作と暗殺稼業の全然違うふたつをバリスのキャラを交えてうまく連動させ表現しています。オチも嫌いじゃないです。ネタバレ「最後の最後に本物のチャック・バリスが登場するんですけどね。ちょっと皮肉っぽいラストが好きです。」60年代から70年代後期が主な舞台で流れる音楽も好みでした。ザ・フーの使われ方とか面白かった(笑)。エンディングのスタッフロールのBGMが途中から暗ーい曲に変わってそのまま終わりましたが何かの暗喩だったのかな?そのあたりはよく分かりませんでした。そうそう、バリスが劇中で「全米3位までなった曲を作ったんだ」と何度も自慢している曲ってフレディ・キャノンのパリセイズ・パークなんですよね。知らなかった〜。そーいえばビーチボーイズがフレディ・キャノンのカバーしてたけどパリセイズ・パークはやってませんでしたっけ?あ、ダメだ。音楽やら歴史やら好きな話しになると暴走しちまいます(爆)。自粛。
「ファム・ファタール」の感想
(03年9月鑑賞)
カンヌ映画祭のシーンから始まるし音楽が坂本龍一だし、芸術映画っぽい中身を想像していましたが全然違いました。冒頭のダイヤを盗むシーンはまんまアクションだし途中からはサスペンスやミステリーも加わるかんじ。一応はサスペンス映画と言うことです。あらすじは窃盗団の一員の主人公の女が仲間を裏切り逃走。悪女の顔や清楚な顔を使い分け新しい生活を始める。ひょんなことから彼女を狙うパパラッチが現れたり服役を終えた窃盗団の元仲間がつけ狙ったり・・・、さて盗んだお宝はどうなるのか?彼女の今後の運命やいかに?と言ったところでしょうか。ネタバレ「途中でひどい夢オチがあります。でもこれがないと物語は成立しないし痛しかゆしかな。」ちょっとした話しや小道具が細かく伏線のようにちりばめてあって最後の最後でバチっと決まる・・・というのを目指して作ったんだろーな、と思います。その意図はくめるんだけどそこまで効果的には決まっていない印象。でも映画としてそれなりの水準はクリアしていると思います。観る人の好みでも随分違うと思います。ネタバレ「可能性のストーリーを夢以外でうまく表現できてればもっと良かったんですけどね〜。夢オチを別に気にせず観る人も大勢いると思いますがわしは苦手なんです。オチのつけ方で夢オチは最悪、と長年頭にインプットされちゃってるところがあるんで(^^;)。よーするに夢オチのある物語でわしを納得させようと思ったらそれ以上のウムを言わせない圧倒的な面白さがないとダメってわけです。これは可もなく不可もなくってレベルですかね。」
「ワイルド・スピード×2」の感想
(03年9月鑑賞)
2001年公開の第一作の続編。実は第一作は観てません。観た大きな理由のひとつは丁度よい時間にあったから(爆)。結論から言うと前作知らなくても全然平気です。ちゃんとこれだけで話しは通じるようになってます。前作との比較は出来ませんが普通に観れました。あらすじは公道レースに興じる元警官の主人公が警察からの依頼で捜査に協力する、ってかんじです。主人公は悪者のところに潜入しますがもちろん高テクニックのドライバーとして雇われる設定です。公道レースのシーンから始まって車を横取りする賭けのためにひとレース、採用テストのためにひとレース、と言ったようにレースばっかりやってる映画です(笑)。基本的にレースのスピード感などを楽しむ映画だと思います。ストーリーはよくある映画のパターンというかかなり普通かもしれません。ちなみに吹替版で観たのはある意味正解でした。基本的に洋画は字幕派なんですけどこのテのスピード感が命の映画で字幕と画面のふたつに注意を払って観てるとあんまり楽しめませんからね〜。スピード感命系の作品はまず吹替で観て内容やセリフをあらかた把握したあとで字幕で原語版を楽しむ、ってパターンをときどきやります。ま、気に入った作品だけですが。これはそこまでではなかったかな〜。あと車好きが観るとまた違った感想があるんでしょうね。そっち方面はあんまし強い興味があるわけでもなく詳しくもないので何とも言えないのです。それからサブキャラでデヴォン青木が出演していましたがこの人の顔って特徴ありますよね〜。これって美人・・・なんですか?(謎)
「HERO 英雄」の感想
(03年9月鑑賞)
秦の始皇帝とその命を狙う刺客たちの物語。出演はジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィイー、ドニー・イェン、チェン・ダオミンなど有名どころが勢ぞろい。チャン・イーモウ監督らしい迫力のあるこだわりの映像美が見事な作品に仕上がっていました。過剰な演出や見飽きてきたワイヤーアクションにはかなり食傷ぎみな昨今なのですがこの作品は許せるレベルでした。雄大なロケ地や大勢の兵などが映画を観たな〜、という満足感を与えてくれました。はっきり言って「ビデオでみたらいいや」って作品の多い中、これは是非劇場で観て欲しい作品です。1800円を出す価値はあります。(1000円で観ましたが・笑)もう一回くらい見に行ってもいいかな〜、って気分です。
途中でなんか日本的な太鼓の音がすると思ったのですが最後クレジットをみたら案の定「鼓童」でした(笑)。
それから衣装デザインは世界の第一人者ワダエミさんです。チャン・イーモウ監督が黒沢映画のファンで黒沢組のワダさんの参加を強く希望したようです。実はワダエミさんは演出家の和田勉さんの奥さんだったりします。なんかすげー夫婦だ(笑)。
正直歴史ファンからすると「その時代でその衣装はないだろう」とか「その武器はあと3世紀ほど後にならないと発明されないよ」とかツッコミどころは満載です。ただ史実をふまえているとは言え、かなりファンタジックな作りだったので割り切って素直に観れました。ま、あんな超人的な能力をもった刺客がいたかどうかは別として贏政(始皇帝の本名。知らない人結構多いです・笑)を暗殺しようと企んだ人間がかなり多かったのは事実ですもんね。事実、始皇帝の第3回目の巡幸の時に河南陽武県の博浪沙で、張子房(後の漢の謀臣)が力士を雇って暗殺をしかけた記録などが残ってますしね。
あと、わし的楽しみ方。セリフもないただ映ってるだけの側近でもちょっとエラそうな奴を見つけると「もしかしたら呂不韋かな?もう失脚して李斯の時代かな?いや、趙を滅ぼした後みたいだから呂不韋な訳はないか。でも始皇帝役の役者と顔似てるんだよな〜。」などと勝手に推測や想像をしながら観ると楽しさ倍増です(笑)。「そうかー、飛雪(フェイシュエ:マギー・チャン)と残剣(ツァンジェン:トニー・レオン)は亡国の趙の人間なのかー。そーいや秦は趙を滅ぼす前年に韓を滅ぼしたはずだからあの大勢の兵士の中には併合された韓兵もいてその中には張良の関係者もいたかもな〜」とか(爆)。多分なんのことかわからないと思いますが(^^;)。興味ある方はとりあえず子楚(後の 荘襄王)と呂不韋と贏政の関係あたりから調べたりしたらおもしろいかも。あ、話しがすっげーソレてますね。映画とは直接なんの関係もございません(苦笑)。
感心したのは監督自ら語っていますが「チン・チー・シュー・ホア」(筝・碁・書・画)を念頭に置いて作品を作っているところ。この四つは中国の芸術の根幹を成しています。巧みに取り入れられたこれらの要素は作品に深みを与えています。
白状すると映像には期待してたもののストーリーにはそこまで期待して無かったんです。でも予想よりかは面白かったです。
よーするに劇場に観に行って損はしない作品って事ですね。はい。
「ゲロッパ!」の感想
(03年9月鑑賞)
まず本編に先だって挿入歌を歌っているグループの5分ほどのビデオクリップが流れました。その監督ももちろん井筒さん。しかし・・・。この人ミュージック・ビデオ・クリップの作成は向いてませんわ。出来よろしくありません。本業の映画監督で頑張ってください。はい(^^;)。
「ゲロッパ!」ですが英語で書くと「Get up!」です。言わずと知れたジェームス・ブラウン御大の名曲「セックス・マシーン」の一部です。確かにゲロッパ!と聞こえないこともないですがそれをタイトルにするセンスは好きです(笑)。
内容です。数日後に出頭して刑務所に入らなければいけない羽原組長(西田敏行)だが、いくつか心残りがあった。25年前に生き別れになった娘かおり(常磐貴子)の事と大好きなジェームス・ブラウンの名古屋公演だ。そこで羽原の舎弟金山(岸部一徳)は収監前にJBに一目合わせようと子分にJB誘拐を命じる。さてJBの誘拐は成功するのか?生き別れの娘との再会はなるのか?と言ったところ。
無理な展開やハテナなところは沢山あるけどそこを強引にやっちゃうのが井筒さんの特徴ですのでそれがイヤな人は観ない事です。こまかい事は気にせず勢いで観るのが楽しむコツと言えましょう(爆)。
ちなみに本物のJBは一切出演していないので悪しからず(笑)。キャストで言うと金山の子分役のひとりを桐谷健太と言う人がやってますが良く知らないのですが面白い人ですね。気に入りました。あとラサール石井さんと小宮孝泰さんは出演してるのに渡辺正行さんは出てません。あと一歩でコント赤信号全員出演だったのに。惜しい(笑)。壬生義士伝にも出てた塩見三省さんも出てますね。この役者さんも好きです。あまりにちょい役で残念でしたが。
そうそう藤山直美さんも少しですが出演されていました。この人大好きなんですよね〜。とってもキュート。以前トーク番組に出演されていたのを拝見したのですが頭が良くてユーモアもあって何に対しても真摯。素敵な女性です。しかしウチの母が藤山直美さんを初めて見た時に発した一言は今でも忘れられません「うわっ。(父親の藤山寛美さんとあまりにそっくりな顔で)かわいそー!」(爆)。
「風の絨毯」の感想
(03年9月鑑賞)
飛騨高山のお祭りの山車に使用されるペルシャ絨毯をめぐるお話。ペルシャ絨毯の用意をまかされた誠(榎木孝明)は娘のさくら(柳生美結)と共にイランへ絨毯を受け取りに行くが手違いで依頼した製品はまだ完成していなかった。慌てて絨毯作りにとりかかるが果たして祭りに間に合うのか?と言った内容。さくらに思いをよせるようになる現地少年ルーズベとの交流なども描かれる。
ペルシャ絨毯と言ったらバカ高い値段で売られていますがこの映画で初めて作り方を知って納得しました。縦糸に毛糸をちょこっと引っかけてはチョン切る引っかけてはチョン切るの繰り返し。すっごい地道で時間のかかる作業です。むろん高い技術力も要求されます。機械を使用しない昔ながらの製法って大変です。
そしてイランはイスラム教圏。風俗や習慣もとても日本と同じアジアとは思えないくらい違います。よくアメリカ映画なんかでヘンテコリンな日本が出てきますが、この映画もイラン人から観たらツッコミどころ満載のイランの描き方をしているのでは?と思ったのですが、話しによるとイランでも上映されて大ヒットしているとのこと。ってことはそんなに突拍子の無い描き方でもないんですね〜。なんか強烈なイラン人キャラ多かったです(笑)。普段あまり馴染みのない世界の様子が描かれているだけでも面白かったです。
あ、それと工藤夕貴さんも出演されているのですが実はあんまり好きな役者さんではありませんでした。でもすっぴんメイクとか素朴な演技とか意外と感じが良かったです。化粧しないほうが好きかも。工藤さんが米国SFテレビドラマ「エンタープライズ」のサトウ役のオーディションを受けて不合格だったと言う話しを聞いた時はそのシリーズのファンだったわしはホッと胸をなでおろしたものでしたが、もし合格してたらそれはそれで別に良かったかな〜、なんて思いました。もちろんリンダ・パクのサトウをみたらもう他の人のサトウは想像できませんが。でももし工藤さんだったら日本でももっと注目を集める作品になってたかも。
「10日間で男を上手にフル方法」の感想
(03年8月鑑賞)
女性誌でHow To物担当のアンディは「10日間で男を上手にフル方法」と言う特集をすることに。フルためにはまず男を捕まえなくてはならない。アンディはあるバーで偶然ベンと出会いターゲットに決める。ベンはベンである大きな取引のためにアンディと付きあい恋人としてパーティに連れていくという賭けをしてしまう。10日でフラれなければいけないアンディと何が何でも別れる訳にはいかないベンの奇妙な交際が始まる。アンディはベンにフラられるために色々ヒドイ事を仕掛けるのだがベンは我慢強く付き合い続ける。やがてふたりは本当に惹かれあってゆくのだが、さて・・・。といった内容。
軽いラブコメなのでお気楽に楽しめます。暗い作品や重たい作品、或いは豪華な超大作なんかを続けてみているとこーゆー軽いのもたまにはほっとします。撃ったり斬ったり殺したりってのがありませんからね(笑)。しかしアンディ役のケイト・ハドソンの笑顔ってとてもかわいらしいですね。顔自体はそんな好みでもないんですけど(笑)。
是が非でも観に行くべきだ!って言うほどではないですがこのテの映画が好きな人にはおすすめできると思います。
「パイレーツ・オブ・カリビアン 〜呪われた海賊たち〜」の感想
(03年8月鑑賞)
エリザベスは子供の頃海で気を失ったまま漂流するウィルという少年を助ける。ウィルはバルボッサ率いる海賊団が血まなこで探すメダルを持っていた。やがてふたりが年頃になったころ町にバルボッサ率いる海賊団が攻め込んでくる。そこにカリブ一帯で有名なお訊ね者の海賊船船長のジャック・スパロウも加わりメダルと呪いと海賊団をめぐる大冒険が始まる。
なんでもディズニーランドのカリブの海賊というアトラクションが元らしいですね。ディズニーランドには一度も行ったことないのでどのようなものかは知りませんが。物語は往年の海賊モノの王道を行くような作りですね。海に嵐にフェンシング、宝物にヒロイン・・・。ひとつひとつの場面のアクションはスピード感があるのですがストーリーは意外と展開が遅い印象でした。いや、よくある展開なのでそう感じただけかもしれません。王道を踏襲するところの弱点の部分でしょうかね。出尽くしてる。展開に対して時間使いすぎのきらいもあります。もっと絞ったり省略したらさらに面白くなったと思います。ジャック・スパロウ役のジョニー・デップが楽しいですね。隈取りのように見えるまぶしさ防止のチャコールが最高っ(笑)。指輪物語のレゴラス役でブレイクしたウィル役のオーランド・ブルームもまずまずです。エリザベス役のキーラ・ナイトレイは「ベッカムに恋して」でブレイクしましたがファントム・メナスのアミダラの影武者役もやってたんですね。知らんかった〜。
「天使の牙 B.T.A」の感想
(03年8月鑑賞)
頭を撃ち抜かれて死亡した麻薬王の愛人の体に全身を撃たれて殉職した女性刑事の脳が移植された。強制的に他人にされ、その秘密は誰にも打ち明けることは許されない。たとえそれが恋人の同僚刑事であっても。苦悩を抱えたまま女性刑事は麻薬王の元に潜入捜査にでかける。
なんか深夜にやってるB級、C級のVシネマでも観てる印象でした。キャストをそろえたり映像に凝ろうとしていたり努力の跡はあるんですけどね〜。イマイチ乗り切れなかったです。ごめんなさい。中途半端な奇想天外さが命取りだったよーな。大沢在昌さんの原作小説を読んでないません。もしかして原作ファンに向けた作りだったのかな?読んでないと楽しめないとか。あるいは小説を正直に映画化しすぎたとか。どちらにしろ原作読んでないんでなんとも言えませんが一本の映画としてはかなり不十分な出来だった気がします。VシネマにはVシネマの良さというものがありますがこの作品にはそーゆー良さもありません。ま、Vシネじゃないんだから当然ですが。Vシネと割り切ってVシネ用に作ったほうが成功したんじゃないかなあ。無責任な感想です。麻薬王役の萩原健一の存在感はなかなか面白いんですけどね。とりあえず無理に劇場で観る必要はないですね。ビデオ化を待って観てもなんら支障なしです。
「トレジャー・プラネット」の感想
(03年8月鑑賞)
ディズニー映画。原作は小説の「宝島」。大海を宇宙に、帆船を宇宙船に置き換えSFに仕上げました。財宝を目指し冒険の旅に出る基本のストーリーはまったく同じ。2Dと3Dがうまく融合していないヘタクソなCG多用の映画が多い中とても自然で上手に技術を利用している印象。原作の名作「宝島」を読んでいるとちょっと物足りなく思うストーリーかもしれないけどうまくまとめているとも言える。いろんなクリーチャーが小気味良く動くのはさすがディズニーってところでしょうか。モーフ一匹欲しい〜(笑)。
「茄子アンダルシアの夏」の感想
(03年8月鑑賞)
約50分くらいの作品で最初から入場料は1000円だったりします。サービスデーだけどありがたみが少ないですね(笑)。
舞台はスペイン。「世界三大自転車レース」のひとつ、ブエルタ・ア・エスパーニャに挑む青年の話し。スポンサーからは良い成績をあげないと首を言い渡されそう自転車レーサーのぺぺ。最後ののぞみをかけて真夏の猛暑の中、故郷アンダルシアのコースをひた走る。
スピード感あるレース中の映像とたんたんとしたストーリー展開のバランスが絶妙。自転車レースの事をしらなくても楽しめるし知ってたらよりたのしめます。兄弟の関係、義姉と主人公の関係などをどろどろさせずに描いているのも好き。それもぺぺ役の大泉洋の演技によるところが大きいかな。とても自然で良いです。あとレースのテレビ中継の実況と解説がうまい(笑)。そして何よりエンディングテーマが最高!。大好きな忌野清志郎さんです。小林旭で有名な「自動車ショー歌」の自転車版、その名も「自転車ショー歌」(笑)。清志郎さんは自転車好きで有名ですからね。まさにぴったりの人選でしょう。
「さよなら、クロ」の感想
(03年8月鑑賞)
ある高校に迷いこんだ一匹の黒い野良犬「クロ」とそれにまつわる人々の青春ストーリー。一応原作は実話に基づいてるらしいです。主な舞台はクロが迷い込んで来た60年代くらいの時とその10年後くらいのふたつです。かなりノスタルジックな雰囲気なのですがいつの時代も共通するような青春のドラマを描いているためそこまで古臭くはかんじません。将来に不安を持ち未来を決めあぐねする姿は自然と昔の自分と重ね合う人がほとんどなのではないでしょうか。あおくさく感じたり正直すぎる演出に照れてしまうところもなくはないですが淡く切ない青春の心を丁寧に描いているところに好感がもてます。自分の学校にはクロはいなかったけど基本は同じだな〜、なんて思ったりします。場内からはすすりなく声も聞こえたけどそこまで悲しくはありませんでした。泣くぞ!と思って観に行くと失敗するかもしれません。感動大作ってわけではないし。どっちかと言うと観終わってほっこりした気持ちになる映画です。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の感想
(03年8月鑑賞)
すごい観客数でした。ってか満員でした。週末の1000円デーと言うのをのぞいてもすごい人気ですね。朝一番で最初に今日観る予定のチケットをまとめて買ってなかったら多分入場できてませんでした。時間の都合で開始ギリギリに入場したのですが既にほとんどうまっていて仕方なくかなり後ろのほうに座りました。映画は前のほうで観るのが信条でいくら後ろのほうでも真ん中より後ろのことはなかったのであんなにスクリーンから離れて観たのは生まれて初めてかもしれません。映画館の計算された構造上、前の観客の頭が気になるということはありませんでしたがスクリーン小っちゃかったなあ。作品の内容も映画映画してなくてスクリーンも遠い・・・。まるでテレビでみているよーでしたよ(苦笑)。でも劇場を意識しすぎてイマイチになっちゃってる映画化作品も多いなかテレビ版の良さを踏襲した佳作に仕上げたのは良かったと思います。テレビ版のファンは充分楽しめるしテレビを知らない人にもちゃんと通じる作りだったと思います。ま、テレビを知ってたほうが楽しめるのは当然ですが。ただシリーズでも最初のほうだけなんですが主役が元サラリーマンの刑事(おまけにテレビドラマに出てくる刑事に影響されまくり)とか、やる気のないベテラン刑事とか、トラウマをかかえる女性刑事とか、描かれてますよね?そーゆーこの作品ならではの設定が希薄になっているところがちょっと残念ではあります。かなーり他の刑事ドラマ作品との差別化がなくなってるとゆーか。このドラマの特徴のひとつであるキャリアとノンキャリアの対立構造はかろうじて描かれてますが。ま、スリーアミーゴスは逆に特化が加速してるのでいいか(笑)。
個人的には劇場版第一作よりこちらのほうが楽しめました。
「それいけ!アンパンマン(2003)」の感想
(03年8月鑑賞)
・短編「怪傑ナガネギマンとドレミ姫」(20分)
・長編「それいけ!アンパンマン ルビーの願い」(50分)
祖母と孫、母と子、家族全員、等々とにかくちっちゃなお子様が中心の中で男ひとりで鑑賞するのはかなり勇気がいりました。エロ本を買うより別冊マーガレットやりぼんを買うほうが勇気がいるのとちょっと似てるかも(爆)。ところでアンパンマンは嫌いでは無いのですが普段テレビでも観ないしわざわざ劇場で観るほどか?といったら正直そこまでではないんですよねえ。結局観客を含めて色々な観察するために鑑賞したと言うか・・・。もちろん作品もしっかりみましたよ(笑)。特に印象的だったのは上映前に「アンパンマンだから怖くないよね?」と不安そうにお母さんに聞いてた女の子が劇場を出るとき笑顔で「アンパンマン面白かったね!」と言ってた事でしょうか。やはり小さな子供が観る作品はこうでなくちゃいけません。人によってはあまりに勧善懲悪過ぎるとかストーリーが単純でマンネリだ、などとケチをつける人もいるかもしれません。でもあの笑顔みたらそんなことはどうでも良い気がしてきます。
しかし不思議なもので他の作品を観ている時に子供がギャアギャア騒いでいたらかなり怒っていたと思うのですが今回は全然気になりませんでした。相当にぎやかだったんですけどね(笑)。最初からそーゆーもんだってところがあるんでしょう。むしろ騒ぐ子供たちが面白かった。「バイバイキーン」と言ってバイキンマンば空の彼方に飛んで行くシーンでは笑いと共に一緒に「バイバイキーン」という子供たち。長くなってきて退屈して騒ぎだしていたのにアンパンマンがピンチになったら応援をはじめる子もいました。3〜4才の小さな兄弟に色々説明してあげてる小学校低学年くらいの子の姿も微笑ましかったです。
さてさて作品の内容についてですがテレビでやってるのとそう大差はない感じです。特殊効果が沢山使われていたり歌を歌うシーンがあってちょっと長かったりと劇場版ならではのところもあります。個人的に面白かったのは短編のほうではクラシックの名曲の一部が色々出てきたところでしょうか。ドレミ城のみんなが助けを呼ぶ時ベートーベンの運命の最初の音(ジャジャジャジャーン)の音符を飛ばすシーンなんかもありました。これを観た子が大きくなってバッハやハチャトゥリアンを聞いたとき「あー、アンパンマンで流れてた曲だ」なんて思うのでしょうか?(笑)。あとゲストで日本テレビの藤井アナが声をあててたりしてましたが結構うまかったですよ。長編のルビーは工藤静香さんがあてていましたがエフェクトがかかっている所はいいんですが素の声の演技ではイマイチなカ所もありました。うまいところもあったんですけどね。ルビーのテーマソングも本人が歌ってるところがあったのですがやはりイマイチ。ドリーミング・バージョンのほうが良いです。ま、自分があまり工藤さんの歌が好きでは無いからそう思うだけかもしれませんが。・・・内容といいつつ声や音楽の事しか言ってませんね(汗)。
「ライフ・オブ・デビット・ゲイル」の感想
(03年8月鑑賞)
死刑制度の反対運動に熱心な大学教授がねつ造レイプ事件で職を追われます。おまけに妻に離婚されてしまいます。で自暴自棄な生活を送っていたところ今度は冤罪で殺人犯として逮捕されてしまいます。下った判決はなんと死刑。死刑執行まであと4日と迫った時、彼はある雑誌の女性記者を呼びつけます。そして彼女に「自分は殺していない」と訴えます。果たして死刑執行までに冤罪は証明されるのか?本当に免罪なのか?時間は刻々とせまる!
と言った内容。正直今回観た映画の中では一番面白かったかな。色々な問題提起を含んでいるのでヘタをすると重たく堅苦しい社会派映画になる可能性もあるところをミステリー要素を強くして見事なエンターテインメントに昇華しています。ちょっと先が読めたりあからさまな展開もありますがそれも気になりません。シーンのつなぎ方も工夫があって好感がもてます。T2が面白かったのでかなりT3に期待をして観に行ったのですがシナリオ的に不満が残るものでした。その直後だったのでちゃんと練ってあるシナリオが余計に面白くかんじたのかもしれません。ただ派手なSFXや音響効果が目玉なわけではないので劇場の大画面で観る必要性は必ずしもないかもしれません。つまりテレビの小画面でも充分面白く観れる映画ってわけです。でも面白かったので皆さんにもビデオ化をまたず劇場に足を運んで興行収入に少しでも貢献してもらいたい気がします(笑)。
「ターミネーター3」の感想
(03年7月鑑賞)
また追加です。今日は「ターミネーター3」を観てきました〜。
いつも利用する映画館は土曜をのぞく毎日の21時以降上映分がレイトショーと言って1000円なんです。
帰りの電車の時間とかもあるのでタイミングの良い日にたまに利用するサービスです。
しかし一日に大量に観るクセがついてるので一本だけ観るのってなんか贅沢(笑)。
さてさてT3ですが第一作、第二作に続く続編です。
大ヒットしたシリーズなので知らない人も少ないと思いますがかなり乱暴なあらすじを言いますと「未来から送られてきた殺人ロボット(ターミネーター)と戦う物語」です(爆)
第一作からその基本は変わりません。
第一作はB級感があふれながらもきっちりSFをしてる佳作。
第二作はお話がしっかりしてるだけでなくアクションにも力の入った大作。
で今回の第三作は・・・
アクションとSFXがメインのC級大作ってかんじでしょうか(爆)。
いや、面白いカ所もあるんですけど展開に粗さがあってお話的には前二作の密度はのぞめません。
そして前二作を観ている人が観るという前提の元に作られてる節もあります。
前二作を観てない人は前二作を観てから観に行く事をお勧めします。
そして前二作で満足した人は3は無理に観にいかなくてもいいかも(爆)。
とりあえずターミネーター(シュワちゃん)とT-X(女ターミネーター)の戦いが目玉でありそのほかは適当といっても過言ではないでしょう・・・。
語弊を恐れず言うならば「蛇足」です。
欲を言うならサラ・コナー、ジョン・コナー、ケイト・ブリュースター(新たに登場のジョンの幼なじみの女性)&その父、あたりのドラマを中心にもっとしっかり描いてほしかった。
ま、オチは好き嫌いが分かれると思います。
個人的にはアリでもいいけどもうちょっとそれまでの過程を・・・、ってとこでしょうか。
なんか前二作がかなり面白くて好きなので多少辛口になっていますが映画としては大絶賛といかないまでもある程度のレベルはクリアしていると思います。
↓以下ネタバレもあるので反転させて読んでください
「第二作であんなに苦労して回避したはずの審判の日がいとも簡単に「伸びただけ」と言って戻ってくるのってどうなんでしょう。
水素電池のくだりが小さな伏線にしてあったり、T-1なんていう元祖ターミネーターが登場したり小ネタはちりばめられてるんですけどね〜、大スジが漠然としすぎていて効いてないんですよ。
惜しいというか残念というか。
あとツッコミどころも満載。
ま、それは前二作も同じですけど大スジのお話が面白く練ってあるから気にならないんですよね〜。
ジョンもケイトもあっさり殺せる場面が沢山あるのに殺さないし。
例えばケイトの婚約者の格好のまま近づいたらいいのにわざわざ元の姿に戻りながら近づくし。
大チャンスにごたくを並べてる間に逆転される大昔のアニメじゃないんだから。
T-Xにプログラミングされたあとのシュワも変。
勝手に自分で機能停止にできたり、すぐ呪縛が解けたりって安易すぎない?
T-Xのプログラムって電源ひっこぬいたらリセットできるような何って事ないものにみえてしまいます。
未来でジョンを殺した本人が過去でジョンの味方をするって設定なんかはかなり好きなんですけどねえ〜。
あんまり活かされてない。そんなところも惜しい、というかもったいない。
あとつっこみついでに細かいことを言わせてもらうと米空軍の、しかもコンピュータやシステムを管理するような秘密の部署になんで高エネルギー加速器のような実験装置があるのでしょう?。
ミューオンや中性子を使ってニュートリノや素粒子の研究をする装置なわけであきらかに基礎科学の世界のモノです。
空軍や核兵器管理システムには絶対必要のない・・・というか場違いな施設。
秘密の部署だけにカムフラージュのためにある、ってことにしても無理がありすぎ〜(笑)。
ま、そんな事が気になるのは脚本が今一歩だったって事かもしれませんね〜。」
あと映画とは前々関係ありませんがジョン・コナー役のニック・スタールってアレキサンダー・シディグ(DS9ベシアなど)系のラクダ顔ですね。
よく似てる(笑)。
「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」の感想
(03年7月鑑賞)
試写会が当ったんで今日「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」を観てきました。
製作費500万ドルのインディペンデント映画にも関わらず2002年米国で2億ドルを越える大ヒットを記録した映画です。なんでも2002年に米国で興行収入が2億ドルを突破したのは「スパイダーマン」「スター・ウォーズ エピソード2」「オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー」「サイン」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」と、この「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」だけだそうです。
内容はハート・ウォーミングなラブ・コメディと言ったところ。
主人公のトゥーラはギリシャ系の容姿にちょっと自信のない女性でいわゆる行き遅れ(30才って設定ですけどね)。これではいけない「自分は自分で変えなくちゃ!」と奮起をするところからお話は始まります。しかし、ようやく理想の恋人が出来たもののギリシャ系の男しか認めないと言う頑固な父や一族がいたり、しきたりの相違があったりなど前途は多難。さてさてどうなることなるやら・・・。
って感じです。
宣伝をみて想像していた内容とはちょっと違ったけど楽しかったです。
笑いを誘うシーンもベタとかあざとさとかの一歩手前で好みのバランスで良かったです。
結局は恋人同士のお話と言うより結婚における家族とのドタバタが主題ですね。
そーゆーのってどこの国でも一緒なんだな〜、と(笑)。
ただ「結婚したくない人は(したくなっちゃうので)観ないでください」とか「日本の結婚率をあげてみせます」というコピーはちょっと大げさなような(笑)。
ま、確かにお気楽に観れる佳作に仕上がってるので誰でも楽しめると思います。
「チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル」の感想
(03年7月鑑賞)
2000年に公開された映画の第二弾。もともとは70年代アメリカのテレビドラマシリーズの焼き直し。3人組の女性探偵の物語。テレビ版は結構観てましたが映画は全然別モノですね。CGやワイヤーアクションを多用した活劇となっていてお話は二の次ってかんじです。テレビのほうが好きだったなあ。個人的にはあんまりのりきれなかったっていうか。趣味の問題ですけど。好きな人は好きなんだろうなあ。前作のテイストが好きだった人は同じかんじなので大丈夫です。テレビ版のキャストがゲストでちらっと出ていたりするところは良かったです。あと赤ちゃんの頃からフルハウスに出演していて馴染みのあるメアリー&アシュレー・オルセン姉妹を発見しました。ちょっと嬉しかったり。ずいぶん大人になっていました(笑)。
「ミニミニ大作戦」の感想
(03年7月鑑賞)
ある窃盗グループがベネチアで大仕事を成功させるが裏切り者が出て丸々上がりの金塊を奪われる。数年後裏切り者から金塊を奪い返し仲間のかたきを打つため再びグループが立ち上がる。そして逃走にミニクーパーを使った作戦を立てる。果たして成功するのか!?・・・ミニクーパーを使うところから邦題がミニミニ大作戦なんだと思うのですが、なんだかなあ。原題のThe Italian Jobで良かった気がします(笑)。
なんか実写でルパン三世でも観てるかんじで結構楽しめました。結構いろんな要素がつまっててヘタすると散漫になりかねないところを適当な省略でうまくまとめています。あんまり込み入ってない判りやすいストーリーなんで誰でも楽しめる気がします。なによりそれぞれのエキスパートが集まるところが好きです。それぞれキャラが立ってるし。ルパン三世の次元や五右衛門の何が良いってガンの名手だったり剣の達人だったりするところですが、ミニミニ大作戦の窃盗団も窃盗プランナー、爆発物、運転、金庫破り、コンピューターのそれぞれエキスパートが集まります。それだけでなんかワクワクしますよね〜。
確かに「もうちょっと詳しく描写してくんないとー」ってなところもあるんですが全体のテンポとか考えるとしょうがないでしょう。沢山出るキャラ説明から何から全部を短い時間で詳しくするのは無理ですからね。今回で大体のキャラがわかったのでこのチームでもう2〜3作戦観たい気も(笑)。
あ、それから音楽もテクノ系で結構合ってました。で、結構好みでした。サントラあったら聞きたいな〜。映画音楽って映画に合ってるってのが第一条件ですが出来ればそれだけ聴いても面白いのがベストですよね。この前観たマトリックスとか映画には合ってるだけどそれだけ聴くとイマイチ面白くなかったです。リロ&スティッチなんてのはハワイのトラディショナルからエルビスとか使ってて良いんだけどオリジナル曲の印象は少ない。うーん。なんかサントラについてもワンコーナー作りたくなってきた(笑)。
「ムーンライト・マイル」の感想
(03年7月鑑賞)
ヒューマンドラマ?かな。結婚式直前に死亡した娘の両親の家で過ごす事になったお婿さんが主人公。その主人公は色々良くしてくれる娘の両親になかなか言い出せない秘密があった。実は娘が死亡する三日前に二人は別れて婚約も破棄していたのだ。さーて3人の奇妙な関係と生活はどうなっていくのか?ってはなしです。死んだ娘の父役がダスティン・ホフマンなんですがいい味だしてます。70年代前後の音楽なんかもいい味出してました。ストーリーも結構ちゃんとしてて楽しめました。人の世のしがらみって大変です。自分に正直に生きるって難しいことですが大切ですね。
「EX(エックス)」の感想
(03年7月鑑賞)CM制作会社のスタッフと命を賭けて遊ぶボーダーやスキーの五輪メダリストがCM撮影のために雪山に行ってそこで色々な事件に巻き込まれる、と言った内容。事件というのが雪山で潜伏中の悪人(フセインかビンラディンみたいなやつね)に出会って命を狙われる・・・というのはちょっと無理やりなかんじもしますが(笑)。ストーリーもそこそこありましたが、やはりスキーやスノボなんかの映像を楽しむ映画なのかな。雪山滑りは迫力ありました。
「8 MILE」の感想
(03年6月鑑賞)
ヒップホップ界の雄、エミネムが主演の映画。内容もラップバトルなどを扱っておりエミネムの自伝的要素もあります。分かりやすいサクセスストーリー仕立てになっているのでヒップホップやラップについて全然知らない人でも楽しめると思います。ただ知っていたほうがより楽しめるのは言うまでもありません。って言うかそういう面の説明って極端に少ない映画とも言えます。米国やデトロイト、黒人や人種差別、ラップや音楽業界の事なんかですね。8マイルって言うのも知らないと単なる地名くらいとしか分からないですもんね。ま、ラップの才能のある若者がラップバトルや色々な事件を通して成長していく青春物語、として充分面白かったです。
「サラマンダー」の感想
(03年6月鑑賞)
ロンドンの地下鉄工事で掘り出されてしまった太古の生物(サラマンダー:火を吹く竜)があっというまに世界に広がり人類を滅亡へと追いやる。さて人類はどうやって生き残るか?と言った内容。期待してたわりには面白くありませんでした。サラマンダーが掘り出されてから数年後に人類が滅亡の危機に瀕している場面までがあまりに突然なんです。ストーリーのつめが甘すぎると言うか・・・。ただ美術やSFXはそれなりのレヴェルにあったと思います。
とりあえず脇役ですがアレキサンダー・シディグ(DS9ベシア役ほか)が出演していたのは嬉しかった(笑)。
「ハンテッド」の感想
(03年6月鑑賞)
コピーに「特殊部隊の殺人マシーン VS 育て上げた男」とありますがまさにそのまんまの内容。殺人マシーンを育て上げた男「L.T.」をトミー・リー・ジョーンズが演じています。アクションや追跡劇あり、舞台もジャングルから市街まで、と色々です。盛りだくさんなのはいいのですがそのためちょっと散漫になった印象です。背景とか舞台の美術もイマイチでした。トレッカー(追跡者)の側面にもっとピントをしぼったら良かったのになあ。あと師匠と弟子の関係をもうちょっとうまくドラマにしてほしかった。
「NARC」の感想
(03年6月鑑賞)
ナークとは潜入捜査官のことです。ある警官殺しの犯人を逮捕するために元麻薬の潜入捜査官と殺された警官の元相棒がコンビを組んで捜査に乗り出す、と言うお話。よくあるお話です(笑)。それなりにどんでん返しとかも用意されてたんですがよくあるお話だけにオチが読めてしまって・・・。ラストシーンもあれで良かったんかなあ?。でも映画としては一応それなりのレヴェルにはまとめられてたでしょうか。あと観る人の好みにもよるかなあ。
「めぐりあう時間たち」の感想
(03年6月鑑賞)
1923年と1951年と2001年に生きる女性のある一日を描く。全然違う人生を送る3人がヴァージニア・ウルフの小説「ダロウェイ夫人」を通して物語がひとつにつながってゆく。・・・と書くとなんかタイムマシンとかSFっぽいかんじですがそんな要素は一切ありません(笑)。人生の意味とは?人のしあわせとは?女の一生とは?そんな事を考えさせます。美術と音楽も美しくて良かったです。
1923年のヴァージニア・ウルフ役のニコール・キッドマンがアカデミー主演女優賞を受賞しています。しかし、ウルフ役のニコールと本物のウルフってえらい違いますね〜。
ま、ヘタに似せようとするよかいいか。
「マトリックス リローデッド」の感想
(03年6月鑑賞)
99年に公開された映画「マトリックス」の続編です。さらに今年中に第三弾の公開も決定されています。第一作は一本で完結していますが今回のリローデッドは完璧に「次作へ続く」と言った終わり方をしています。賛否はあると思いますが第一作を楽しめた人ならば楽しめる出来だと思います。また「アニマトリックス」という作品がDVDで出ていますが映画本編では描かれていない裏ストーリーのようなものが短編アニメ9本にまとめられています。これがひじょーーーに良い出来なのでリローデッドを観る人には是非アニマトリックスも観てほしい。わしなんてむしろアニマトリックスのほうが・・・ゴホゲホ。いや、今年の年末に公開されると言う「レボリューションズ」を観ない事には真の評価は望めない気もするんです。とりあえずスピード感のある映像と小難しいセリフ回しが印象に残る映画でした。さて多少大風呂敷を広げた感のあるリローデッド。それをレボリューションズでどのように閉じるのでしょうか。とても楽しみです。
「トゥー・ウィークス・ノーティス」の感想
(03年6月鑑賞)
サンドラ・ブロック主演のラブコメです。サンドラ演じる弁護士がいつも敵対していた企業の優柔不断の坊ちゃん御曹司に雇われるところからはじまるドタバタってかんじです。気楽に観れる一本です。ってかリローデッドとコアというちょっと濃い2本と一緒に観たので軽さが丁度よかったです(笑)。ま、普通の時みたら多少薄っぺらな感じがしたかもしれんです。ラブコメといいましたがラブ3のコメ7ってところでしょうか。ってかラブコメってそんなに観てないので判らないのですがほかのラブコメも案外こんなもんなんかもしれんですね。
「ザ・コア」の感想
(03年6月鑑賞)
結構よくあるタイプの映画ですが最近観たこの手の中では一番楽しめました。地球のコアが静止し磁場が狂い天変地異が起きて人類が滅亡するのを防ぐにはどうしたらいいのか!?。地球の中心に向かって急遽開発したマシンに乗って出発するクルーたちは見事ミッションをクリアし人類滅亡を防げるのか!?。と言った内容。かなり乱暴に言うならばアルマゲドンとかID4とかK-19とかサラマンダーとか宇宙戦艦ヤマトとかも同じたぐいかも。人類の存亡を賭けて主人公が冒険するわけですな。ただエンドロールにもサイエンスアドバイザーとかでDr.○○と言う名前があるだけあって、それなりに話しに真実味を出そうと色々工夫しています。それがある程度成功してるので似たようなお話の映画と差別化ができているのではないでしょうか。それでもあやしいところはあるんですが、ま、気にならない程度です。各キャラも特徴をつけようとしてる努力があるし。そして何より誰も見たことのない地球の内部を分かりやすいビジュアル化にして見せようとする心意気が良いです。ミクロの決死圏とまで言ったら褒めすぎですがその姿勢はあっぱれと言えます。展開が片手落ちだったり急だったり大事なところが抜けてたりもうちょっと詳しく描写して欲しいカ所も確かにありましたがそれなりに楽しめたので良しとします。
「X-MEN2」の感想
(03年5月鑑賞)
スタートレック劇場版第10作になる「ネメシス」の試写会に行ってきました!
面白かったです。
良くも悪くもハリウッド的エンターテインメント作品に仕上がっていてこれまでのシリーズではまれなかった人でも大丈夫です。
テレビシリーズを含め一切スタトレを知らないと言う人でもそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか?
とりあえずみなさん!劇場へGO!です(^o^)/
今日最後のネメシス(5回目)を観るついでにX-MEN2(字幕&吹替)も観てきました。
5/11日にテレビであるX-MENの第一作は麦人さんがパトリック・スチュワートの声をあててると聞きましたが今上映中のX-MEN2の吹替は大木民夫さんでした。
あの顔から麦人さん以外の声が出るとちょっと違和感がなくもないですが声質的には麦人さんより大木さんのほうが近いでしょうか。
大木さんにあまり固定イメージを持ってないのでぜんぜん気にせず観れました。
大木さんで浮ぶのってトップをねらえ!のタシロくらいだから(笑)
どっちかというとストームやウルヴァリンの声のほうがあんまり合ってなかったかも。
中身ですがけっこう楽しめました。
かなり盛りだくさんに詰め込んであるかんじだけど基本のスジは単純だしテンポ良く見せるのでストレスが溜まりません。
しかし第一作に出ていたトードやセイバートゥースは全然出なかったのはちょいと残念だったかなあ。
まあX-MENのキャラってウジャウジャいるからしょうがないですよね。
ナイトクローラーは登場しましたが全然ミスティークの血縁って設定出てこないし(笑)
アイスマンも登場しましたね。
なんかローグといい仲ですがいいのでしょうか。
ガンピットもジョセフも未登場だからいいんかな?
ポラリスやオパールも登場してないし(笑)
お気に入りのビーストやガンビットもそのうち登場してほしいなあ。
あとビショップなんかも好きなんですよね〜。
そうそう、ちらっとコロッサスらしいやつ(体中が金属っぽくなるやつ)が出ましたね。
ウルヴァリンとの合体技「ファーストボールスペシャル」を使う日はくるのだろうか(笑)
なんか続編もまた出来そうな雰囲気なんで色々楽しみです。
あ、でも原作は全く知らなくても大丈夫です。
ただひとつ重要なのは必ず第一作を観てから観に行ってください。
じゃないとさっぱり訳わからんと思います。
だいぶ前観たから記憶もおぼろげだなあ、って人も再度みて把握し直す事をオススメします(笑)
それにしてもジーンがもてもてですね。
わしなら絶対ハルさんを選ぶけどなあ。
って、誰もきーてないって(笑)
ハルさんいいね〜。
チョコレートはあんまし面白くなかったけど(ぼそ)
そうそう、御存知の方も多いと思いますがネメシスにX-MENの監督のブライアン・シンガーが出てるんですよ!
ほんのちらっとですけど。
ネメシスを5回も観ましたからね。
わかりました。
みなさんも探してみてください(笑)。
しかし今更ながらにブライアン・シンガーってX-MENを撮るのにはなかなかうってつけの人物だな〜、と思います。
結局ミュータントってマイノリティの象徴なんですよね。
有名な話しですがブライアン・シンガーってユダヤ系でゲイなんです。
差別とかそーゆーのをとてもリアルに感じてきたはずなんです。
そーゆー描写があまり鼻につかない感じでうまく折り込まれているのもそんなところがあるんじゃなかろか、と思うのです。
単なるエンターテインメントとしても充分楽しめますが、ちょっと見方を変えるとまた違った側面も見えてきます。
やっぱり映画ってそういうもんじゃないといけんですよね!
「シカゴ」の感想
(03年5月鑑賞)
オスカーを賑わせたミュージカル映画。傑作ミュージカルの映画化。舞台女優を夢見る殺人を犯した女性の物語。ロキシー役のレニー・セルヴィガーの歌がなかなか良くてびっくり。主演女優二人の妖艶なダンスも素敵でした。個人的にはクイーン・ラティファの豪快なママ・モートンも良かったなあ。ストーリーもロキシーとヴェルマの駆け引きが楽しくてテンポ良くすすんでいきます。舞台未見の人も十分楽しめる一作です。
「リロ&スティッチ」の感想
(03年5月鑑賞)ディズニー・アニメ。破壊本能しか持たないおたずねモンスターが女の子のペットに!?。まずCG全盛の近年のアニメには珍しく手描きのかんじが大切にされている点に好感。ストーリーは家庭崩壊とかシビアなテーマを扱ってたりしてますが爽やかにまとまってます。リロの動きなどはさすがです。舞台がハワイってのも良いし、そして何より随所に出てくるキング・エルヴィス・プレスリーの歌が最高!
「スピリット」の感想
(03年5月鑑賞)
ドリーム・ワークス制作のアニメ。西部開拓時代の野生馬の物語。邦題は「きれいな涙スピリット」で宣伝文句も「きれいな映画を見よう、見たかった映画、3本分。」「お母さんが泣いた。なんだか、うれしかった。」とか明らかに婦女子を狙ったコピーです。でもはっきり言って全然そんな内容ではないです。宣伝の失敗です。この映画はバリバリ男の物語です。ネイティブ・アメリカンと野生馬の熱いそれでいて奇妙な友情。引き裂かれる恋人同士(馬だけどね)。再会。白人侵略者との戦い。屈しない精神の気高さ。ま、泣けない事もないけど宣伝文句とは明らかに違いますね。あとこれは重要!必ず字幕版で観てください!吹替え版の日本語の歌は最悪です。興をそがれること間違いなし。それに原語じゃないとマット・デイモンの声も聞けませんよ(笑)。しかし観客少なかったです。自分を含めて3人でした。エンディング・ロールが終わって立ち上がった時は自分一人でした。こんな事初めてです。サービスデイなのに。ほんと宣伝で損してるわこの作品。とりあえずまずまずの佳作です
「WATARIDORI」の感想
(03年5月鑑賞)
そのまんま渡り鳥の映画です。ストーリーと言うほどのものはなく記録映画といったおもむき。今にも柳生博や宮崎淑子のナレーションが入ってきそうな内容でした(笑)。飛ぶ鳥と並行して撮影された映像は見事というほかなし。鳥好きにはたまらない映画です。ある意味鳥嫌いにもたまらない映画かも(爆)。
「アイ・スパイ」の感想
(03年5月鑑賞)
エディ・マーフィー主演のスパイ・アクション。コメディータッチで気楽に楽しめます。この手のアクション映画はよく似たパターンに終始して面白くないわけじゃないんだけど新鮮味がない・・・という事が多いですがこれは大丈夫でした。コメディーの部分やちょっとした工夫が自分に合ったのかもしれません。中途半端なアクションコメディーはダメですね。アイ・スパイとか最近だとショウタイムとかかなりコメディー寄りで割り切ってるほうが好みです。そうじゃなかったら思いきりシリアスとか。うん、中途半端はいけません。
「魔界転生」の感想
(03年5月鑑賞)
山田風太郎原作の伝奇時代劇の映画化。幕府の転覆を狙う魔界から甦った天草四郎が次々と魔界から復活させた剣士を送りこみ柳生十兵衛がこれを迎え撃つ、と言った内容。以前、深作監督、沢田研二主演でも映画化されています。深作版とはかなりおもむきが違います。でも、まあ原作が原作ですからね。やはりスペクタルです(笑)。意外とふつーの時代劇としてもみれます(そうか?)。
「戦場のピアニスト」の感想
(03年4月鑑賞)
もっと泣けたり、戦争のむごたらしさを描いた映画かと思ってましたら違いました。
(確かにそういう側面も多少ありましたが)。
ひとりの芸術家が運命に翻弄される話し、と言ったほうがピンとくるかも。
「ウエスト・サイド物語(デジタル・リマスター)」の感想
(03年4月鑑賞)
レナード・バーンスタインは偉大だ!
ミュージカルなんてほとんど観ないんですけど。
ウエスト・サイド物語も今回初めて観たんですけど。
正直、古くさいエフェクトに引くところもあったんですけど。
でも面白かった!
今のこの時期だからこそ沢山の人に観てもらいたい作品かも。
特にアメリカのお偉いさん方には是非とも今観てほしいです。
争いや報復合戦のたどりつく先はいかなるものか。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想
(03年4月鑑賞)
この手のドキュメンタリー映画はやってる事自体少ないですよね。
それだけでも面白かったです。
別に大画面で観る必要性は少ない気もするのですが、しかし。
電波で垂れ流しにせず、金を払って意識的にきっちり観る、と言った点で劇場で観る意味があると思います。
「ブラック・ダイヤモンド」の感想
(03年4月鑑賞)
軽く観れるアクション映画。ありがちな展開も多々あるけどそれなりに楽しめます。
ただ少林寺木人拳とかの若いリー・リンチェイのアクションが目に焼き付いてるものにとってはちょっと物足りないかなあ。
アメリカでは弁護士が俳優に危険のないように色々アクションに制約をもうけたりするんですよね。
リーや成龍には不必要な事なんですけどね〜。
あ、DMXの起用は別に活かされてませんでしたね。誰がやっても同じかんじ。
それからエンディングロールが始まってすぐ席を立つとダメです。
途中にまだ色々あります。
「アマデウス ディレクターズカット」の感想
(03年3月鑑賞)
1984年に公開されてアカデミー賞8部門に輝いた名作でわしも大好きな作品です。まさかまた劇場の大画面で観れるとは思ってなかったので非常にうれしかったです。しかも20分もシーンが追加されました。オリジナルから削除されてる場面もありましたが(例えばベートーベンの登場のシーンなど)ストーリー描写がより細かくなり説明不足だったところも補われ「なるほど、そういうことだったのかあ」ってかんじでした。18年経ってもまったく色あせない映像の力も見事です。この手の回想シーンと現在の時間軸の2つで進めていく入れ子構造の物語は古来より沢山ありますが最も成功した例のひとつではないでしょうか。近年では昨年の発生の選ぶ「2002年最優秀映画賞」(謎)に輝いた「千年女優」がこの手でしたね。そうそう、千年女優のビデオ、DVDが早くも出ているようなので是非観て下さいオススメです。
「刑務所の中」の感想
(03年3月鑑賞)
花輪和一のマンガが原作です。花輪さんの作品は好きなのですが「刑務所の中」は未読だったのでマンガと比べることなく純粋に映画として観ることができました。ストーリーは花輪さんが銃砲刀違反で懲役刑をくらった時の実際の体験談が元になっています。小分けされた短いセンテンスが並べられた作りで波乱万丈的要素は一切ありません。平凡な日常(ただし刑務所の中の)がただ過ぎていく物語です。しかし普段の我々の生活では知りようのない世界はやはり特殊で小さなエピソードがどれも大変おもしろいです。主役の花輪さん役は山崎努さんでした。それがまた大正解。たんたんとしたモノローグはとぼけ具合が絶品で会場も何度も笑いが巻き起こっていました。映画作品として評価した場合はどうかな〜?ってかんじがしないでもないですが面白かったので良しとします(笑)
「ビロウ」の感想
(03年3月鑑賞)
いわゆる潜水艦モノです。ホラーっぽい感じで宣伝されていましたが、ホラー要素は少なかったです。どちらかといったら密室サスペンスとかいったほうが近い気がします。最近の潜水艦モノではK-19がありましたが全然こっちのほうが面白いです。K-19が色々な要素を詰め込みすぎて失敗していた点もビロウはちゃんと絞り込めてて好感がもてました。オチもちゃんと効いていましたしね。
■03年2月の映画マラソン
1月のサービスデイは元旦だったので観に行きませんでした。で、2月は4本観ました。
「オールド・ルーキー」「ケミカル51」「壬生義士伝」「トランスポーター」です。
特にオススメはオールド・ルーキーかな。あー、自分も頑張らないといかんなあ、って気になります(笑)あとは可もなく不可もなくってかんじでしょうか。どれもそれなりに楽しめますが途中ダレたりよくある展開だったり。結構惜しいなあ、というかあと一歩で大絶賛だったのに〜とかそんなかんじのもありました。
■02年鑑賞映画
(02年1〜5月鑑賞分)・・・だったと思う多分(笑)。
・wxIII(ウェイステッドサーティーン) ★★PやP2を期待するとダメです。それらが肌に合わなかった人には合う可能性あり。
・ミニパト ★★★★★見事です。最高です。でも3パターンランダム上映は金欠人にはキツイです。
・スター・ウォーズ エピソード2 ★★★★ビデオの小画面だとイマイチかも。
・スパイダーマン ★★★★スピード感で強引にみせるかんじ。お気楽に観るのが正解。
・タイムマシン ★★かなりB級です。特に後半。+10点はスタートレックへのオマージュがあったから(爆)
・バイオハザード ★★ホラーアクションってわりに全然こわくない。よくあるパターンで終始してます。
・サイン ★★ ビデオで充分です。大画面で観る必要なかったかも。つまり牧師が信仰をとりもどすまでの話し。
・ジャスティス ★★★大脱走というよりは法廷モノに近いです。
・9デイズ ★★独自の設定を活かしきれずによくあるアクション映画に。「あと9日」という緊張感がなくて残念。
・トリプルX ★★★派手に撃ちまくります。それなりにスカッとします。
・千年女優 ★★★★★拾いものです。音楽担当のファンだったのでそれだけを期待して観に行ったのですが(笑)最後はホロっと。
・ロード・トゥ・パーディション ★★★某撃ちまくり映画と同じ日にみました。一発の重みと鉄砲の怖さはこっちが上。
・たそがれ清兵衛 ★★★★★原作の藤沢周平テイストは少ない。山田洋次色濃し。リアルな殺陣と時代考証は高水準。
・ショウタイム ★★★★コメディに
・・・・・と中途半端なところでログが消失してました(^_^;)
ショウタイム面白いですよ(笑)。
「ET」の感想
(02年5月鑑賞)
毎月1日が1000円の日なので映画を見に行きました。
ETを見ました。
ちゃんと見たのは初めてでした。
面白かったです。
大ヒットをした映画のわりにかなり説明不足の不親切な作りだったのは意外でした。
大風呂敷を広げるだけ広げたまま全然たたまず終わってしまった感じです。
気がついたら強引に力技でもっていかれてました。
そう書くとなんかダメな映画のようですが良いんですよねえ。
なんでじゃろ?
ひとつ言える事は音楽が素晴らしい。
ジョン・ウイリアムスのベスト・スコアじゃないでしょうか。
映画を見たのは初めてでしたがサントラは大昔から持っていて良く聞いていました。
あの音楽が無かったら結構チープなラストに感じていたかも(笑)
「wxIII」の感想
(02年4月鑑賞)
毎月1日は映画の日で1000円なので映画を見に行った。
1000円くらいが相場だよなあ。
1800円とかって高すぎる。
今回はwxIIIを見た。
原作の廃棄物13号シリーズをグリフォンをからませずに短時間でまとめるにはこうするしか無かったんだろうな〜・・・ってのがまず最初の感想。
本編がはじまる前にミニパトの上映があったのですがむしろこっちのほうが良かった(爆)
押井監督節がバリバリに出ててこれだけで満足してしまったかんじ。
こちらは見事なひねくれウンチク物に仕上がっています。
本編はかなりとり・みき氏のセンチメンタリズムが表に出ていた気がした。
普通の映画作品として普通に見れるクオリティではありました。
根幹に関わる部分でディテールの描写に甘さを感じましたがこの作品には必要なかったのかもしれんなあ。
ついつい原作が頭にあるものだから比べてしまいがち。
荒唐無稽なようで実際はとてもリアリティに溢れている、というのがわしのパトの認識なのじゃが、WXIIIはまったく逆。
リアリスティックな作りなのにリアリティが全然ない。
どっちかというと怪獣映画やホラー映画として見る見方のほうが正しいのかも。
へたするとウルトラQになる。
従来の押井色のようなものを期待すると裏切られるけど、これはこれで良い味が出ていたとも言えるかな。